初版の刊行から15年が経過した。この間、日本社会の変化には目を見張るものが
あったが、食品・薬品業界でも消費者動向の面でも例外ではなかった。食品薬品の
品質管理面への消費者の眼はますます厳しくなってきている。本書の初版が刊行さ
れた頃は類書は皆無であり、本書は食品薬品の異物問題の唯一の専門書として関係
者の座右の書となった。しかし、15年の歳月の間に、次々刊行された類書の数は五
指では足りないほどとなった。このことは、異物混入がいかに企業や管理担当者を
悩まし、問題が増大し深く潜行してきているかを物語っている。
15年の間には学問技術の進歩も著しく、業界・消費者の世界の変化も顕著であっ
たので、これに沿って大部の書き下ろしを行い、全面的な改訂を行うこととした。
現場の実務技術にも対応できるような最新の技術指針やマニュアルも盛り込んであ
る。初版に欠けていたところを埋め、さらに充実したものになったと自負している。
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