薄膜太陽電池の開発最前線
〜高効率化・量産化・普及促進に向けて〜
[コードNo.05NTS131]

■体裁/ B5判・230頁
■発行/ 2005年 3月 10日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 39,900円(税込価格)
 
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 太陽光発電普及のためには、製造コストを低減しエネルギー変換効率を高めなければならない。薄膜太陽電池はこの課題を克服する技術として期待が大きい。その最新の開発動向、一部量産化されている製造技術の課題から、補助金打ち切りなどの業界動向までを解説する。

執筆者一覧(掲載順)
柳田祥三 大阪大学先端科学イノベーションセンター 名誉教授・特任教授 関西学院大学理工学部 客員教授
山本憲治 (株)カネカPV事業開発部 研究グループリーダー
白井肇 埼玉大学工学部機能材料工学科 助教授
室園幹夫 (株)クリーンベンチャー21 代表取締役
上迫浩一 東京農工大学大学院共生科学技術研究部 助教授
新倉ちさと (独)産業技術総合研究所太陽光発電研究センターシリコン新材料チーム NEDOフェロー
近藤道雄 (独)産業技術総合研究所太陽光発電研究センター センター長
野元克彦 シャープ(株)ソーラーシステム事業本部エネルギー事業推進センター 応用商品事業推進室長
高野章弘 富士電機アドバンストテクノロジー(株)太陽電池開発部 開発設計課長
仁木栄 (独)産業技術総合研究所太陽光発電研究センター 副センター長
櫛屋勝巳 昭和シェル石油(株)中央研究所第二研究チーム開発三グループ グループリーダー
根上卓之 松下電器産業(株)先行デバイス開発センター チームリーダー
齊藤和裕 (独)産業技術総合研究所光技術研究部門分子薄膜グループ 主任研究員
内田聡一 新日本石油(株)研究開発本部中央技術研究所プロジェクト研究センター シニアスタッフ
錦谷禎範 新日本石油(株)研究開発本部中央技術研究所 副所長
上原赫 大阪府立大学名誉教授/京都大学エネルギー理工学研究所 客員教授
今堀博 京都大学大学院工学研究科 教授/(独)科学技術振興機構さきがけ
梅山有和 京都大学大学院工学研究科 助手
宮坂力 桐蔭横浜大学大学院工学研究科 教授
箕浦秀樹 岐阜大学大学院工学研究科 教授
吉田司 岐阜大学大学院工学研究科 助手
内田聡 東北大学多元物質科学研究所 助手
藤原忍 慶應義塾大学理工学部応用化学科 専任講師
田中淳 昭和電工(株)技術本部技術戦略部 スタッフ・マネージャー
瀬川浩司 東京大学大学院総合文化研究科 助教授
鈴木栄二 信州大学繊維学部精密素材工学科 教授
舩岡正光 三重大学生物資源学部共生環境学科 教授
青柳充 コクヨ(株)RDIセンター研究開発室 リーダー/(独)科学技術振興機構 SORST研究員
富田孝司 シャープ(株) 取締役 ソーラーシステム事業本部長

詳細目次
1. 薄膜太陽電池の開発の現状と課題
Breakthrough and Perspectives for Cost―effective Solar Cells
はじめに
シリコン系太陽電池の現状と課題
次世代薄膜太陽電池としての色素太陽電池
DSCはなぜ次世代太陽電池として有望なのか
DSCの正孔輸送電解質
DSCの長期信頼性
結び
 
2. シリコン半導体薄膜太陽電池
2-1 多結晶シリコン薄膜太陽電池
2-1-1多結晶シリコン薄膜太陽電池の開発の現状
まえがき
薄膜多結晶(微結晶)シリコン太陽電池
大面積多接合薄膜シリコン(ハイブリッド)モジュール
結び
2-1-2多結晶シリコン(poly―Si)薄膜の高速形成技術の現状と展望
はじめに
高密度プラズマによるpoly―Si薄膜の高速形成
a―Si薄膜の短時間結晶化によるpoly―Si薄膜の作製
まとめ
2-1-3球状シリコン太陽電池の開発
球状シリコン太陽電池の特徴
TI社の球状シリコン太陽電池
球状シリコン太陽電池の技術
2-2 微結晶シリコン薄膜太陽電池
2-2-1水素を利用したCVD法による微結晶シリコン薄膜作製
はじめに
水素ラジカルCVDの製膜方法
水素ラジカルCVD法によって作製されたシリコン薄膜
微結晶シリコンの製膜速度
作製された微結晶シリコン薄膜の結晶構造
結晶構造の膜厚依存性
基板依存性
終わりに
2-2-2高周波シランガスプラズマを用いた高品質微結晶シリコン薄膜の高速作製
はじめに
これまでの微結晶シリコン高速製膜のアプローチ
“それぞれがつながったマルチホロー(ICMH:InterConnected Multi―Hollow)”型カソード板を用いた高速製膜法
2-2-3微結晶薄膜における結晶発生機構と制御
はじめに
製膜方法と膜構造
膜成長機構
膜構造制御技術
終わりに
2-2-4大面積・高効率薄膜シリコンソーラーセル
ショートパルスVHFプラズマCVD法によるシリコン結晶薄膜の大面積成膜技術
大面積・高効率薄膜シリコンソーラーセル
大面積集積セルのデバイス解析
結び
2-3 フィルム基板アモルファス薄膜太陽電池
フィルム基板太陽電池と製造プロセス
量産技術開発
応用用途開発
2-4 高効率薄膜シリコンハイブリッド型太陽電池の開発
多接合(積層型)薄膜シリコン太陽電池
大面積ハイブリッドモジュールの高効率化(HYBRID PLUS)
結論および今後の課題
 
3. CIGS系薄膜太陽電池
3-1 CIGS系太陽電池の高効率化への課題
はじめに
CIGS系太陽電池の高効率化技術
さらなる高効率化にむけて
まとめ
3-2 CIGS系薄膜太陽電池の大面積化と量産化
大面積化技術
量産化技術
3-3 CIGS系薄膜太陽電池高速製造技術の開発
蒸着法を用いたCIGS系太陽電池の開発
CIGS系膜の高速形成
CIGS系膜の大面積形成
CIGS系太陽電池の高速形成、大面積形成技術の展開
 
4. 次世代型薄膜太陽電池
4-1 有機太陽電池
4-1-1有機薄膜太陽電池の現状と課題
有機薄膜太陽電池の歴史
有機薄膜太陽電池の基本構造
有機薄膜太陽電池の動作特性
有機薄膜太陽電池の課題
まとめ
4-1-2発電効率を高める新構造の開発
はじめに
バルクヘテロ接合型有機薄膜太陽電池の光電変換特性
ハイブリッド型有機薄膜型太陽電池による高効率化
終わりに
4-1-3ナノ材料を活用した有機薄膜太陽電池の可能性
はじめに
ナノ材料とは
バクテリアの光合成系に見るナノ材料の活用
報告された有機薄膜太陽電池に見るナノ材料の活用
新規ナノ材料の活用による高効率有機薄膜太陽電池の可能性
終わりに
4-1-4ポルフィリン組織体とフラーレンを用いた有機太陽電池
はじめに
色素増感・バルクヘテロ接合型太陽電池
今後の展開
4-2 色素増感太陽電池
4-2-1色素増感光電池の開発―ガラス型からプラスチックフィルム型へ―
色素増感太陽電池とは
焼成法による半導体ナノ多孔膜の形成(色素増感ガラス電極)
低温成膜技術を用いるプラスチック色素増感電極の作製
塗布法によるフィルム電極の作製
カラフルでデザイン性に優れたフィルム太陽電池
塗布法によるプラスチック直列モジュールの作製
終わりに
4-2-2有機・無機ハイブリッド薄膜の作製と色素増感太陽電池への応用
はじめに
色素増感太陽電池のしくみ
電析法による酸化亜鉛薄膜の作製
酸化亜鉛/エオシンYナノハイブリッド薄膜の作製
酸化亜鉛/エオシンYナノハイブリッド薄膜の性状
色素増感太陽電池への応用
終わりに
4-2-3電子線利用による色素増感光電池のプラスチックフィルム化
はじめに
電子線照射による酸化チタン電極の焼成
電子線照射による電解質ポリマーの固化
終わりに
4-2-4亜鉛系素材を利用した色素増感太陽電池の開発
はじめに
マクロ/ナノ多孔質構造ZnO膜の作製法
エオシンY増感太陽電池
N―719増感太陽電池
今後の展望
4-2-5フレキシブル色素増感太陽電池の酸化チタンペーストの開発
はじめに
酸化チタン電極に求められる要件
気相法酸化チタンおよびそのペースト化
試作酸化チタン電極の特性
低温製膜用酸化チタンペースト
終わりに
4-2-6蓄電できる色素増感太陽電池“エネルギー貯蔵型色素増感太陽電池”
色素増感太陽電池と蓄電機能
導電性高分子を用いたES―DSC
セパレータの改良
電荷蓄積電極の改良
終わりに
4-2-7両電極発電による発電効率を高める新技術(鈴木栄二)
はじめに
n/pタンデム型DSCの概要
n/pタンデム型DSCの基本原理
n/pタンデム型DSC設計の現実
n/pタンデム型DSC試作例
今後の研究方向
4-2-8リグノフェノールを光増感剤とする色素増感太陽電池の作製
はじめに
機能可変型リグニン系素材の設計と誘導
リグノフェノール色素増感太陽電池の作製
光電変換能力に対するLPの構造の影響
推定メカニズム
終わりに
 
5. 補助金打ち切り、材料費高騰に向けての業界の動向
はじめに
住宅用導入促進事業の経緯と見通し
コストダウンの必要性
今後の動向
結び
 

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