工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ
[コードNo.08STA026]

■体裁/ B5判並製本 213ページ
■発刊/ 2008年 6月 27日 サイエンス&テクノロジー(株)
■定価/ 42,000円(税込価格)

触媒再生の初めての解説書!
避けられない劣化との戦うための調製、運転法、充填法、劣化原因推定、劣化対策、触媒再生

書籍趣旨
工業触媒は劣化との戦いであると言っても過言ではない。
劣化と戦うためには経験に基づく戦略と戦術が必要である。
 ○現在使用中の触媒は本当に適切に用いられているのか?
 ○もう少し活性や選択性は上げられないのか?
 ○触媒寿命をもう少し延ばせないのか?
 ○活性の良い触媒を開発したが触媒の寿命がどうしても短く工業化できない。
 ○どうしたら触媒の寿命が延ばせるのか?
それらを解決するためには劣化原因は何かを探し対策を講じる必要がある。又、劣化の避けられない触媒については最適な触媒再生をみつけなければならない。ゼオライト触媒プロセスでは再生技術が確立されたことによって工業化された例が多い。再生技術は工業化にとって重要な鍵を握っている。
 従来、触媒再生にについて書かれたものはほとんどなかった。触媒再生の初めての解説書でもある。著者の工業触媒開発40年の経験に基づく触媒サイドから見た触媒調製、運転法、充填法、劣化原因の推定法、解析法、劣化対策、触媒再生のノウハウが記述されている。

著  者
室井城  アイシーラボ (工業触媒コンサルタント) 代表
 【著者紹介】
  早稲田大学客員研究員、神奈川大学非常勤講師
  元エヌ・イーケムキャット(株)執行役員
  元触媒学会副会長
 【著者略歴】
1968年
 福島工業高等専門学校 工業化学科 卒業
 住友金属鉱山株式会社 入社
 住友金属鉱山中央研究所配属
1969年
 日本エンゲルハルド株式会社(現エヌ・イーケムキャット(株))
 市川研究所 出向
1970年
 日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
 化学触媒の販売、自動車触媒の販売に従事
1972年
 日本エンゲルハルド株式会社 大阪支店
 カスタム触媒の開発に従事
 公害防止VOC除去触媒の開発
1982年
 日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
 カスタム触媒の開発
 Engelhard社のProcessの ライセンシング
 カスタム触媒開発グループリーダー
1998年
 エヌ・イーケムキャット株式会社(旧日本エンゲルハルド株式会社)
 化学触媒事業部 事業部長
2000年
 理事・化学触媒事業部 事業部長
2002年
 事業開発部 燃料電池触媒&新規事業担当部長
 Engelhard社(現BASF Catalysts) ポリオレフィン触媒担当
2003年
 執行役員 化学触媒事業部
2005年
 触媒学会功績賞
2006年
 触媒学会副会長
 早稲田大学客員研究員
2007年
 エヌ・イーケムキャット株式会社 常勤顧問
 神奈川大学非常勤講師
2008年
 エヌ・イーケムキャット株式会社退社
 アイシーラボ (工業触媒コンサルタント) 設立
現在
 早稲田大学客員研究員
 神奈川大学非常勤講師
 アイシーラボ代表

主な著書 工業貴金属触媒  JETI社

目  次
第1部 触媒劣化
第1章工業触媒
工業触媒の特性
触媒反応
第2章工業触媒の寿命
工業触媒の寿命
固定床触媒
懸濁床触媒
均一系触媒
触媒交換
第3章劣化現象
触媒によって異なる触媒劣化
劣化現象
劣化モデル
発熱による熱劣化
第2部 劣化原因
第1章被毒物質
触媒毒
一酸化炭素
酸素
異物の付着
ハロゲン
硫黄成分
重金属
ローンペアを持つ化合物
10アルカリ金属
11ダスト類
12オレフィンの水素化における触媒毒
13その他の不明な不純物
第2章反応中生成する触媒毒
高分子化合物 (Tar成分)
塩基性物質
第3章触媒自体の変化
シンターリング
金属の凝集又は溶出
金属の昇華
相変化
金属価数の変化
錯体触媒の劣化
重合触媒
担体の変化
物理的原因による劣化
第4章ゼオライト触媒の劣化原因
ゼオライト触媒の劣化
酸点の中和
脱Alによる活性劣化
疎水性
細孔の閉塞
第3部 劣化原因の解析
第1章劣化触媒の分析
劣化触媒の分析試料
劣化原因の測定方法
反応速度
劣化原因の解析
第2章運転中の観察
懸濁床
固定床
第3章劣化原因の推察
反応による推察
反応系による推察
反応基質による推察
触媒による推察
反応条件による推察
その他の要因
第4章劣化原因の解析事例
エチレン分解副生油の水素化
Tarの生成
重金属の付着
ダスト類
排水処理
第4部 劣化対策
第1章前処理による劣化対策
原料の洗浄
原料の蒸留
吸着除去
酸化除去
還元除去
ダミー触媒
使用済み触媒による前処理
第2章最適触媒層の設計による劣化対策
触媒層の設計
多段反応層
固定床触媒の充填法
スケールアップの方法
ダウンフローによる延命
第3章運転方法による劣化対策
運転方法による劣化対策
触媒使用による劣化対策
繰り返し使用による触媒寿命の延命対策
系内への添加物による劣化対策
触媒寿命の延命法
第5部 長寿命触媒の開発
第1章カーボン質付着防止触媒
金属の違い
担体によるカーボン質の付着防止
酸強度の調整
ゼオライト触媒
ガソリンの改質(Reforming)
第2章耐硫黄触媒の開発
耐硫黄触媒
硫黄吸着サイトの増加
ハイブリッド化
芳香族の水素化
チタニアによるNOx選択還元
均一系担持触媒
第3章耐酸・耐塩基触媒の開発
耐酸・耐塩基触媒
耐酸・耐塩基性担体
合金化による耐酸・塩基触媒
第4章耐熱・耐水蒸気性触媒の開発
耐水熱担体の利用
合金化
ペロブスカイト触媒
担体との相互作用
金属シリケート
Mgの添加
多孔性シリカ
耐水熱性
第5章溶出又は凝集防止
溶出
液相酸化反応
アセトキシレーション
酸化エステル化
アセチレンの選択水素化
合金化
担体の溶出
第6章耐メタル触媒の開発
有機Si化合物
自動車触媒
脱硫触媒
FCC触媒
第7章高強度及び耐磨耗性触媒の開発
固定床触媒
ゼオライト触媒
流動床触媒
第8章均一系触媒
錯体触媒の劣化
配位子の添加による安定化
アリルアルコールのヒドロホルミル化
ブタジエンの二量化
触媒分離プロセス
超高活性錯体
第9章迅速寿命試験
寿命試験
迅速寿命試験
実際の反応試験
第6部 触媒再生
第1章湿式再生
洗浄再生
水洗浄
アルカリ洗浄
溶媒洗浄
超音波洗浄
湿式還元
第2章水素ストリッピング
固定床触媒
懸濁床触媒
第3章カーボンバーンと熱処理
カーボンバーン
カーボンバーンによる再生方法
半再生
スゥイングリアクター
連続再生
オフサイト再生
熱処理
第4章離脱成分の再添加と金属の再分散
助触媒の添加
Mo触媒の熱処理
金属成分の再添加
金属の再分散
第5章ゼオライト触媒の再生
ゼオライト触媒の再生
シクロヘキサノール
ピリジン
ジエタノールアミン
気相ベックマン
第6章均一系触媒の再生
ブチルアルデヒド
アリルアルコールのヒドロホルミル化
使用済み均一系触媒からの貴金属の回収
第7章再生触媒の利用
再生触媒
再生触媒の利用

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