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炭の製造と利用技術
−多孔質炭素の拡がる用途−

[コードNo.09NTS228]

■体裁/ B5判・328頁
■発行/ 2009年 6月 10日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 45,540円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-86043-163-1


※ 正誤表(PDF) ※
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● 吸着性、燃焼性だけではなく、電気特性、触媒反応特性など新しい機能の用途開発が活発になってきた活性炭、木炭、
  竹炭。それを有効利用するために、メカニズム、用途に合った最適な設計と利用技術を多数詳解する。


著者紹介

安部郁夫 環境炭素材料研究所 代表/活性炭技術研究会 会長
田門肇 京都大学大学院工学研究科 教授
桑垣整 環境技術サービス(有) 代表取締役/中国寧夏大学 客員教授
福原知子 (地独)大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究主任
浦瀬太郎 東京工科大学応用生物学部 教授
松岡毅 (株)クレハエンジニアリング商品事業部商品技術部 部長
小島昭 群馬工業高等専門学校物質工学科 特任教授
上石洋一 群馬県企画課科学技術振興室 室長
武藤明徳 岡山大学大学院自然科学研究科 准教授
丸山純 (地独)大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究員
福本真理子北里大学薬学部臨床薬学研究・教育センター 准教授
岩崎訓 (地独)大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究主任
梅澤美明 関西産業(株) 専務取締役
吉岡祐一 東洋電化工業(株)化成品部 主任
幾井亜弓 東洋電化工業(株)化成品部
甲斐登起雄東洋電化工業(株)化成品部 課長
坂輪光弘 高知工科大学地域連携機構 教授
長谷川貴洋(地独)大阪市立工業研究所環境技術研究部 研究員
町田基 千葉大学総合安全衛生管理機構環境安全部 環境安全部長/大学院工学研究科 教授
吉澤秀治 明星大学理工学部 教授
川口エリ子鹿児島県森林技術総合センター森林環境部 主任研究員
大平辰朗 (独)森林総合研究所バイオマス化学研究領域樹木抽出成分研究室 室長
柴田晃 RISCARBO(株) 代表取締役社長/立命館大学地域情報研究センター 客員研究員
熊谷誠治 秋田県立大学システム科学技術学部 准教授
戸井田康宏(株)ジャパンエナジー精製技術センター 主任研究員
大島久満 島根大学生物資源科学部 教務補佐員
北村寿宏 島根大学産学連携センター 教授
小幡透 鹿児島県工業技術センター化学・環境部 主任研究員
林聡 日本植生(株)岡山研究所 所長
横山理英 日本植生(株)岡山研究所
山口浩一 名古屋市工業研究所材料化学部 研究員
上村芳三 (株)気象データシステム 取締役
竹中勲 奈良県農業総合センター環境・安全担当環境保全チーム 主任研究員
山下浩一 (現)奈良県保健環境研究センター食品担当生活化学チーム 主任研究員
島上祐樹 愛知県産業技術研究所三河繊維技術センター開発技術室 主任
角田範義 豊橋技術科学大学物質工学系 教授
堤和男 豊橋技術科学大学 名誉教授/工学教育国際協力研究センター 客員教授

構成および内容

第1編 多孔質炭素の製造法と評価法

1多孔質炭素と炭素材料の仲間
2多孔質炭素の製造の原理と方法
3多孔質炭素の物性評価法
4おわりに
第2編 活性炭の製造と利用技術

第1章活性炭の種類と特性
1活性炭の特性
2活性炭の形状による分類
3機能による分類
4用途に合った活性炭の選定
5おわりに
第2章活性炭の工業的製造法と装置
1活性炭製造の特質
2賦活
3原料炭の製造
4賦活工程
5精製工程
6付加加工(薬品添着)
7再生炉
8おわりに
第3章活性炭の利用技術
第1節浄水・排水への利用技術
(1)生物活性炭の高度水処理への利用
1 生物活性炭の定義
2 生物活性炭の処理対象物質
3 微生物担体としての活性炭
4 浄水分野における利用と問題点
5 下廃水分野の高度処理と処理水の再利用
(2)活性炭による医薬品類の吸着技術
1 はじめに
2 粒状活性炭による水処理実験例
3 おわりに
第2節空気浄化への利用技術
(1)球状活性炭によるVOC回収技術
1 はじめに
2 GASTAKの概要
3 GASTAKの課題
4 VOC回収の経済性評価
5 おわりに
(2)繭を原料とする脱臭剤および活性炭の開発
1 繭を原料とする脱臭剤の開発
2 繭を原料とする活性炭の開発
3 炭酸カリウムを賦活剤とする高性能繭炭活性炭
4 おわりに
第3節電子材料への利用技術
(1)多孔質炭素複合材料のキャパシタ電極への利用技術
1 はじめに
2 機能性炭素複合材料の電極としての特長
3 多孔質炭素複合材料の電気化学キャパシタへの応用
4 おわりに
(2)活性炭による固体高分子形燃料電池触媒
1 はじめに
2 活性炭の製造条件の検討による触媒能の向上
3 ヘモグロビンパイロポリマーの生成と活性炭触媒前駆体としての応用
4 まとめ
第4節医療・医薬への利用技術 ―活性炭による急性中毒時の消化管除染の有効性―
1 はじめに
2 急性中毒の初期治療
3 腎不全時の尿毒素の吸着
4 健康食品
5 介護製品
6 おわりに
第4章活性炭の再生技術
1 再生方法
2 熱再生
3 溶媒再生
4 効率的な再生によるコスト削減
5 おわりに
第3編 木炭・竹炭の製造と利用技術

第1章木炭・竹炭の製造条件と特性
1木炭・竹炭の種類
2木炭・竹炭の物性
3炭化条件と木炭の物性
第2章木炭、竹炭、木酢液の工業的製造法と装置
1はじめに
2木炭、竹炭の工業的製造法
3木酢液の製造法
第3章木炭の利用技術
第1節セラミック複合木質炭化物によるバイオレメディエーション ―難分解性有機塩素系農薬の吸着・分解―
1はじめに
2実験方法
3結果と考察
4おわりに
第2節コークスの代替としての高密度炭の製造と利用技術
1はじめに
2実験および結果
3おわりに
第3節木炭類の調湿材料としての評価方法、製造方法および利用技術
1はじめに
2木炭類の調湿性能評価方法
3調湿性能に優れた木炭類の製造方法
4木炭類の調湿材料としての利用技術
第4節木炭類の汚染物質除去材料としての利用技術
1活性炭との比較
2木炭による水中の重金属イオンの除去
3木炭による水中の汚染物質の分解除去(生物木炭)
第4章竹炭の利用技術
第1節炭担体による排水の微生物処理 ―炭による微生物群の増殖と排水処理の実証事例―
1炭担体による微生物の増殖
2小型排水処理試験機による処理
3竹炭を用いた排水処理システム
4微生物処理における炭担体
第2節炭入り堆肥の製造技術 ―炭による堆肥用微生物群の増殖と堆肥製造の実証事例―
1バイオマス廃棄物の期待されるリサイクル方法
2炭入り堆肥の開発(新技術)
3炭入り堆肥の実証事例
4バイオマス資源環境リサイクル
第3節竹炭によるVOCの除去技術
1はじめに
2実験方法
3炭化温度と竹炭の物性
4竹炭によるVOC吸着
5おわりに
第5章木酢液・竹酢液の利用技術
1はじめに
2木酢液・竹酢液の製造技術
3木酢液・竹酢液の特性
4木酢液・竹酢液の精製法と規格化
5林地残材、建築解体材由来の木酢液
6木酢液の利用に関する研究と用途
7おわりに
第4編 バイオマスおよび廃棄物を原料とした炭素の製造と利用技術

第1章リサイクルシステムの構築
第1節国内におけるバイオマス炭化事業の現状と展望
1木、竹の炭化事業
2もみ殻の炭化事業
3炭化事業の経済収支
4今後の炭化事業の展望
第2節バイオマス炭化と地域リサイクルシステムの構築
1はじめに
2バイオマス炭化による二酸化炭素の低減
3地域でのバイオマス炭化リサイクルシステム
4おわりに
第2章バイオマスを原料とした炭素の製造と利用技術
第1節もみ殻活性炭による灯油中硫黄化合物の吸着除去
1はじめに
2もみ殻活性炭の製造方法
3もみ殻活性炭の物性
4灯油中硫黄化合物の吸着除去能力
5おわりに
第2節廃木材からの木炭による水質浄化剤としての利用技術
1はじめに
2廃木材から製造した木炭の特性
3木炭の水質浄化能力
4木炭による水質浄化の実証試験
5おわりに
第3節廃材および未利用竹資源の炭化とその利用技術
1はじめに
2実験方法
3炭化物の物性試験
4炭化物のガス吸着性能
5炭化物ボードの物性
6炭化物ボードのガス吸着性能
7炭化物ボードの調温・調湿作用
8おわりに
第4節植物系廃棄物を原料とする陰イオン交換機能性炭化物の利用技術
1はじめに
2機能炭の製法
3機能炭の特性
4環境浄化への適用
5おわりに
第3章廃棄物を原料とした炭素の製造と利用技術
第1節廃タイヤ焼却灰とポリ塩化ビニルの混合熱処理による多孔質炭素の作成
1はじめに
2TFAとPVCの混合熱処理による塩化亜鉛の生成
3混合熱処理を利用した多孔質炭素の作成と評価
4おわりに
第2節炭素源としての廃プラスチック
1はじめに
2プラスチックの迅速な熱分解による炭素質生成物
3低級炭化水素の接触および熱分解による炭素質固体の生成
4おわりに
第3節都市ごみ炭化物の土壌改良資材としての利用技術
1はじめに
2都市ごみ炭化物の特徴
3都市ごみ炭化物の施用が作物生育・土壌に及ぼす影響
4作物・土壌への重金属の影響
5おわりに
第4節繊維廃棄物から不織布状活性炭フィルタの開発
1はじめに
2繊維廃棄物から不織布への加工
3炭化・賦活処理
4不織布状活性炭の特徴
5まとめ
第5編 環境に優しい多孔質炭素のニーズと展望

1環境に優しい多孔質炭素(エコカーボン)の意義と将来性
2多孔質炭素の構造と機能と用途
3用途・目的に合った最適設計法
4多孔質炭素のニーズと展望



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