容器包装法2000年対策とリサイクル市場
−容器包装リサイクル法2000年度完全実施にともなう、 ごみ処理対策と期待されるリサイクル市場−
Law and Recycling Markets in Japan
−Law for Production of Sorted Collection and Recycling of Containers and Packaging−

[コードNo.20000281]

■体裁/ B5判・290頁
■発行/ 2000年 1月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 59,850円(税込価格)

★2000年4月から「容器包装リサイクル法」の完全施行,プラスチックリサイクリングは待ったなし!
★独自アンケート調査による全国200市の「一般ごみ」処理実態と問題点を分析!
★完全施行に伴うプラスチックリサイクル市場,リサイクル機器装置市場,リサイクル施設設備市場,
 生ごみ処理器市場の現状と市場展望を分析!

※ 本書籍はご試読頂けません ※

刊行のねらい
 家庭ごみ(一般廃棄物)は、年間5,300万トン。
 そのうち、容器や包装物のごみは、重量では25%だが、容積にすると60%を占める。
 一方、廃棄物処理の最後のより所である最終処分場の残余年数は、1996年度で3.1年、最近では
1.6年と急激な破綻が進んでいる。

 しかし、処分場の新設は、猛烈な住民の反対で開設は不可能に近くなった。

 1995年、都市ごみ減量化とリサイクルの切り札として「容器包装に係わる分別収集及び再商品
化に関する法律」(容器包装リサイクル法)が制定された。ガラス瓶、缶(アルミ缶、スチール
缶)、紙パック、PETボトルの5つは、1997年から分別回収リサイクルが開始され、当時、再生技
術が未確立とされたPET樹脂以外の「その他のプラスチック」と紙パック以外の「その他の紙」製
容器包装物は5年後の2000年4月から施行されることになった。2000年度は、すべての容器包装廃
棄物が、分別回収リサイクルされる全面施行の年である。
 容器を利用する中身の製造業者、容器メーカー、流通業者の3者(「特定事業者」)は、市町村
によって分別収集された容器包装廃棄物を引き取り、再商品化(リサイクル)する義務を負った。
企業が負担する費用は、当時の試算で約1,000億円ともいわれ、各メーカーは対応を迫られてきた。

 容器包装リサイクル法は、「廃プラスチック対策法」とも見られてきた。当時の試算でリサイ
クルコストの実に90%以上をプラスチックリサイクルが占めていた。
 1999年に決められたリサイクル方法では、マテリアルリサイクルを基本としつつも、油化、ガ
ス化に加えて「原材料として再利用」と解釈された高炉還元剤、コークス炉原料化の5つ選択肢が
示された。紙については、サーマルリサイクルが認められた。

 2000年度の「その他プラスチック」のリサイクル方法は、分別の困難性やリサイクルコストか
ら、ほとんどが高炉還元剤などケミカルリサイクル法が採られる見通しである。

 一方、全国には約3,200の市町村があり、そのごみ対策は一様ではない。しかし、容器包装リサ
イクル法施行に伴って、分別収集の役割を担う全国の市町村、資源回収施設や分別施設選別機、
圧縮梱包設備やストックヤード(保管センター)が必要となった。

 これら設備機器の「容器包装廃棄物処理ビジネス」の市場は、再商品化市場とともに、今後大
きく成長することが期待されている。

 本書は、同法完全実施を迎える産業界の対策と展望をまとめ、合わせて新たに生まれるリサイ
クル市場を調査したものである。
「全国200市の容器包装リサイクル法対応状況」についても独自のアンケート調査を実施し分析し
た。容器包装リサイクル法に係わる産業界の方々や新たなビジネスチャンスを探る方々に本調査
レポートのご一読をお勧めする。

構成と内容
はじめに
<総論編>
第1章 一般ごみ処理の現状  1.ごみ発生量と処理方法の推移  2.ごみ焼却施設の実態   2.1 ごみ焼却処理と日本の特殊性   2.2 日本のごみ焼却施設の実態    (1)焼却施設数と処理能力    (2)市町村と広域事務組合    (3)大型全連炉への集約の方針と実態   2.3 ごみ焼却施設の建設状況    (1)ごみ焼却施設の建設実績と推移    (2)建設コストとダイオキシン問題   2.4 ごみ発電と売電  3.ごみ最終処分場   3.1 最終処分場の実態   3.2 最終処分場の推移と対策   3.3 産業廃棄物とその不法投棄   3.4 最終処分場の今後 第2章 ダイオキシン類環境ホルモンPRTR制度の現状  1.ダイオキシン類   1.1 ダイオキシン類とは   1.2 ごみ焼却施設のダイオキシン対策ガイドラインと問題点   1.3 新TDI値と「ダイオキシン法」  2.環境ホルモン  3.PRTR(環境汚染物質排出移動登録)制度 第3章 容器包装リサイクル法の施行状況  1.平成9年(1997)度から施行された   「容器包装リサイクル法」と市町村の「策定計画」   1.1 容器包装リサイクルの現状と「容器包装リサイクル法」   1.2 容器包装リサイクル法の分別見込みと市町村の「策定計画」  2.指定法人「(財)日本容器包装リサイクル協会」の現状と実績   2.1 指定法人の業務   2.2 特定事業者や市町村の負担と問題点   2.3 再商品化のコストと平成12年(2000年)度施行の容器包装リサイクル法  3.各種の容器包装材の処理状況   3.1 ガラスびん    (1)指定法人への委託    (2)特定事業者    (3)再商品化事業者    (4)再商品化製品利用事業者    (5)まとめ   3.2 PETボトル    (1)指定法人への委託    (2)PETボトルの需要と特定事業者    (3)再商品化事業者    (4)再商品化製品利用事業者    (5)まとめ   3.3 スチール缶とアルミ缶   3.4 紙パック   3.5 新聞紙、雑誌、段ボール
<全国200市のごみ処理状況調査編>
第4章 全国200市のごみ処理に関するアンケート調査結果     −全国200市のごみ処理実態と問題点の分析−  1.広域(事務)組合の構成と対象人口  2.一般ごみの収集処理形態  3.ごみの焼却率  4.容器包装リサイクル法ダイオキシン対策によるごみ減量  5.一般ごみの処理の有料化状況  6.ごみ処理費用(コスト)  7.最終処分場  8.分別収集中の資源ごみの種類  9.資源ごみ回収引き取りの報奨金補助金制度  10.PETボトル、ガラスびんの指定法人への処理委託  11.2000年度の「容器包装リサイクル法」完全施行への対応  12.最大のごみ問題は?
<リサイクル市場編>
第5章 2000年度から対象となる     「その他の紙製およびプラスチック製容器包装物」  1.「容器包装リサイクル法」の完全施行とその対象物   1.1 現在施行されている「容器包装リサイクル法」とその施行状況    (1)現行の「容器包装リサイクル法」の仕組み    (2)指定法人への委託状況    (3)PETボトルの回収と問題点    (4)PETボトルの再利用(再商品化)    (5)ガラスびんの回収再利用   1.2 2000年度「容器包装リサイクル法」完全施行と対象物   1.3 「容器包装リサイクル法」完全施行の問題点    (1)回収    (2)特定事業者    (3)再利用  2.その他の紙製容器包装物   2.1 従来の古紙回収システムと問題点    (1)生産と廃棄     @生産動向      A出荷量と廃棄物量    (2)紙類のリサイクル現状     @古紙回収の推移   A古紙の回収システム     B古紙の再利用    C2つのシステムの並立へ    (3)古紙リサイクルのかかえる諸問題     @古紙の市場価格   A行政の補助金制度    B古紙の再利用   2.2 平成12年(2000年)度からの紙製容器包装物    (1)分別基準     @容器か包装か     A商品の容器や包装     B中身の商品と分離した場合に不要となるもの     C社会通念上、容器包装であるとおおむね判断可能なもの    (2)分別収集と見込み量    (3)回収と再商品化     @再商品化施設     A従来の古紙回収ルートとの関係     Bどのくらい紙パルプとしてリサイクルされるか    (4)紙板紙以外への利用(再商品化)     @古紙再生ボード  Aパルプモールド  B紙製パレット     C家畜用敷料    D古紙炭化品    Eセルロースファイバー     F溶綱用鎮静剤   G再生紙マルチ   Hサーマルリサイクル:固形燃料    (5)特定事業者と負担金     @特定事業者の義務量   A負担金  3.その他のプラスチック製容器包装物   3.1 プラスチック容器包装物の生産と廃棄    (1)生産量    (2)出荷量    (3)リサイクルの問題点   3.2 プラスチック容器包装物の分別基準   3.3 プラスチック容器包装物発生の回収と再商品化    (1)分別回収の見込み量    (2)再商品化の方法と施設     @再商品化の方法   A再商品化施設   3.4 プラスチック製容器包装物の再商品化方法    (1)減容化    (2)マテリアルリサイクル     @発砲ポリスチレン(PSP)材     Aポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、      塩化ビニル(PVC)    (3)ケミカルリサイクル     @熱分解油(油化還元)  A高炉還元剤     Bガス化分解       Cコークス炉原料化    (4)サーマルリサイクル     @粉体燃料化 第6章 主要28プラスチックの生産量・需要構成・リサイクルの実態     (一覧マップ) 第7章 容器包装リサイクル法完全施行で期待される市場   1.1 ごみ処理施設の全体動向   1.2 各種ごみ処理施設装置の動向    (1)都市ごみ焼却炉    (2)粗大ごみ処理施設    (3)リサイクルプラザ    (4)不燃物処理施設リサイクルセンター    (5)ごみ固型燃料化(RDF化)施設    (6)ストックヤード    (7)汚泥再生処理センター   1.3 期待されるごみ処理施設の市場予測(〜2004年)  2.プラスチック紙リサイクル装置器機の市場   2.1 プラスチック紙リサイクルの本格化と課題   2.2 プラスチック紙リサイクル装置機器の動向    (1)分離分別装置    (2)磁選機    (3)アルミニウムセパレーター    (4)小型破砕機    (5)圧縮梱包機(減容機)    (6)コンベア    (7)小型焼却炉    (8)洗浄装置廃水処理施設    (9)脱臭装置   2.3 期待されるプラスチック紙リサイクル装置器機の市場予測(〜2004年)  3.生ごみ処理器の市場   3.1 生ごみコンポスト化市場の背景   3.2 生ごみ処理器の方式別動向    (1)微生物発酵分解式     @家庭用簡易型生ごみ処理器   A電動式家庭用生ごみ処理器     B事業系生ごみコンポスター   C大量処理コンポスター    (2)微生物発酵消滅式    (3)乾燥式    (4)メタン発酵式    (5)炭化方式    (6)ディスポーザー式   3.3 外食産業ホテルなどの生ごみ対策の現状   3.4 生ごみ処理器の市場予測(〜2004年)  4.自治体の求めている施設装置、技術と政策   4.1 求められている施設装置と技術    (1)ストックヤード    (2)小型圧縮梱包機    (3)ごみ破砕機    (4)容器選別機    (5)大型破砕機    (6)発砲スチロール溶融機、廃プラ燃料化設備、その他   4.2 求められている「ごみ減量化対策」    (1)事業系ごみの有料化    (2)収集業務の民営化    (3)コンポスト化装置への優遇措置    (4)一般ごみの有料化    (5)その他 第8章 関連企業の動向  1.容器包装リサイクル法完全施行の企業への影響  2.ドイツにおけるごみリサイクルと企業動向  3.関連業界の動向   3.1 印刷業界   3.2 食品日用品業界   3.3 流通業界  4.今後の企業の対応 おわりに

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