ゴム・エラストマーの界面と機能
Interface in Rubber and Elastomer
[コードNo.2003T366]

■監修/ 西 敏夫 東京工業大学大学院 理工学研究科 教授
       東京大学 名誉教授
■体裁/ B5判・300頁
■発行/ 2003年 9月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 68,250円(税込価格)

☆ゴム・エラストマーの基礎から、最先端技術までカバー!
☆現場で役立つ技術情報を満載!
☆産・学の第一線で研究・開発に携わる最高の執筆陣!

※ 本書籍はご試読頂けません ※

刊行のねらい
 ゴム・エラストマーは我々の身近なところから始まって、自動車、ロボット、情報通信、
宇宙関連などあらゆる面で使用されている。近年この材料の性能と寿命は飛躍的に向上し、
新規な用途も広がりつつある。
 ゴム・エラストマーの科学技術の歴史は古く、学術的には解決された問題のように見え
るが、実はゴム弾性の理論でさえ完成されているわけではなく、最新の科学技術を適用し
ても未解決な部分も多い。寿命、信頼性、リサイクル、環境問題など技術開発のテーマは
多い。
 本書では、ゴム・エラストマーの界面と機能に関して、産・学の第一線で研究を進めて
いる方々に最新技術と今後の展開について広い立場及び専門的な立場からご執筆いただく。
これからの、ナノテクノロジー・材料時代に向けての新展開を打ち出す書籍となることを
期待する。                    西 敏夫(東京工業大学大学院)

執筆者一覧(執筆順)
西 敏夫

村瀬平八
森田裕史

高原 淳
陣内浩司
小村元憲
岸本浩通
酒井忠基

森 邦夫
鷲山潤一郎 
川面哲司
河原成元
佐藤紀夫
加藤信子
佐藤 隆
池田裕子
加藤清雄
平川 弘
須藤千秋
東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授
東京大学 名誉教授
界面科学技術機構 代表
科学技術振興事業団 研究員
(名古屋大学大学院 工学研究科 計算理工学専攻)
九州大学 先導物質化学研究所 教授
京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 助教授
東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助手
住友ゴム工業(株) 研究開発本部 材料プロセス研究部
(株)日本製鋼所 役員待遇上席常務理事
東京大学 国際産学共同研究センター 客員教授
岩手大学 工学部 応用化学科 文部科学教官 教授
サンアロマー(株) 川崎ディベロップメントセンター グループリーダー
横浜ゴム(株) 研究本部 新素材研究室 室長
長岡技術科学大学 化学系 助教授
(株)豊田中央研究所 研究推進部 部長
(株)ブリヂストン 研究開発本部 研究部 部長
日本ゼオン(株) 精密成形研究所 主任研究員
京都工芸繊維大学 工芸学部 物質工学科 助手
旭化成(株) 化成品・樹脂カンパニー 合成ゴム技術開発部 主幹研究員
横浜ゴム(株) 技師長
(株)ブリヂストン 工業用品事業本部 土木・海洋商品開発部 部長

構成および内容
はじめに   西 敏夫
第T編 総論
第1章 表面・界面の基礎物性   村瀬平八  1.はじめに  2.材料のバルクと表面  3.表面自由エネルギーと内部エネルギーとの関係  4.分子間力−近接力と遠達力  5.HSAB理論と各種パラメータとの相互関係  6.実用上の問題−接着の要因  7.おわりに
第U編 ナノスケールで見たゴム・エラストマーの界面
第2章 ゴム・エラストマーの界面・表面のシュミレーション   森田裕史  1.はじめに  2.主なシュミレーション技術   2.1 粗視化分子動力学法   2.2 自己撞着場(SCF)法   2.3 方法に関するまとめ  3.表面・界面におけるモルフォロジー解析   3.1 相分離構造   3.2 ブレンド系薄膜における相分離構造   3.3 界面における鎖の分布と特性解析   3.4 界面におけるポリマーの特定部位(末端)の分布   3.5 平らな固体基板に対する鎖の吸着   3.6 トリブロックポリマー界面における鎖  4.物性解析のためのシミュレーション   4.1 界面剥離強度   4.2 引っ張り強度  5.おわりに 第3章 ゴム・エラストマーのナノスケールで見た界面・表面の特徴   高原 淳  1.はじめに  2.ポリマーブレンドの表面構造  3.ブロック共重合体  4.表面のダイナミクス  5.おわりに 第4章 高分子3次元ナノ計測から見たゴム・エラストマー   陣内浩司  1.はじめに  2.三次元構造解析の重要性  3.ゴムを成分とするブロック共重合体の三次元ナノ計測   3.1 試料および実験方法    3.3.1 ブロック共重合体   3.3.2 三次元電子顕微鏡観察   3.2 三次元構造解析    3.2.1 結晶構造解析     3.2.2 微分幾何学的解析    3.2.3 積分幾何学的解析  4.今後の展望 第5章 分子力学特性から見たゴム・エラストマー   西 敏夫,小村元憲  1.はじめに  2.原子間力顕微鏡(AFM)  3.高分子ブレンド系のナノ力学物性   3.1 ナノレオロジー(フォースカーブ測定)   3.2 ナノトライボロジー(フリクションループ測定)  4.単一高分子鎖のナノレオロジー   4.1 単一高分子鎖の伸張   4.2 単一高分子鎖の正弦波力学応答  5.まとめ
第V編 ミクロで見たゴム・エラストマーの界面と機能
第6章 走査型プローブ顕微鏡によるポリマー界面・高次元の解析と応用                                岸本浩通  1.はじめに  2.SPMの原理  3.試料表面、探針形状および大気粘性の影響  4.界面厚み測定の問題点  5.ブロックコポリマーの界面解析  6.ポリマーブレンドの界面解析と物性  7.応力負荷状態でのポリマーブレンド解析  8.おわりに 第7章 リアクティブプロセシングとポリマーの相構造   酒井忠基  1.成形加工技術を用いた相構造の発現  2.リアクティブプロセシングに用いられる混練装置  3.混練押出機における混合と混練  4.押出機における構造形成過程の可視化  5.オンラインでの微細相構造形成過程の可視化  6.超臨界流体の構造制御への活用  7.超臨界流体とリアクティブプロセシングとの組み合わせ技術の活用 第8章 ゴムの化学接着のメカニズム   森 邦夫  1.はじめに  2.金型中におけるゴム界面と化学構造  3.ゴム−ゴムの接着界面  4.ゴム−金属間の界面  5.おわりに 第9章 オレフィン系ポリマーアロイの界面構造制御と発現物性   鷲山潤一郎  1.はじめに  2.高分子界面の熱力学   2.1 高分子/高分子界面系   2.2 ブロック共重合体を含む高分子界面    2.2.1 セグリゲーション   2.2.2 SCMF法   2.2.3 ミセル形成   2.3 相容化剤を含む系のモルフォロジー  3.高分子界面強度   3.1 界面の破壊力学   3.2 界面の強度測定方法   3.3 界面破壊機構  4.ポリプロピレン系アロイ   4.1 界面張力とモルフォロジー   4.2 モルフォロジーの時間変化   4.3 PPとエラストマーの界面強度と物性   4.4 PP系アロイの塗装性  5.おわりに 第10章 相容化剤によるゴムブレンドのモルフォジー変化と物性   川面哲司  1.はじめに  2.ブロックポリマー添加による相容化  3.ゴムブレンドの相容化剤として有効なジブロックポリマーの条件  4.相容化によって変化する物性  5.今後の展望 第11章 界面制御によるナノマトリックス分散天然ゴムの調製と物性   河原成元  1.はじめに  2.天然ゴムの構造  3.天然ゴムの高純度化   3.1 蛋白質   3.2 脂質  4.天然ゴムの結晶化および物性   4.1 天然ゴムの結晶化における脂肪酸の効果   4.2 天然ゴムの物性における脂肪酸の効果   4.3 天然ゴムブレンドの結晶化  5.ナノマトリックス分散天然ゴム   5.1 ラジカル重合開始剤   5.2 天然ゴムのグラフト共重合   5.3 ナノマトリックス分散天然ゴム  6.おわりに
第W編 界面制御と機能化
第12章 ゴム再生プロセスにおける界面制御と機能化   佐藤紀夫  1.はじめに  2.ゴム再生プロセスの原理   2.1 二軸反応押出による脱架橋処理   2.2 再生ゴムの加硫特性と力学特性   2.3 脱架橋メカニズム  3.再生/変性の同時プロセスによる機能化  4.再生/動的架橋の同時プロセスによる熱可塑性エラストマ化  5.再生/スラリー注入の同時プロセスによるナノコンポジット化  6.おわりに 第13章 ゴム・エラストマー系複合材料の界面   西 敏夫  1.はじめに  2.ゴム・エラストマーブレンド系主体の界面   2.1 ポリマーブレンドの界面   2.2 ブロックまたはグラフト共重合体の界面   2.3 ゴムブレンドの界面(共架橋に関連して)   2.4 その他  3.ゴム・エラストマー系複合材料の界面   3.1 複合効果   3.2 ナノスケールでの界面   3.3 分子運動性から見た界面  4.今後の展開 第14章 ゴム・ブラス接着界面の解析   加藤信子  1.はじめに  2.スチールコードの製法  3.スチールコードの表面  4.ゴムとブラスの加硫接着  5.ゴム/ブラス接着層の解析技術  6.剥離界面の表面分析  7.TEMによるゴム/ブラス接着層の分析  8.FIB-TEMによる接着層解析  9.SEM,X線回折による生成物の形態,結晶解析  10.TOF-SIMSによる接着層の解析  11.おわりに 第15章 NBR系ナノコンポジットの界面制御と物性   佐藤 隆  1.はじめに  2.パーオキサイド架橋反応  3.架橋反応解析のための実験手法  4.シュミレーション手法  5.純ゴム配合の計算結果  6.水添NBR/メタクリル酸亜鉛(ZDMA)系  7.水添NBR/メタクリル酸亜鉛(ZDMA)系の計算結果  8.ZSCの界面構造と物性 第16章 ゾルーゲル法によるゴム系 ナノコンポジットの合成と物性   池田裕子  1.はじめに  2.ゴム架橋体中で作製したin situシリカ充填ゴム系ナノコンポジット  3.未架橋ゴム中で作製したin situシリカ充填ゴム系ナノコンポジット   3.1 グリーンゴムマトリックス中でのin situシリカ充填   3.2 ゴムの有機溶液中で作製したin situシリカ充填ゴム系ナノコンポジット   3.3 ゴムラテックス中で作製したin situシリカ充填ゴム系ナノコンポジット  4.ゾル-ゲル反応に基づくネットワークス化によって作製する    ゴム系ナノコンポジット  5.おわりに 第17章 熱可塑性エラストマーの界面と物性   加藤清雄  1.熱可塑性エラストマーのミクロ相分離構造と界面  2.TPE界面と力学的性質  3.TPE界面と熱的性質  4.スチレン系TPEの界面と機械物性・溶解特性  5.環状オレフィン系TPEの界面と機械物性・溶解特性  6.TPEとポリオレフィン系樹脂との界面と物性  7.熱可塑性エラストマーフィラーハイブリッド材料の界面と物性 第18章 ゴムの動的エネルギー損失特性   平川 弘  1.はじめに  2.充填剤含有ゴム材料の動的特性  3.F-F相互作用の変化  4.動的エネルギー損失を制御するメカニズム 第19章 免震ゴムの機能と動向   須藤千秋

お申し込み お問い合わせ

■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(FAQ)』をご一読下さいませ ■


前のページへ 書籍indexページへ