RFタグの開発と応用U
RF Tags and Applications U
[コードNo.2004T393]

■監修/ (社)日本自動認識システム協会
■体裁/ B5判・285頁
■発行/ 2004年 5月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 68,250円(税込価格)

★ユビキタス社会実現の鍵であるRFタグをとりまく現状を詳述!
★前書『RFタグの開発と応用』の刊行から約1年。
 目まぐるしく変化しているRFタグ技術の最新情報と各業界の動きを網羅!
★第一線で活躍する方々による分担執筆!

※ 本書籍はご試読頂けません ※

巻頭言
 本書は,自動認識技術の一分野であるRFIDに関して,各方面の現状や技術動向についての
紹介版総合的解説書である。自動認識技術には,バーコード,2次元シンボル,バイオメトリク
ス等もあるが,RFIDは利用分野が最近急速に拡大しており,これからのIT化社会,ユビキタ
スコンピューティング社会における重要なキーテクノロジーになると予測されている。
 政府は重点政策である「IT投資の推進」,「e−Japan戦略」で自動認識技術の積極的活
用を取り入れ,RFIDに関しては「安全・安心な社会実現」に向けて,平成16年度から数年
間にわたる政府主導のe−Japan戦略の中で,トレーサビリティのための電子シール用の情
報媒体として中心的役割を果たすものと位置づけている。また政府は,次世代情報産業の目玉と
して,各省庁に対し,RFIDを用いた産業育成を指示し,総務省においてはユビキタスネット
ワークへの展開,国土交通省においてはロジスティックスにおける物品の追跡管理,農林水産省
においては食品の安全性確保,厚生労働省においてはRFIDを用いた「薬剤等の使用に際する
安全管理の徹底」の研究が開始された。また,経済産業省においては,これらの基になる商品ト
レーサビリティの研究が行われ,産業界で一貫性のある使用方法の検討がなされている。
 これらを受けて,各産業界ではRFIDを合理的に活用するための研究および実証試験を開始
した。例えば,家電製品に関しては,生産段階から流通過程を通し消費者までの商品のトレーサ
ビリティの研究や,消費者が排出した廃家電品の再商品化施設までのリサイクル活動の研究がお
こなわれた。また,出版物やアパレル関連においては商品管理の研究,食品においては原材料か
ら製品製造段階までの追跡管理の研究が行われ,実用化に向けての実証試験が開始されている。
 しかしながら,国内での流通について研究が行われても,国際的見地からRFIDに関するI
SO/TECの国際標準化がまだ一部しか出来上がっておらず,今後ますます活発化する国際的
流通において実用化に至るまでの標準化を急ぐ必要があるなど,今後の課題も数多くある。
 最近RFIDはマスコミに取り上げられる機会が急速に増え,大きな注目を集めるようになっ
ているが,本格的実用化への鍵を開けるべく各界の動きを効率よくまとめた本書が,今後のRF
IDの発展と普及,さらには読者諸兄の今後の起業あるいは事業拡大の一助となれば幸いである。
  2004年3月       (社)日本自動認識システム協会 専務理事 松野建一

執筆者一覧(執筆順)
松野建一
寺浦信之
藤浪 啓
藤本 淳
若泉和彦
荒木 勉
渡辺 淳

柴田 彰
中谷純之
新原浩朗
三村和也
中村俊介
長峰徹昭
紀伊智顕
田代信光

高木俊雄
宮代 透
山内康英
泉田裕彦
福田 朗
秋山昌範
越塚 登

宮原大和
石橋 守
石川俊治
根日屋英之

(社)日本自動認識システム協会 専務理事
(社)日本自動認識システム協会 RFID部会 部会長
(株)野村総合研究所 情報・通信コンサルティング部 主任コンサルタント
東京大学 先端科学技術研究センター 特任教授
電子商取引推進協議会 主席研究員
上智大学 経済学部 教授
(社)電子情報技術産業協会 AIDC/WG4委員会 主査
;(株)デンソーウェーブ 開発部 開発企画 主幹
(株)デンソーウェーブ 自動認識事業部 主幹
総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 システム開発係長
経済産業省 商務情報政策局 情報経済課長
経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 係長
総務省 情報通信政策局 技術政策課 研究推進室 研究推進係長
農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課 課長補佐
(株)富士総合研究所 社会経済グループ 経済・福祉研究室 主事研究員
NTTコミュニケーションズ(株) ソリューション事業部
情報ビジネス営業部 課長
(株)マーステクノサイエンス システム開発部 副部長
(株)NTTデータ ビジネス開発事業本部
多摩大学 情報社会学研究所 教授
岐阜県新産業労働局長;前 国土交通省 貨物流通システム高度化推進調整官
次世代空港システム技術研究組合 専務理事
国立国際医療センター 内科・情報システム部 部長
ユビキタスIDセンター;T-Engineフォーラム;YRPユビキタス・ネット
ワーキング研究所 副所長;東京大学 助教授
(財)流通システム開発センター 流通コードセンター 研究開発部 主任研究員
日本郵政公社 経営企画部門 国際・物流・事業開発部 グループリーダー
大日本印刷(株) ICタグ事業化センター 副センター長
(株)アンプレット 代表取締役社長;東京電機大学 工学部 電子工学科
講師 (工学博士)

構成と内容
<総論編>
第1章 RFIDタグの市場展望   藤浪 啓  1.はじめに  2.RFIDとユビキタスネットワークがもたらすビジネスパラダイム変化  3.RFタグのアプリケーションと市場拡大に向けた課題  4.今後の発展に向けたマーケティングのあり方 第2章 リサイクルとRFタグ   藤本 淳  1.循環型社会の形成  2.リサイクルの効用:循環か非循環か  3.リサイクルと経済  4.リサイクルQCD   4.1 品質の一定な材料・部品等の調達   4.2 期間内での一定量の調達   4.3 リサイクルQCD実現の条件  5.ユーザの役割  6.RFIDを活用した情報システムの概念  7.おわりに 第3章 EDIとRFタグ   若泉和彦  1.企業間の電子商取引を支えるEDI   1.1 EDIとは   1.2 EDIの歴史   1.3 EDIの応用範囲  2.EDIとRFタグの連携利用   2.1 RFIDによる情報伝達の特徴   2.2 EDIによる情報伝達の特徴   2.3 EDIとRFタグとを連携利用するメリット   2.4 入出荷検品のモデル   2.5 商品トレーサビリティのモデル  3.EDIとの連携利用におけるRFタグへの要件   3.1 ソースマーキング及び一貫した商品識別   3.2 最適なシンタックスルールの採用   3.3 リポジトリの共有と標準化の重要性 第4章 物流とRFタグ   荒木 勉  1.物流からロジスティクス,SCMへ  2.物流とRFタグ  3.これからの物流とRFタグ
<標準化,法規制の現状と今後の展望編>
第5章 ISOの進展状況   渡辺 淳  1.RFタグ市場を取り巻く社会状況  2.RFタグ関連のISO標準化動向  3.「物」の管理用RFタグ   3.1 ISO/IEC18000-1   3.2 ISO/IEC18000-2   3.3 ISO/IEC18000-3   3.4 ISO/IEC18000-4   3.5 ISO/IEC18000-5   3.6 ISO/IEC18000-6   3.7 ISO/IEC18000-7   3.8 ISO/IEC15961とISO/IEC15962   3.9 ISO/IEC15963   3.10 TR18046   3.11 TR18047 第6章 RFIDを利用したアプリケーションの標準化   柴田 彰  1.はじめに  2.市場ニーズ  3.社会インフラの整備  4.ユニークIDの規格開発  5.RFIDの規格開発  6.位置情報の規格開発  7.RFIDを利用したアプリケーション規格開発  8.おわりに 第7章 電子タグの新たな周波数について   中谷純之  1.はじめに  2.電子タグに関する周波数関連事項検討の背景   2.1 電子タグの利活用推進に係る周波数関連の視点   2.2 欧米における現状と動向  3.新たな周波数の利用可能性   3.1 新たな周波数のニーズ   3.2 周波数共有の可能性   3.3 専用帯域確保の可能性  4.新たな周波数確保に向けた今後の取り組み   4.1 必要となる取り組み   4.2 必要となる主な検討事項  5.今後の推進方策
<政府の今後の対応方針編>
第8章 RFタグの普及に向けた課題と政策  1.総論   新原浩朗   1.1 急激に高まってきたRFタグへの期待   1.2.RFタグ先進国である日本   1.3.克服すべき課題   1.4.標準化の重要性    1.4.1 なぜ標準化を推奨しなければならないのか    1.4.2 国際標準の重要性  2.具体的な施策   三村和也   2.1 商品コード体系の標準化   2.2 技術企画の標準化   2.3 周波数   2.4 コストの低減:5円タグの実現   2.5 プライバシー   2.6 実証実験の実施 第9章 ユビキタスネットワークとRFタグ   中村俊介  1.はじめに  2.ユビキタスネットワーク社会  3.ネットワークによるRFタグの高度利用  4.RFタグの高度利活用   4.1 RFタグの高度利活用に関する考察   4.2 利活用ネットワークの拡大  5.タグに紐付く情報の高度化  6.RFタグの利活用高度化マップ  7.RFタグの経済波及効果   7.1 経済波及効果の試算額   7.2 経済波及効果の推移  8.おわりに 第10章 食の安全とトレーサビリティ−RFIDを用いた実証試験−                              長峰徹昭  1.食品のトレーサビリティシステム   1.1 食品のトレーサビリティシステム導入の推進   1.2 食品のトレーサビリティシステム導入に向けた施策  2.食品のトレーサビリティシステムにおける情報伝達とRFID  3.RFIDを用いたシステム開発事例   3.1 実証団体:T-Engineフォーラム   3.2 実証団体:首都圏コープ事業連合   3.3 実証団体:青果物流通研究会  4.今後に向けて   4.1 食品トレーサビリティシステム導入推進上の課題   4.2 RFIDを用いたシステムの可能性
<各事業分野での実証試験及び適用検討編>
第11章 家電製品への適用とその実証実験について   紀伊智顕  1.はじめに  2.物流実証実験   2.1 実験の概要   2.2 RFタグ導入による実用性評価   2.3 RFタグ導入により期待される効果   2.4 今後の実用化に向けての課題  3.読み取り実証実験   3.1 実証実験の概要   3.2 実験結果   3.3 家電製品への実装に向けた課題  4.おわりに 第12章 出版業界への適用とその実証実験   田代信光  1.はじめに  2.出版業界における現状と課題  3.RFタグ適用による現状改善の可能性  4.研究活動体制  5.出版業界RFタグ実証実験概要  6.今後の取り組み 第13章 アパレルへの適用における標準化検討とその実証実験について                               高木俊雄  1.はじめに  2.アパレル標準化検討の経緯   2.1 SPEEDプロジェクトでの実証実験概要   2.2 RFID研究委員会の検討状況  3.RFID研究委員会での標準化モデル   3.1 標準化業務モデル    3.1.1 業務モデル     3.1.2 RFIDデータ項目   3.2 RFIDシステムへの要求仕様    3.2.1 要求仕様の概要   3.2.2 要求仕様の実現方法  4.次世代物流効率化システム研究開発事業での標準化モデル   4.1 標準業務モデル    4.1.1 業務モデル     4.1.2 RFIDデータ項目   4.2 RFIDシステム標準仕様  5.次世代物流効率化システム研究開発事業での実証実験システム   5.1 実証実験の方法と評価    5.1.1 実証実験の目的   5.1.2 実証実験の方法と評価方法   5.2 機器開発概要   5.3 実証実験のシステムとその運用  6.おわりに 第14章 食品流通への適用とその実証実験について   宮代 透  1.食品流通へのRFタグの適用  2.食品流通RFID実証実験について  3.実証実験の概要  4.消費者の受容性  5.作業効率化  6.店舗作業効率化  7.実験の結果を受けて 第15章 空港手荷物の利用と実証実験について                  山内康英,泉田裕彦,福田 朗  1.はじめに  2.次世代空港システムとRFタグ:導入の経緯   2.1 手荷物管理システムとRFID    2.1.1 ロストバゲッジと実証実験   2.1.2 試行運用実験   2.2 出入国審査の簡素化   2.3 空港保安とRFID:米国の取り組み    2.3.1 サンフランシスコ空港のUHF実験  3.実証実験とシステム   3.1 手ぶら旅行の試行運用   3.2 e-タグ認識技術検証試験(2004年4月〜9月)   3.3 UHF帯を利用したRFタグの日米相互運用検証試験  4.今後の展開 第16章 家電リサイクル実証試験   寺浦信之  1.はじめに  2.製品のライフサイクル管理  3.静脈物流実証試験   3.1 構想   3.2 期待効果    3.2.1 家電リサイクル券運用の効率化   3.2.2 不法投棄の防止   3.3 現在の仕組み   3.4 電子帳票システムの仕組み   3.5 実証実験    3.5.1 排出品の集積とRFタグの貼付    3.5.2 電子帳票システムのシミュレーション   3.6 実験結果  4.手分解工程支援実証試験   4.1 構想   4.2 期待効果    4.2.1 手分解工程の工数低減   4.2.2 リサイクル率の向上   4.3 現状の工程   4.4 実証試験    4.4.1 排出品の集積とRFタグの貼付    4.4.2 荷捌き工程支援    4.4.3 手分解工程支援   4.5 実証試験の実施とその結果  5.おわりに 第17章 医療分野へのRFタグの適用検討−トレーサビリティと事故防止−                                秋山昌範  1.はじめに  2.米国医学院の報告  3.我が国の状況  4.情報システムと業務フロー  5.医療行為の発生時点管理システム(POAS:Point Of Act System)  6.リアルタイムな記録  7.バーコードやRFタグの活用  8.欧米の状況   8.1 視察先施設   8.2 視察概要    8.2.1 コード管理機構の取り組み    8.2.2 医薬品メーカーの取り組み    8.2.3 欧米の医療機関の取り組み  9.医療行為分析における線から面へ  10.トレーサビリティに活用するバーコード,RFタグ   10.1 日本での課題について   10.2 中心課題  11.おわりに
<緒団体の活動編>
第18章 ユビキタスIDセンターの技術と活動   越塚 登  1.ユビキタスIDセンター  2.ユビキタスID技術   2.1 ユビキタスIDアーキテクチャ   2.2 ucode:ユビキタスコード   2.3 ucodeタグ   2.4 ユビキタスコミュニケータ   2.5 ucode解決サーバ   2.6 プライバシー保護技術  3.応用   3.1 店舗における応用例   3.2 食品トレーサビリティ   3.3 デジタルミュージアム 第19章 (財)流通システム開発センターのRFIDシステムへの取り組みについて                                宮原大和  1.取り組み経緯  2.GCI研究会のインテリジェントWG  3.EPCシステムの概要とEPCglobalの役割   3.1 EPCglobalとは   3.2 EPCシステムの概要   3.3 EPCglobalの活動    3.3.1 EPCglobal本部体制       3.3.2 EPCglobal本部の役割    3.3.3 EAN加盟コードセンターの役割  3.3.4 EPCglobalメンバー    3.3.5 メンバー費用           3.3.6 会員企業の加入メリット 第20章 RFタグの郵便事業への活用アイデアについて   石橋 守  1.はじめに  2.基本アイデア〜郵便物にRFタグを搭載!?〜  3.基本アイデア〜バーコードとの違い〜  4.基本アイデア〜RFタグをつける商品範囲〜  5.基本アイデア〜RFタグのつけ方〜  6.応用アイデア(1):各家庭の受箱にリーダ/ライタ機能を付加  7.応用アイデア(2):配達日指定郵便物の選択  8.応用アイデア(3):転送郵便物の選別  9.応用アイデア(4):大口差出の事前入力  10.応用アイデア(5):差出時に配達局へ情報提供  11.応用アイデア(6):業務改善に利用  12.導入への課題
<チップ・実装編>
第21章 5円タグへの挑戦   石川俊治  1.はじめに  2.従来のRFタグ製造方法   2.1 RFタグの構成   2.2 アンテナの製造   2.3 ICチップの実装   2.4 従来のRFタグ製造方法の課題  3.最新のRFタグ製造方法   3.1 最新のRFタグ製造方法のアプローチ   3.2 FSA(Alien Technologies)   3.3 I-Connect(Philips Semiconductors)   3.4 Matrics社PICA方式(Matrics)  4.将来のRFタグ製造方法   4.1 将来のRFタグ製造方法のアプローチ   4.2 チップレスタグ  5.5円タグへの挑戦 第22章 微細RFIDとリーダ/ライタ   根日屋英之  1.はじめに  2.RFIDシステムとは  3.RFID   3.1 RFIDの分類   3.2 反射型RFIDの変調回路   3.3 RFID内の包絡線検波回路   3.4 RFID内のメモリ   3.5 レクテナの設計   3.6 RFIDのアンテナ  4.リーダ/ライタ(質問器)   4.1 反射型パッシブRFID無線通信システムの通信距離   4.2 リーダ/ライタの内部構成   4.3 回路規模の少ない安価なリーダ/ライタの提案  5.コリジョン(衝突)対策  6.RFIDシステムの今後の課題

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