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セミナーコード:20080602   このセミナーの受付は終了しています

★船舶の運航に不可欠なバラスト水が生態系のかく乱を招くとして、2009年にも国際条約に
 基づく浄化対策が義務づけられる中、その一方で規制に伴う巨大市場が注目され、開発競争
 や新規参入の動きが活発化している!!
★本セミナーでは、IMO(国際海事機関)が定めるバラスト水処理装置承認のための厳しい処
 理基準のポイントや今後の見通し、又、各種処理技術の特徴及び比較と開発動向、そして多
 段階・併用システムによる効果的な処理の実際に至るまで、内外の情勢に精通されていらっ
 しゃる吉田先生に最新情報をまじえ、詳しく解説頂きます。

バラスト水規制とバラスト水処理技術の開発動向

●講 師 (株)水圏科学コンサルタント
技術部 部長
(兼)企画開発室長
技術士
〔建設部門(建設環境)、水産部門(水産水域環境)〕
吉田勝美 氏 
<講師紹介>
【職歴】
昭和56年4月、株式会社環境生物研究所入社。
昭和60年4月、株式会社水産生物資源研究所入社。
昭和62年4月、株式会社エフ・エイ・エルに社名変更。
平成5年11月、株式会社エフ・エイ・エル・コンサルタント入社、
企画開発室室長補佐。
平成7年4月、株式会社水圏科学コンサルタントに社名変更。
平成10年4月、技術部企画開発室室長。
平成17年4月、技術部次長(兼)企画開発室長、現在に至る。
【船舶バラスト水関係業務経歴】
1.平成2年度〜平成17年度<(財)日本海難防止協会>
〜我が国でも最先端のバラスト水処理法(スペシャルパイプ法)を
共同開発〜。
2.平成15年度及び平成16年度<(財)日本造船研究協会>
〜バラスト水条約に関する調査研究、バラスト水処理技術の現状
調査及び検査方法の検討〜。
3.平成16年度及び平成17年度<(財)日本舶用品検定協会>
〜バラスト水処理装置承認基準検討会〜。
4.平成17年度<(財)日本船舶技術研究協会>
〜平成17年度RBW「バラスト水処理規準に関する調査検討」〜。
5.平成17年度<(財)日本舶用品検定協会>
〜バラスト水中の水生生物サンプリング及び分析方法マニュアル
作成業務〜。
6.平成11年度以降、国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会
(MEPC)に日本代表団のメンバーとして参加し、バラスト水管
理条約及び関連ガイドライン等の作成に関与。
7.平成20年3月31日〜4月4日まで英国で開催された国際海事機関
(IMO)の第57回海洋環境保護委員会(MEPC57)に参加。
●日 時 2008年 6月 10日(火) 10:30〜16:30
(受付は講義開始時間の30分前からとさせていただきます。)
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・402室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税分2,380円を含む
●主 催 (株)技術情報センター


T.バラスト水規制の動向及びシステム承認のポイントと   今後の見通し
 1.バラスト水による海洋汚染の実態   (1)バラスト水の生態系への影響   (2)バラスト水の有害性及び危険性  2.バラスト水規制の動向   (1)IMO(国際海事機関)による義務化   (2)条約発効による市場規模(2兆円)   (3)今後の見通し(バラスト水管理の義務が生じる期日について)  3.バラスト水管理条約及びバラスト水排出基準のポイントと今後の見通し   (1)バラスト水管理条約    @バラスト水管理条約(船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び     管理のための国際条約)とその発効要件    A条約関連ガイドラインの動向   (2)バラスト水排出基準のポイント   (3)諸外国の動きと日本の現況   (4)今後の見通し  4.バラスト水処理システム承認のポイントと今後の見通し   (1)バラスト水処理システム承認の手順    〜図面承認、処理装置の型式承認、システム全体の承認〜    @バラスト水管理システム承認のためのガイドライン    A活性物質を使用するバラスト水管理システム承認のための手順   (2)バラスト水管理システムの要件及び試験方法と判定基準    @設計基準    A環境試験    B陸上試験    C船上試験   (3)今後の見通し
U.バラスト水処理技術の特徴・比較と効果的な組み合わせ方
 1.バラスト水の特徴と処理における基本的な考え方   (1)バラスト水の特徴    〜動物プランクトン、植物プランクトン、大腸菌、腸球菌、     病原性コレラ(O−1およびO−139)〜   (2)処理における基本的な考え方    @対象となる生物に合った処理のポイント    A水量・濃度を考慮した処理のポイント    Bサイズの違う生物を効率よく処理するには?   (3)生物数の計測と処理後の検証について    @検証に係わるガイドライン    A生物の生存力(viability)の判断基準  2.バラスト水処理装置の選定と留意点   (1)船舶の種類、海水の性状からみた処理装置の選定   (2)装置搭載に伴うバラストタンクの設計  3.バラスト水処理技術の特徴と最近の開発動向   (1)物理的除去   (2)機械的殺滅   (3)熱処理   (4)化学的処理   (5)複合技術処理   (6)その他  4.海外におけるバラスト水処理装置の開発動向   (1)SEDNA System(ドイツ)   (2)Electro-Clean System(韓国)   (3)Ecto Sys(スウェーデン)   (4)その他  5.バラスト水処理技術の比較・評価のポイント   (1)処理能力   (2)取り扱い性及び維持管理性   (3)経済性  6.多段階処理のポイント(ハイブリッドシステムの構築法)   〜フィルター濾過、遠心分離などの物理的処理と紫外線・オゾン・    過酸化水素などの化学的処理を効果的に組み合わせるには?〜  7.併用システムによるバラスト水処理技術の事例紹介
V.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

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