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<セミナー詳細>

セミナーコード:20101204   このセミナーの受付は終了しています

★食料との競合を避けられ、大量のCO2を吸収し、燃料に利用できる油分(炭化水素)の生産、狭い面積での大量培養も
 可能等、優れた特性を有した藻類が次世代バイオ燃料として非常に注目されている!!
★本セミナーでは、海洋微細藻類のカルチャーコレクションを始め、藻類バイオ燃料の研究開発動向(東京農工大学の研究
 も含め)、海藻からの効率良いバイオエタノール製造法の開発とボツリオコッカス(ボトリオコッカス)の分離・培養方法及び
 燃料特性、又、エネルギー会社によるバイオ燃料の一貫生産システム開発への取り組みなどについて、斯界の第一線で
 活躍中の講師陣に詳しく解説頂きます。

藻類のバイオ燃料生産に向けた最新動向
●講 師 東京農工大学
大学院 工学研究院・生命機能科学部門
准教授 博士(工学)
田中 剛 氏
●講 師 東北大学大学院 農学研究科
水産資源化学分野 教授
農学博士
佐藤 實 氏
●講 師 (前)(財)地球環境産業技術研究機構
生物的CO2固定化プロジェクト 主任研究員
村上信雄 氏
  <講師紹介>
1974年、名古屋大学農学部卒業。同年、出光興産(株)入社。
1991〜1999年度、(財)地球環境産業技術研究機構 生物的CO2固定化プロジェクトに従事。
2010年 出光興産(株)退職。
●講 師 JX日鉱日石エネルギー(株)
研究開発本部 研究開発企画部 部長
工学博士
石田勝昭 氏
●日 時 2010年 12月 9日(木) 10:00〜16:35
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:30
T.海洋微細藻類のバイオ燃料生産への応用

 1.マリンバイオテクノロジー
  (1)マリンバイオテクノロジーについて
  (2)海洋微細藻類のカルチャーコレクション
 2.藻類バイオ燃料の研究開発動向
  (1)バイオエタノール
  (2)バイオディーゼル燃料
  (3)バイオディーゼル燃料からグリーンディーゼル燃料へ
 3.今後の展望
 4.質疑応答
(田中 氏)
12:30
|
14:00
U.海藻からの効率良いバイオエタノール製造法の開発

 1.発電所冷却用海水取水口に集まる海藻
 2.海藻成分のエタノール発酵のための前処理
 3.複雑な海藻成分からの効率的エタノール発酵
 4.今後の課題
 5.質疑応答
(佐藤 氏)
14:15
|
15:30
V.ボツリオコッカスの分離・培養方法、及び燃料特性

<講演要旨>

  Botryococcus braunii(ボツリオ)は乾燥重量当たり50%もの炭化水素を蓄積する微細藻として
 古くから知られている。自然界では大量発生した報告もある。そのためオイルショックを契機に
 屋外培養が欧米各国で試みられたが、成功例はなく、増殖が遅く、培養が困難な微細藻と
 言われていた。
  本セミナーでは、1990年から10年間実施された(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)の
 生物的CO2固定化プロジェクトにおいて我々が行ったボツリオの結果について紹介する。
  本プロジェクトにおいて、ボツリオの分離・純化技術を確立し、日本各地から90株のボツリオを
 純粋に分離・培養した。選抜した株を用いてボツリオのCO2固定量が高く、高濃度(約10g/l)で
 培養できることを示した。さらに、低栄養培地で増殖し、撹拌を停止すると浮上・濾過回収できる
 ことなど他の微細藻類にはない優れた性質を見出し、100lレベルの屋外培養でも高いCO2固定量
 (75g/u・日)を得た。燃料としても窒素、硫黄分が少ない環境に優しい燃料であることを示した。

 1.Botryococcus brauniiとは
 2.B. brauniiの分離技術と日本各地からの分離結果、優良株の選抜
 3.培養条件の特徴と高いCO2固定量
 4.屋外培養と燃料評価
 5.質疑応答
(村上 氏)
15:45
|
16:35
W.微細藻類を利用したバイオ燃料の一貫生産システム開発への取り組み
 〜エネルギー会社から見たビジネスとしての可能性〜


 1.エネルギー会社から見た微細藻類を利用したバイオ燃料
  (1)エネルギーに求められる3つのE
  (2)微細藻類を利用したバイオ燃料の意義
  (3)一貫生産システム開発の必要性
 2.一貫生産システム開発への取組み
  (1)バイオジェット燃料に対する期待
  (2)微細藻類からのバイオ燃料製造のポテンシャル
  (3)培養から燃料化までの要素プロセス
 3.ビジネスに向けた課題
 4.質疑応答
(石田 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。