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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130407   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
メカニカルシールの漏れ現象と選定・適用方法及び
トラブル改善事例、最近の技術動向
●講 師 日本ピラー工業(株)
技術本部 福知山技術部 部長
(元)品質保証部 部長
宮本正樹 氏
●日 時 2013年 4月 17日(水) 10:10〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講49,980円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)】
◆両日受講69,980円
  【1名につき(※受講者が1日目と2日目で違う場合でも可)】
※4月16日(火)開催「漏れのメカニズムとガスケット・パッキンの正しい選定・
  使い方及びトラブル対策」
セミナーと両日受講もお受付け致しております。

※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

メカニカルシールの利用及び関連する装置・機器・製品を扱っておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・設備管理・保全のご担当の方々。
シールにご関心がお有りの方。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

(1)シール選定・活用の基本的考え方
(2)メカニカルシールの選び方
(3)トラブル改善事例
(4)最近の技術動向
【講師の言葉】

本セミナーではメカニカルシールの基礎から取り扱い方法、改善事例、最近の技術動向などについて説明してまいります。
メカニカルシールは、高速のコンプレッサー、ポンプから低速の撹拌機等の機器、サイズはφ8mmくらいからφ800mmくらいまで、さらには圧力も真空から20MPaの高圧まで広範な仕様で使われています。また、取り扱う流体も多岐にわたりますので、それらの使用条件にマッチしたメカニカルシールを選定し使いこなしていくのが重要です。
本セミナーを受講するみなさんは既にメカニカルシールを取り扱われているものと思います。
本セミナーで知り得た知識をもって、現在取り扱われているメカニカルシールが、今後、安定・安全にご使用いただけるものにしていくことへの一助となればと思います。
【プログラム】

1.メカニカルシールの漏れ現象と密封技術について

 1)漏れはどのように発生するのか
 2)シール端面の潤滑膜の状態
 3)シール性と耐久性の関係
 4)理論上の漏れ量計算式 密封理論


2.メカニカルシールの構造と各部品の機能

 1)基本構造と各部品の機能
 2)シール原理と基本的設計の考え方
 3)基本的構造の種類と特徴
 4)シール端面に作用する力(圧力)
 5)バランス比、摺動面圧、PV値


3.メカニカルシールの選び方と使用上の留意点(形式分類及び特徴・比較から考えた)
 〜圧力範囲、スプリング位置、取付位置、配置、スプリング形状〜


 1)アンバランス形とバランス形
 2)回転形と静止形
 3)Oリング形とVリング形について
 4)マルチスプリング形とシングルスプリング形について
 5)インサイド形とアウトサイド形について
 6)ベローズ形
 7)デュアルシール(ダブル形 と タンデム形)
 8)その他(回り止め・トルク伝達方式による分類)


4.各種周辺付属機器の特徴と取り扱い

 1)冷却装置(フラッシングクーラー)について
 2)補助装置(ストレーナ、サイクロンセパレータ)について
 3)加圧タンク(主に撹拌機用途)について
 4)取付け機器の精度、取扱い上のポイント


5.メカニカルシールの各部品の材質選定と注意事項

 1)摺動部品(静止環、回転環)
 2)二次シール部品(Oリング、Vリング等)
 3)構造部品


6.トラブル改善事例

 〜シール面の面荒れ・キズ、シール面の焼付き(むしれ)、ブリスタリング、
  超硬合金摺動面のサーマルクラック、超硬合金摺動面の腐食、カーボン摺動面の早期摩耗、
  カーボンシール面の偏摩耗、ゴムOリングの硬化・ひび割れ、ゴムOリングの膨れ・割れ、
  ゴムOリングのはみ出し、カーボン固定環のエロージョン、チタンリテーナの腐食、
  軸パッキン部への堆積物、カーボン固定環のコーン割れ、回転環の飛び出しなど


7.ノンコンタクトガスシールについて

 1)動圧形と静圧形(PPGシールとPECシール)
 2)ガスシールの基本構造と特徴
 3)ドライガスシールのシール隙間とPV値
 4)シール面間圧力発生状態、漏れ量と動力損失
 5)PPGシールの適用例
  〜コンプレッサー、ブロワー、ケミカルポンプ、ラインミキサー、LPGポンプ、有害液ポンプ〜
 6)シール面の圧力分布と自動すきま調整機能
 7)ラビリンスシールとの漏れ量比較、PECシールの使用範囲
 8)PECシールの用途と適用例
  〜タービン、コンプレッサ、ブロワ、攪拌機、ロータリバルブ、遠心分離機、各種粉体機器〜


8.メカニカルシール技術の最近の動向

 1)難シール性流体対策
  〜スラリー(固形分)含有流体、高粘度流体、結晶析出流体〜
 2)環境対策
 3)安全対策
 4)省エネ対策
 5)製品へのコンタミネーション対策(クリーン対策)


9.質疑応答・個別対応
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。