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<セミナー詳細>

セミナーコード:20131003   このセミナーの受付は終了しています


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★「海面養殖」と比較して、環境負荷がより少なく天候や病原菌の影響を受けにくい安心・安全・高品質な魚介類を
 年間通して供給可能な「陸上養殖」が注目されています!!
★本セミナーでは、養殖の現状・課題から、海面と陸上での養殖の比較など陸上養殖技術・システムについて、
 新たな循環養殖用魚介類、陸上養殖への参入及び事業採算性と具体的な水質維持・建設・運営コスト、高密度飼育
 と省力化を徹底した陸上養殖システム、生産高と販売単価に応じた損益分岐点と事業規模の関係、陸上養殖を
 儲かるビジネスとするための戦略について、斯界の最前線でご活躍中の竹内氏、辻氏、両講師に詳説頂きます。

陸上養殖の最新動向・事業採算性と
採算ベースに乗せるための勘所及び水処理など設備技術

●講 師 東京海洋大学 海洋科学系 教授 農学博士 竹内俊郎 氏
  <関連のご活動>
生態工学会会長、日本水産学会前会長、日本農学工学会フェロー
●講 師 (株)大洋水研 代表取締役 辻 洋一 氏
  <講師紹介>
東京理科大学理工学部応用生物科学科卒業、
水処理エンジニアリング会社勤務を経て1996年に総合水処理会社
現(株)大洋水研を起業、代表取締役として現在に至る。
主にビル空調や工場の用排水処理、熱源に関わる水処理を専門と
してきたが、5年ほど前から新規事業として水族館や養殖に関する
水処理事業に携わり、現在は閉鎖循環式水槽システムの設計、
施工および維持管理。水産水処理装置の設計販売および維持管理。
陸上養殖設備に関わるコンサルタント全般なども手掛ける。
●日 時 2013年 10月 18日(金) 10:00〜16:55
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
14:30
T.陸上養殖の最新動向・事業採算性

<講演要旨>
 近年、陸上養殖、特に閉鎖循環式陸上養殖に注目が集まっている。しかしながら、採算性の問題で、広がりが見いだせない状況にある。
そこで、これまでの現状と最新技術の動向や今後の打開に向けた取り組み等について講義し、事業の採算性を視野に入れた新産業創出の一助とする。

 1.養殖の現状と課題
  (1)はじめに
  (2)養殖とは
  (3)必要性
  (4)現状
  (5)問題点(放射性物質を含む)
 2.陸上養殖
  (1)陸上養殖とは
  (2)閉鎖循環養殖システム
  (3)海面と陸上での養殖の比較
  (4)陸上養殖の現状とニーズ
 3.新たな循環養殖用魚介類
  (1)サケ
  (2)ティラピア
  (3)代理親魚
  (4)その他
 4.陸上養殖への参入
  (1)経済性に基づいた計画・設備の考え方
  (2)陸上養殖のコスト
  (3)採算性
  (4)陸上養殖のビジネスチャンス
 5.これからの陸上養殖と今後の展望
  (1)クリーンエネルギーの利用
  (2)今後の展望
 6.質疑応答・名刺交換
(竹内 氏)
(※途中、昼食休憩を50分程度取らせて頂きます。)
14:40
|
16:55
U.陸上養殖を採算ベースに乗せるコスト試算とビジネスとしての戦略

<講演要旨>
 閉鎖循環式陸上養殖をビジネスの視点で考えるとき、採算性に関するもっとも重要な要素は「いかに効率良く高密度で生産するか」に尽きる。これを可能にするための水処理技術を導入した場合のコストメリットと、施設の建設に関わる初期投資と採算の取れる運営法を提言し、コスト評価と共に解説する。

1.閉鎖循環設備に欠かせない水処理導入のコストメリット
 海から離れた内陸部で海産物の養殖を行う場合、海水の調達は大きな問題となる。天然、人工いずれの海水も調達には多額の費用が発生し、水質維持のための換水コストは陸上養殖ビジネスの採算性を大きく損なう。
しかしながら、水質を無視すれば養殖行為そのものが成り立たず、陸上養殖においては良好な水質を維持することこそが事業成功のカギになると言っても過言ではない。第1講で具体的手法が解説される水処理を導入することで、「水」に関わるコストを如何に低レベルに抑えることができるかを従来の換水方式とコスト比較し、具体的なシミュレーションに基づいて解説する。

2.陸上養殖工場の建設・運営コスト
 水の問題が排除できても陸上養殖は採算性のあるビジネスといえるのか?小割式の海面養殖と比較するとコスト高になると言われる陸上養殖のコストはどれくらいかかるのかを詳細に試算する。断熱を最重要視し、養殖に最適な水温を低エネルギーコストで維持するための建屋建設コンセプトに基づく初期投資費用、施設を運営・維持するためのコストを詳細に分析し、陸上養殖ビジネスが採算性のある事業であることを解説する。

3.高密度飼育と省力化を徹底した陸上養殖システム
 ここではアワビの生産システムを中心に高密度飼育を可能とし、管理人員も最小限に抑えることのできる陸上養殖のシステムを解説する。高密度飼育を可能とする飼育設備の構造、建屋内の水槽配置等。

4.生産高と販売単価に応じた損益分岐点と事業規模の関係
 全ての海産物が海面養殖から陸上養殖に取って代わるものでないのは生産コストと生産種に応じた単価の関係からも明らかである。そこで、テーマ2で試算したコストに対してどれくらいの生産高(s)と単価で販売すれば採算ベースに乗るのかを考察する。

5.陸上養殖を儲かるビジネスとするための戦略
 陸上養殖事業を起業するにあたって有利なマッチング事業の事例と、今後弊社が推し進める6次化産業としての事業モデルを紹介し、陸上養殖ビジネスをより具体的に展開する手法について述べる。

6.質疑応答・名刺交換
(辻 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。