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<セミナー詳細>

セミナーコード:20160210   このセミナーの受付は終了しています


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★グローバルな安全性対応が求められるLiB(リチウムイオン電池)の安全性試験の概要から、JIS、電気用品安全法、
 IEC、UL、UNなどの規格・試験方法・改訂の最新動向と今後、又、セル・パック/モジュールの認証取得時の留意点、
 ULの取組みに至るまで、斯界の最前線でご活躍中の菅原氏、大西氏両講師に詳説頂きます。

―IEC・UL・UN・JIS・電気用品安全法・中国(QC/T)など―
世界のリチウムイオン電池の安全規格と認証ならびに
輸送規則などに関する最新動向と留意点
●講 師 泉化研(株) 代表取締役 菅原秀一 氏
  <略歴>
1972〜2000年 呉羽化学工業(株)(現クレハ) 機能材料部技術担当部長
2000〜2005年 三井物産(株) 無機化学本部PM
2005〜2009年 エナックス(株) 米澤研究所PM
2005〜2009年 NEDO系統連系蓄電池システム研究 プロジェクト研究マネージャー
2009年〜    泉化研(株) 設立。現在に至る。

<著書>
『リチウムイオン二次電池電解液/電解質の安全性・長寿命・高出力化および
添加剤の作用効果・技術動向』
『大容量Liイオン電池の材料技術と市場展望』ほか多数。
●講 師 (株)UL Japan
コンシューマーテクノロジー事業部 製品安全グループ
シニアプロジェクトエンジニア
兼 製品安全グループ チームリーダー
大西伸樹 氏
  <講師紹介>
2000年3月、埼玉工業大学卒業。
2000年4月にULの日本法人であるUL Japanに入社。
オペレーションズ事業部に所属し、リチウムイオン・バッテリーの評価・試験に従事。
2009年にバッテリーのレビュアー、2011年にアジア地域のリード・レビュアーに就任。
グローバルに評価試験体制を持つULグループのバッテリー分野の中核的な技術者
として活躍。現在に至る。
●日 時 2016年 2月 19日(金) 10:20〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む

<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度がございます。
 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:20
|
14:50
T.リチウムイオン電池の安全性と輸送に関わる国内外の規格・ガイドラインと
  適合するための安全性試験および輸送実務
 〜JIS・UN・QC/Tなどの最新動向と今後の展望、運用実務〜


【講演主旨】
 リチウムイオン電池(セル、モジュール/パックとユニット)およびその用途分野における、諸規格や技術標準さらには法的な規制などの強化や新設が相次いでいる。これらは従前のスタイルとはかなり異なった、異常とも思えるスピードとグローバル化した状況で進められている。
 電池自体の製造、原材料と部材等の製造および電池の応用(応用製品)などにおいて、これら諸規制に準じて企画・設計および製造がなされるべきではあるが、情報の乏しさなどの事情と特に下記のような状況から、実務担当者の大きな負担となっております。

1.従来の二次電池との併用の規格があり(ニカド、NiMH、リチウム一次電池など(国内外)、リチウムイオンへの適用が判り難い
2.国内規格の大幅な追加・改訂と運用がなされている(JIS、電気用品安全法など)。
3.海外安全規格の見直しと強化がなされている(UL、UN(国際輸送)、UN/ECE R100)、これらは用途分野毎に(例、医用機器組込み電池)規格が制定されて来ている。
4.欧米での新たな試験や規格の制定への動きが急である(IEEEなど)。特にこの動きは国際的な主導権争いも含まれ、日本からはなかなか見えにくい現状である。
5.EUの電池指令やそれと関連したRoHS、WEEE(リサイクル)など、間接的ではあるが、実務上のアクションが取り難い。
6.FreedomCAR, EUCAR, USABC その他の海外の開発プロジェクトが電池の規格案などを発表しており、どこまでが研究でどこまでがデファクトスタンダードかが判然としない。

 本セミナーで取り上げる海外規格の殆どは膨大な英文ドキュメントであり、要点だけを和訳で紹介する。
取り上げる規格はJIS、UN(国連輸送安全性基準)、UNECE(R100/EV)、QC/T(中国)、IEC、ISOほかであるが、規格、試験方法、改訂など最近の動きと今後(〜2015、2016〜)も含めてカバーしたい。


 1.リチウムイオン電池の安全性試験規格の概要と実施事例
  1-1 電池事故の発生件数
  1-2 安全性試験の設定
  1-3 法規制、認証とガイドライン
  1-4 製品規格と測定規格
  1-5 各種規格の相互関係
  1-6 品質保証とPL
  1-7 機械的安全性試験と事例
  1-8 電気的安全性試験と事例
  1-9 安全性試験の考え方(リスクとハザード)
 2.JIS規格と電安法(電気用品安全法)
  〜最近の運用変更、改訂動向を含め
  2-1 JISの経緯
  2-2 JIS C 8715-1,-2
  2-3 JIS C 8715-2の安全性要求事項
  2-4 電気用品安全法の最近の運用
  2-5 変更、改訂の動きと今後
 3.自動車用(電気自動車/EV、ハイブリッド車/HV、PHV)電池に関する
   諸規格(案)と安全性試験

  3-1 Freedom CAR
  3-2 DOE & USABC
  3-3 EUCAR
  3-4 SAE
  3-5 国内の動向
 4.電力貯蔵、スマートグリッド用
  4-1 電力貯蔵用電池規程(電気事業連合会)
  4-2 IEEE(スマートグリッド関係)
  4-3 IEC(スマートグリッド関係)
 5.輸送に関する諸規定(船舶、航空、鉄道および国内)
  5-1 UNとIMO(船舶)、IATA(航空)
  5-2 UNと国内法の対応
  5-3 消防法と消防法施行規則
  5-4 EUその他の規制
 6.国連危険物輸送基準勧告(UNオレンジブック)
  6-1 UNオレンジブックの内容(対象となる電池と輸送区分)
  6-2 安全性試験方法(T1〜T8)とクラス9
  6-3 輸送に関する表示と書類、MSDS
 7.輸出と通関問題
  7-1 フローシート
 8.リチウムイオン電池(セル、モジュール)輸送関係の規制と実務
  8-1 UN危険物輸送基準勧告と航空輸送(ICAO(国際民間航空機関)、
    IATA(国際航空輸送協会))
  8-2 輸送のカテゴリー(国内、国際、郵便、宅配)
  8-3 船舶安全法とIMO(国際海事機構)
  8-4 輸出の準備手順と書類等
  8-5 輸出貿易管理令
 9.EU電池指令及び化学物質との関連事項
  9-1 EU電池指令、RoHSとWEEE(リサイクル)
  9-2 電池工業会BAJの解釈
  9-3 各国の化学物質規制(インベントリー)とREACH規制の動向
  9-4 電池と関連する輸入通関と輸出貿易管理令
 10.先進の安全性規格の活用
 11.質疑応答・名刺交換
(菅原 氏)
 (※12:00頃昼食休憩あり)
15:10
|
16:40
U.リチウムイオン電池の各国規制、世界の安全規格動向と
  認証取得の留意点、ULの取組み


 1.製品安全について
 2.バッテリーの製品用途の広がり
 3.主要なバッテリー関連規制と世界の製品安全規格の概要
  〜UL(北米)、IEC(国際)などを中心に解説
 4.認証取得時の留意点
  〜セル、パック/モジュールの代表的な規格を中心に、
   Scope, 試験項目, 適合基準などに言及

 5.UL の取組み
  〜新規格開発や認証・評価試験体制の整備などの取り組みについてご紹介
 6.質疑応答・名刺交換
(大西 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。