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<セミナー詳細>

セミナーコード:20180405   このセミナーの受付は終了しています

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★濾過技術を初めて学ぶ方、濾過技術に現在従事している方、ともに実用面でも役立つ内容になるよう、
 入谷博士から長年の研究経験に基づき、わかりやすく解説頂きます。

濾過技術の基礎と実装置への応用
〜濾過試験の評価法、濾過助剤・濾材・装置選定ならびに操作・設計・
スケールアップのポイント、トラブルシューティングなどについて、
長年の経験に基づき実際の装置や操作に役立つノウハウを丁寧に解説〜
●講 師 名古屋大学大学院 工学研究科
化学システム工学専攻 教授
世界濾過工学会日本会(FSJA) 会長
化学工学会固液分離分科会 代表
食品膜・分離技術研究会 副会長
化学工学会分離プロセス部会 元部会長
入谷英司 氏
  <著書>
『粉体工学ハンドブック』(朝倉書店、2014年)、
『絵とき 濾過技術 基礎のきそ』(日刊工業新聞社、2011年)、
『分離技術ハンドブック』(共著、分離技術会、2010年)、
『液相中の粒子分散・凝集と分離操作』(日刊工業新聞社、2010年)、
『濾過工学ハンドブック』(共著、丸善、2009年)、
『分離プロセス工学の基礎』(朝倉書店、2009年)、
『水環境ハンドブック』(共著、朝倉書店、2006年)、
『食品工学ハンドブック』(共著、朝倉書店、2006年)、
『化学工学ハンドブック』(共著、朝倉書店、2004年)など、多数
●日 時 2018年 4月 20日(金) 10:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

化学工業、環境関連(上・下水処理、排水・汚泥処理など)、食品、医薬、バイオ分野などにおいて、濾過に携わっておられる、エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務のご担当者の方。
濾過にご興味がお有りの方々。

【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

濾過技術の基礎知識を習得する。
濾過の基礎知識を濾過試験法、濾過装置選定、濾過装置設計・操作法の理解に役立てる実践力を養う。
濾過性能を飛躍的に向上させるためのノウハウを学ぶ。
濾過装置の簡便なスケールアップ法を理解し、それに関連したトラブルシューティングの実際を知る。
濾過技術の最先端を知り、将来の動向を予測する。

【講師の言葉】

濾過技術は、長い歴史をもつ化学工学の単位操作の一つであり、現在もその重要性はますます高まっています。
本セミナーでは、濾過技術の基礎からひもといて、やさしく説明します。
また、長年の研究経験に基づき、実際の装置や操作に役立つノウハウを、濾過技術の基礎と関連付けながら丁寧に解説します。
是非、皆様の業務に役立てて下さい。

【プログラム】

1.各種濾過技術の基礎理論

 (1)ケーク濾過と清澄濾過
 (2)ケークレス濾過(クロスフロー濾過とダイナミック濾過)
 (3)膜濾過(精密濾過と限外濾過)
 (4)電場、超音波、磁場を利用した濾過
 (5)遠心沈降と遠心濾過
 (6)助剤濾過と凝集濾過


2.濾過試験と評価のポイント
 〜どのようなデータを取って、どのように整理・解釈すれば良いか〜


 (1)ケーク濾過の実験データの評価法
  〜定圧濾過データの評価法、定速濾過データの評価法、変圧変速濾過データの評価法〜
 (2)ケークの構造と圧縮性の評価法
  〜ケーク内の圧縮圧力の分布、平均濾過比抵抗と部分濾過比抵抗〜
 (3)ケーク濾過の各種試験法
  〜真空および加圧濾過試験法、CST(毛管吸引時間)測定法、濾過面積急縮型濾過試験法、
   圧縮透過試験法〜
 (4)精密濾過における膜閉塞抵抗の評価法
  〜直列濾過抵抗モデル、律速抵抗の評価〜
 (5)閉塞濾過の評価法
  〜完全閉塞法則、中間閉塞法則、標準閉塞法則、閉塞濾過のプロット法〜
 (6)清澄濾過の評価法
  〜粒子の捕捉分離機構、粒子捕捉のモデル化、差圧上昇のモデル化〜
 (7)溶液環境依存性の評価法
  〜微粒子懸濁液の精密濾過とタンパク質溶液の限外濾過の比較、
   2成分系試料の濾過における溶液環境の役割〜
 (8)濾過ケークの洗浄
  〜置換洗浄、スラリー化洗浄〜


3.濾過助剤・凝集剤・濾材の選定と効果的活用法

 (1)濾過助剤の種類・特徴と効果的な活用のポイント
 (2)濾過助剤の添加量の決め方
 (3)凝集剤の種類・特徴と効果的な活用のポイント
 (4)凝集剤の添加量の決め方
 (5)濾材選定のポイント


4.濾過装置の選定とその留意点

 (1)原液性状の評価法
  〜懸濁粒子性状の評価法、懸濁液性状の評価法、実験法〜
 (2)実験法
  〜真空濾過試験、加圧濾過試験、階段状圧力増加濾過試験、濾過実験法のノウハウ
 (3)濾過装置選定の手順と脱水装置選定の手順
  〜濾過機選定のための要点、懸濁液性状に基づく濾過機選定基準、
   脱水機選定のための要点と選定基準〜


5.濾過操作・設計のポイント

 (1)バッチ式濾過操作の最適設計
 (2)連続式濾過操作の最適設計
 (3)逆洗濾過操作の最適設計
 (4)濾過性能に影響する沈降の評価法
 (5)円筒濾材による濾過評価法
 (6)非ニュートン流体を含む濾過の評価法
 (7)膜処理システムと運転


6.濾過装置のスケールアップとトラブルシューティング

 (1)スケールアップ時の問題点
 (2)標準ケーク形成時間を導入したスケールアップ法
  〜SCFT値から回分式または連続式フィルタの面積を計算する簡単な式、SCFT値の簡単な測定法、
   ケーク圧縮性指数nの簡単な測定法、スケールアップ係数〜
 (3)スケールアップ時に発生しやすいトラブル例
  〜メッキ液濾過における差圧上昇の問題とその対策、
   スクリュープレスによる汚泥脱水における諸問題とその対策、
   ビール濾過における助剤の種類と量の選定、トラブルの種類とその対策例〜


7.濾過・圧搾の最近の動向と今後の展開

 (1)高圧縮性難濾過性スラリーへの適用
 (2)極微細難濾過性スラリーへの適用
 (3)高効率複合操作への展開
 (4)最近の濾過・脱水装置
 (5)超高圧を利用した高度脱水
 (6)新規定圧濾過試験法


8.質疑応答
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2017. 4.14  濾過技術の基礎と実装置への応用
2016. 4.22  濾過技術の基礎と実装置への応用
2015. 8.21  濾過技術の基礎と実装置への応用
2013. 9. 6  濾過・圧搾のメカニズムと実装置への応用
2012. 3.28  濾過・圧搾のメカニズムと実装置への応用
2008.11.21  濾過・圧搾のメカニズムと実装置への応用