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<セミナー詳細>

セミナーコード:20180406    このセミナーの受付は終了しています

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      ※別画面で開きます
★海外プロジェクトにおいて、失敗、不採算に至るメカニズムを検証し、リスクをどう想定しトラブル予防策を練り、各フェーズ
 でどう対処していけばいいのか。
★本セミナーでは、海外プロジェクトの見積・応札・遂行段階におけるリスク対応として、プロポーザルの効果的作成方法、
 不採算要因に対しての事前防御、契約条件のチェックポイントならびに、対客先・対現地業者との紛争予防と対応など
 について、実務経験豊富な大益講師より、具体的な事例・実体験をまじえ詳説頂きます。
★質疑応答は適宜取らせて頂きますので、積極的なご質問お願い致します!!

〜海外プロジェクトの実例からみる〜
プロジェクト遂行リスク;最大の課題 現地工事リスクを考える
●講 師 日揮株式会社
Oil & Gas統括本部 事業部長代行
大益康市 氏
  【講師紹介】
慶應義塾大学法学部卒業後、日揮(当時の「日本揮発油」)に入社。
法務部での契約コメンティング業務・契約交渉の業務を経て、
海外プロジェクト部門へ異動し、海外プロジェクトの実践へ(現場駐在を経験)。
契約知識を活かして、主に円滑なプロジェクト運営の支援とともに
顧客・Subcontractorとの紛争処理、トラブル(納期延長、追加費用など)
解決の交渉業務を担当。
プロジェクト業務本部プロジェクトコーデイネーション部長、
国際プロジェクト本部本部長スタッフを経て、
現在豪州向けLNGプロジェクト事業部長代行。
●日 時 2018年 4月 24日(火) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【セミナーの狙い】

原油価格はようやく上昇の兆しを見せ始めエネルギー関連市場回復の期待は高まるが、受注優先で無謀な受注戦略・応札価格設定、不十分なリスク・スケジュール分析は、厳しい結果を招くことになる。それでも受注は企業の必須の課題であり、辛いビジネスである。
海外プロジェクトで納期と採算を確保することは容易なことではない。海外プロジェクトでの最大のリスク、不採算発生エリアは現地工事といっていい。
折角の受注、苦労し設計、機材調達まで順調に運びながら現地工事で想定外の工事遅延と余分費用の発生に大混乱となる。現地業者への依存度合そのものが海外プロジェクトのリスクと言っていい。勿論見積不全、設計ミス・遅延など上流側の問題が本質的な要因ではあるが、不採算の多くはこの下流の工事段階で一気に噴き出す。
万能・即効の解決策など未だ見つからないが、いくつかの事例から「これだけは」と理解し、覚悟し、とれる対策はとっておくべきと思われることがある。
このセミナーでは、様々な企業の受講者の方々との質疑応答(積極的なご質問をお願いします)のなかで問題を共有して、短い時間のなかで皆様の今後の海外展開に貢献できたらと思います。
現在、海外プロジェクトを遂行しておられる企業の方々、今後海外進出を考えている企業の方々の参考にして戴きたいと思っています。

【受講をお奨めする方】

主に海外プロジェクトの見積・遂行に関わるエンジニア、プロジェクト管理、資材調達、建設、技術、営業、契約・法務部門関係者。ならびに海外展開を志向する企業のご担当の方々。
【セミナーコンテンツ】

<全般:講義ウエイト30%>
 ●海外EPCビジネスの構造(リスクの根幹)
 ●最近の海外EPCビジネスの課題
<見積リスク:講義ウエイト30%)>
 ●海外プロジェクトの見積段階の問題と対策
 ●Risky な(対客先)契約条件(案)のチェック
<遂行リスク:講義ウエイト40%)>
 ●遂行リスク:顧客との紛争:納期延長、追加費用請求クレーム
 ●遂行リスク:現地業者サブコントラクターからの追加費用請求クレーム
  −下請け工事契約の類型とその問題点

【講座の流れ】

1.海外プロジェクトの難しさの実態 なぜ難しいのか。その全般的理解
2.見積・応札段階のリスク分析、契約条件のチェック、Proposalの効果的作成手法
3.遂行段階のリスク管理。対顧客および対現地業者との費用と納期を巡る紛争予防と対応
【プログラム】

〜リスクマネジメントの究極は、「損をしないプロジェクトの運営」という視点から〜

1.全般:プロジェクトの難しさの理解と見積段階での対処

 ・海外プロジェクトの難しさの典型とその本質を整理してみることから始め、
  その難しさを理解したうえで、具体的にどう対応していくのかを、
  大きく「見積・入札段階」と「遂行段階」それぞれの段階で最善の対応を考える。


2.見積リスク

 ・リスクを顧客にヘッジしたプロポーザルの作成(上手な逃げ道)
 ・発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
 ・契約に対するコメント作業(各契約条項毎のトラブル事例を解説)


3.遂行リスク

 @対客先
  ・トラブルは必ず発生するという前提でのプロジェクト運営
  ・トラブルにどう対処するか(具体的な対応法)
  ・顧客へのクレームの準備(同時に顧客からのクレームへの対応)
  ・納期延長などのクレームに対する作成戦略(Global Claim)
 A対現地業者
  ・現地業者(サブコントラクター)からのクレーム
  ・発生要因とその対応
  ・工事業者との契約Typeの理解とRisk Minimumな契約方式を考える(本講座重点テーマ)

4.質疑応答(適宜)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2017. 6.27 海外プロジェクトリスク:現地工事リスクを考える