<セミナー詳細>

セミナーコード:20190416   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、T〜Wにアンモニアによる発電及び燃料供給技術とその取組み状況、
 X〜Zは水素の混焼・専焼・コージェネ利用と、超臨界CO2サイクルに関する要素技術
 について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣より詳説頂きます。

−アンモニア利用発電、水素発電、超臨界CO2サイクルなど−
低炭素発電と燃料供給に関する要素技術・事業動向
●講 師 (株)IHI
資源・エネルギー・環境事業領域 事業開発部
再生可能資源グループ 部長
須田俊之 氏
●講 師 日揮(株)
プロセステクノロジー本部 技術イノベーションセンター
技術研究所長
藤村 靖 氏
●講 師 (一財)電力中央研究所
エネルギー技術研究所長
原 三郎 氏
●講 師 (株)トヨタエナジーソリューションズ
代表取締役社長
等 哲郎 氏
●講 師 三菱重工業(株)
総合研究所 主席プロジェクト統括
斉藤圭司郎 氏
●講 師 川崎重工業(株)
技術研究所 熱システム研究部 研究1課 基幹職
堀川敦史 氏
●講 師 8Rivers Capital, LLC
Chief Fellow
野本秀雄 氏
●日 時 2019年 4月 24日(水) 9:40〜18:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講(T〜Z部)      54,000円
◆午前(T〜W部)のみ受講  39,960円
◆午後(X〜Z部)のみ受講  32,400円
※上記全て1名につき(※テキスト代、消費税を含む)
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:40
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10:40
T.低炭素社会に向けたアンモニア利用発電技術開発

 水素キャリアとしてのアンモニアは、液化しやすいことや直接燃焼利用できることがメリットだが、燃焼場ではNOxの発生や安定性などが課題となる。ガスタービンや石炭焚ボイラ、SOFCを対象としたアンモニア利用技術の研究開発の状況について紹介する。

 1.水素キャリアとしてのアンモニアの特徴
 2.アンモニアを燃料として利用する場合の課題
 3.ボイラ,ガスタービン,SOFCでの利用技術開発
 4.今後の取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(須田 氏)
10:50
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11:50
U.CO2フリー発電の実現に向けたアンモニアサプライチェーン

 近年、アンモニアはCO2フリーの発電燃料として着目されており、既設発電所での混焼あるいはガスタービンでの専焼技術が開発されている。 当社では、水素キャリアとしてのCO2フリーアンモニアサプライチェーンの確立をめざし、再生可能エネルギーからのCO2フリーアンモニア製造技術として、新規アンモニア合成触媒の開発とプロセスの実証試験を実施している。 ここでは、CO2フリーアンモニアの新規合成技術を紹介するとともに、コスト・LCAの検討結果を紹介する。

 1.エネルギーキャリアとしてのアンモニアの利点
 2.CO2フリーアンモニアのサプライチェーンの将来像
 3.CO2フリーアンモニア製造技術開発と実証試験
 4.CO2フリーアンモニアを用いた発電コストとLCA
 5.今後の展望
 6.質疑応答・名刺交換
(藤村 氏)
12:50
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13:50
V.既設火力発電所におけるアンモニア利用について

 火力発電所からのCO2 排出量を低減するための一方策として、燃焼してもCO2を排出しないアンモニアの火力発電用燃料としての利用が検討されているが、アンモニアを燃料として燃焼させた場合、排ガス中のNOx濃度が大幅に増加する可能性がある。 ここでは、既設火力発電所で発電用燃料として大量のアンモニアを利用する場合の課題や当所が保有する燃焼試験設備により実施した、微粉炭・アンモニア混焼時のNOx排出特性評価結果について紹介する。

 1.既設火力発電所でのアンモニア利用時の課題
 2.微粉炭・アンモニア混焼の基礎特性
  (1)燃焼試験設備の概要
  (2)アンモニア混焼率の影響
  (3)アンモニア注入位置の影響
 3.今後の課題
 4.質疑応答・名刺交換
(原 氏)
14:00
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15:00
W.アンモニア小型タービンへの取り組みと今後の展望

 現在、水素社会の実現に向けて国をあげて様々な取り組みが行われているがCO2フリー水素普及の一環として、エネルギーキャリアとしてのアンモニアの直接利用技術も注目されてきている。 トヨタグループのエネルギーソリューション会社である当社は、従来から製造している小型ガスタービンの新しい可能性を模索し、アンモニア専焼による発電技術の確立に向けて開発に取り組んでいる。その開発状況と課題について紹介する。

 1.トヨタエナジー会社概要
 2.SIP「エネルギーキャリア」における活動
 3.アンモニア小型タービンの開発状況
 4.商品化に向けた課題
 5.質疑応答・名刺交換
(等 氏)
15:10
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16:10
X.ガスタービンにおける水素エネルギー利用の取組みと展望

 ガスタービン複合発電(GTCC)はクリーンかつ高効率であり、経済的および社会的観点から今後もその需要は増加する。低炭素社会の実現には、水素ガスタービンの開発が重要であり、現在、天然ガスと水素の混焼方式、ならびに水素専焼方式について開発が進められている。また、アンモニアは水素のエネルギーキャリアの1つであり、GTCCでのアンモニア利用も研究されている。 本講演では、当社の発電用大型ガスタービンにおける水素エネルギー利用の取組み、および、それを取り巻く状況に関して解説する。

 1.三菱重工グループの紹介
 2.発電とガスタービンについて
  (1)ガスタービンの歴史
  (2)発電システムと効率
 3.ガスタービンにおける水素利用について
  (1)水素社会の実現に向けて
  (2)水素利用ガスタービン
  (3)燃焼器の開発
  (4)海外プロジェクトの取組み
 4.質疑応答・名刺交換
(斉藤 氏)
16:20
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17:20
Y.水素燃料に対応する燃焼技術とガスタービン開発状況
 〜世界初の水素コージェネレーション実証などを含めて〜


 水素発電は、エネルギー基本計画にも記載される等、将来の低炭素社会ならびに水素社会に向けた重要な技術の一つである。川崎重工で取り組む水素燃焼技術の開発ならびにエンジン実証状況について概説する。

 1.水素利用への動き
  (1)液体水素サプライチェーンのコンセプト
  (2)水素インフラ技術概要と水素ガスタービン
 2.水素燃料に対応する燃焼技術とガスタービン開発状況
  (1)水素利用時の技術課題
  (2)水素混焼追焚き方式とエンジン実証
  (3)水素専焼(水噴射低NOx化)と発電実証
  (4)水素専焼ドライ低NOx燃焼技術の開発状況
 3.質疑応答・名刺交換
(堀川 氏)
17:30
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18:30
Z.超臨界CO2サイクル火力発電システム

 高効率でなおかつほぼ100%のCarbon Captureを可能にするサイクルを紹介する。超臨界状態のCO2を作動流体とする、高温高圧の閉サイクルで、商用化されると極めて経済性の高い発電システムとなるものである。

 1.サイクルの特徴
 2.経済性の分析
 3.デモプラントの状況
 4.商用化の計画
 5.質疑応答・名刺交換
(野本 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。