<セミナー詳細>

セミナーコード:20200802   このセミナーの受付は終了しています
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★本セミナーでは、乾燥の総合的な基礎知識から、乾燥機の選定・材料形状から見たトラブル対策、
 乾燥操作におけるトラブル対策・省エネルギー対策と、容積・伝熱面積の概算法など性能評価なら
 びに熱風乾燥機の詳細設計法、また粉粒状材料および非粉粒状材料における実践活用について、
 Excelでの演習を多数交えながら(参加者は演習問題のソフトを持ち帰ることができ、各自が扱って
 いる実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうことができる)、経験豊富な中村博士に詳説頂きます。
※8月18日は基礎編となりますので、基礎から学びたい方は両日受講を、既に乾燥に携わっており
 基礎知識がおあり方は19日のみのご受講も受け付けております。
★ライブ配信有:会場受講または会社・自宅などライブ配信のいずれかでご受講頂けます。
          ↓
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)のみの開催となりました。

−Excelソフト付き!! 演習により即活用できる−
乾燥技術の基礎から乾燥操作・トラブル対策と
乾燥機の設計・性能評価など実践活用法
●講 師 中村正秋技術事務所 所長
名古屋大学 名誉教授
中村正秋 氏
  <講師紹介>
1965年、名古屋大学卒業(工学部化学工学科)。
1970年、名古屋大学大学院博士課程満了(工学研究科化学工学専攻)。
1982年8月〜1984年3月、Research Associate, National Research Council ,Canada。
1994年、名古屋大学教授(工学部分子化学工学科)。
1997年、名古屋大学大学院教授(工学研究科分子化学工学専攻)。
2004年、名古屋大学大学院教授(工学研究科化学・生物工学専攻分子化学工学分野)。
2006年4月より、名古屋大学名誉教授、中村正秋技術事務所代表。現在に至る。
工学博士。専門は化学工学(伝熱工学、反応装置工学、資源・環境学)。

<著書>
『第2版 初歩から学ぶ乾燥技術』(丸善出版・共著)、
『はじめての乾燥技術』(日刊工業新聞社・共著)など多数。
●日 時 2020年 8月 18日(火) 13:20〜17:50
2020年 8月 19日(水) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)のみの開催となりました。
※当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
●受講料 ◆両日受講(8月18と19日)69,850円(同時複数人数お申込みの場合58,850円)
◆1日受講(8月19日のみ)44,000円(同時複数人数お申込みの場合38,500円)
※上記全てテキスト代、消費税を含む(1名につき)
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【テキストと演習用PC持参のお願い、進行などについて】

・講義は基本的にパワーポイント(事前にpdfでお送りし、当日は紙媒体で配布)をテキストとして進めます。
・Microsoft Excelを使用した演習を行いますので、予めExcelがインストールされている
 PCをご持参下さいませ。

 ※2003以降であれば、バージョンは問いません。OSはWindows/Mac版いずれも可です。
 ※ご持参が難しい場合は、お申込み時に『PC貸出希望』の旨お知らせ下さいませ。
  6,600円(税込)にて貸出致します。
 ※可能でしたら、USBポートに接続可能なPCをご持参頂けましたら幸いです。
  (当日USBメモリにて追加データ等を配布する可能性があるため)
・『初歩から学ぶ乾燥技術 第2版(丸善出版・2013)』をサブテキストとして使用します。
 上記書籍を既にお持ちでしたら、受講料より3,080円引かせて頂きますので、
 お申込み時にその旨お知らせ下さいませ。

・プログラムのTからVまでは1日目(8/18)、それ以降は2日目(8/19)に予定しております。
【予備知識】

 1)伝導・対流・輻射(放射) 伝熱の基礎知識
 2)Excelの基本的な操作
【習得知識】

 1)乾燥技術の入門者にとっては基礎から分かり易く理解できる。
 2)すでに乾燥に携わっている技術者にとっては、Excelを使った演習問題によって
   より深く理解できる。

 3)実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうExcelソフトを持ち帰ることができ、
   各自が扱っている実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうことができる。

 4)さらに、サンプルソフトをもとにして、自分に合ったソフトを開発できるようになる。
【講師の言葉】

 このセミナーのプログラムは、乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間で理解できるように組んである。また、乾燥技術の内容を表現するために、どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel(Microsoft社)を使った実習を行う。
 とくに、新しく乾燥機を設計する場合、あるいは現有している乾燥機の性能評価をする場合、条件を幾通りも変えた計算を行い、その中から最適な解を見つけ出す作業が必要になる。この場合、Excelで計算手順を組み込んでおけば、作業が迅速、かつ容易になる。
 実習に使うソフトを持ち帰ることができ、乾燥機の設計や性能評価をおこなうとともに、これを土台にして自分でソフトを開発できるようになる。

【プログラム】

T.乾燥はどのように進行するか

 1.乾燥による重量と温度の変化
 2.定率(恒率)乾燥期間と減率乾燥期間
 3.含水率の表し方【Excel演習】
 4.乾燥速度と乾燥特性曲線
 5.限界含水率と平衡含水率


U.湿り空気の性質

 1.飽和蒸気圧【Excel演習】
 2.相対湿度(関係湿度)【Excel演習】
 3.絶対湿度【Excel演習】
 4.湿球温度【Excel演習】
 5.露点【Excel演習】
 6.湿度図表


V. 湿り材料の性質と乾燥特性

 1.材料内の水分の状態
 2.定率乾燥速度【Excel演習】
 3.減率乾燥速度【Excel演習】
 4.湿り材料を速く乾かすには【Excel演習】
 5.むやみに速く乾かすと、問題が起きる【Excel演習】


W. 乾燥機の種類と選び方

 1.乾燥機の分類
 2.目的に合った乾燥機の選び方
 3.材料形状から見た乾燥機とそのトラブル対策
  〜液状材料の乾燥、スラリー状材料の乾燥、粉粒状材料の乾燥、
   熱に弱い材料の乾燥、固有形状材料の乾燥、シート状材料の乾燥、
   塗装・塗布物の乾燥〜


X.乾燥操作における省エネルギー対策

 1.前工程における対策
 2.エネルギー効率向上の対策
 3.熱源の工夫による省エネルギー対策
 4.熱回収による省エネルギー対策


Y. 乾燥操作におけるトラブル事例と対策

 1.乾燥機の能力に関するトラブル
 2.ハンドリングに関するトラブル
 3.製品の品質に関するトラブル
 4.災害事例と防止


Z.乾燥機の性能評価と簡易設計

 1.熱収支式の作り方
 2.伝熱容量係数の概略値
 3.乾燥機の容積・伝熱面積の概算【Excel演習】


[.熱風(対流伝熱)乾燥機の詳細設計

 1.回分式熱風乾燥機の詳細設計【Excel演習】
 2.連続式並流型熱風乾燥機の詳細設計【Excel演習】
  〜スケールアップ(ダウン)の例、省エネ(低コスト化)の例
 3.連続式向流型熱風乾燥機の所要容積【Excel演習】


\.材料乾燥の進め方とポイント

 1.材料の加熱・冷却時の非定常温度変化【Excel演習】
 2.表面蒸発を伴う材料の乾燥【Excel演習】
 3.基板上水膜の乾燥【Excel演習】
 4.水分移動を伴う材料の乾燥【Excel演習】
 5.棒状材料の乾燥【Excel演習】
 6.球状材料の乾燥【Excel演習】
 7.噴霧乾燥の基礎
  〜静止水滴の蒸発【Excel演習】、落下水滴の蒸発【Excel演習】
 8.充填層通気乾燥【Excel演習】
 9.移動層通気乾燥【Excel演習】
 10.振動流動層乾燥【Excel演習】
 11.有機溶剤乾燥の基礎


].質疑応答【適宜】
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

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2011. 2.10 乾燥技術の基礎と実践活用
2009. 9.11 乾燥技術の基礎と実践活用