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食品機能性成分の安定化技術    
Stabilization Technology of Food Functional Ingredients
[コードNo.2016T032]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 寺尾啓二
■体裁/ B5判 220ページ
■発行/ 2016年11月25日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 79,920円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-1228-6

 
★食品の機能性と安全性を確かなものとする、機能性成分の安定化技術!
★機能性表示食品制度により競争が激化する食品市場において、他社製品との差別化を図る!
★汎用的な安定化技術や各成分の物性・機能性・安定化技術・使用方法等を解説!

キーワード

機能性食品 / トクホ / 機能性表示食品 / 安定化 / 変性要因 / 可溶化 / コーティング / カプセル化 / シクロデキストリン / 物性 / 製法 / 加工法 / 熱安定性 / 光安定性 / 酸安定性 / 吸収性 / 生理活性 / 安全性 / 使用方法

刊行にあたって

 機能性食品の購入に際し、効果効能や安全性に関する情報の得られない日本特有の環境下において、機能性食品の開発者や販売者は重責を担っており、機能性食品に含まれる機能性成分の有効性や安全性に関する知識を十分に持っておく必要があります。

 機能性成分の中には安定性が高くないものも多く、食品加工され生体内に吸収されるまでに変性や分解を受け、目的の機能を十分に発揮できない機能性食品があります。最悪の場合には毒性分解物が生成し健康に悪影響を及ぼすこともあり得ます。

 この書籍は食品機能性成分別の物性や効能、不安定性要因、安定化技術、さらには、高機能化のための生体利用能向上技術、製品適用事例等についての最新の知見をまとめています。この書籍が確かな機能性を有し、消費者にとって安心できる機能性食品を開発するための指南書となることを信じています。
(本書「はじめに」より一部抜粋)

著者一覧

寺尾啓二(株)シクロケム;神戸大学;神戸女子大学
上岡勇輝日油(株)
飯塚正男理研ビタミン(株)
石田善行(株)シクロケムバイオ
上梶友記子(株)シクロケムバイオ
生田直子神戸大学大学院
松郷誠一金沢大学大学院
岡本陽菜子(株)シクロケムバイオ
王堂哲ロンザジャパン(株)
西澤英寿新田ゼラチン(株)
長谷篤史新田ゼラチン(株)
井上直樹新田ゼラチン(株)
越智浩森永乳業(株)
佐藤浩之三栄源エフ・エフ・アイ(株)
小磯博昭三栄源エフ・エフ・アイ(株)
相澤光輝焼津水産化学工業(株)
浅利晃(株)ヒアルロン酸研究所
黒住誠司甲陽ケミカル(株)
加賀出穂甲陽ケミカル(株)
島田研作松谷化学工業(株)
古根隆広(株)シクロケムバイオ
椿和文(株)ADEKA
中田大介(株)シクロケム
佐藤慶太(株)シクロケムバイオ
笠井通雄日清オイリオグループ(株)
戸田登志也フジッコ(株)
市川剛士サンブライト(株)
眞岡孝至(一財)生産開発科学研究所
小暮健太朗徳島大学
上野千裕(株)シクロケムバイオ
渡邉由子三菱化学フーズ(株)
田川大輔森下仁丹(株)

目 次

【第T編 汎用技術】
第1章油脂コーティング・可溶化技術による機能性成分の生体利用率向上
1はじめに
2当社のコーティング技術
2.1油脂コーティング技術
2.2マルチコーティング技術
2.3球形コーティング
2.4ビフィズス菌への耐酸性付与
2.5水溶性ビタミンの生体利用率の向上
3可溶化技術
3.1可溶化技術概要
3.2脂溶性ビタミン可溶化液
3.3脂溶性機能脂質成分可溶化液
4おわりに
第2章リケビーズ
1はじめに
2マイクロカプセルとは
3安定化のデータ・事例
3.1使用例1(機能性成分の酸化安定性の向上、ハンドリング改善)
3.2使用例2(香料;メントール)
3.3使用例3(2成分接触による配合変化防止)
4製品適用事例
5リケビーズその他のシェル剤
6まとめ
第3章シクロデキストリン
1はじめに
2シクロデキストリンの性質
2.1包接機能
2.2シクロデキストリンの水溶性
2.3シクロデキストリンの消化性
2.4シクロデキストリンの安全性
2.5包接化方法
3CD包接による機能性食品素材の安定化
4おわりに
【第U編 成分別技術】
第1章コエンザイムQ10
1はじめに
2コエンザイムQ10の問題点
3コエンザイムQ10の安定性改善
3.1シクロデキストリン
3.2熱・光に対する安定性
3.3他製剤との配合
3.4サプリメントの開発
4おわりに
第2章R-α-リポ酸
1R-α-リポ酸とは
2R-α-リポ酸の安定化
3シクロデキストリンを用いたR-α-リポ酸の安定化技術
3.1R-α-リポ酸-CD包接複合化法
3.2R-α-リポ酸-CD包接複合体のSEM解析
3.3R-α-リポ酸-CD包接複合体のXRD解析
3.4R-α-リポ酸-CD包接複合体の熱安定性試験
3.5R-α-リポ酸-CD包接複合体の酸安定性試験
3.6R-α-リポ酸-γCD包接複合体の吸収性と溶解性試験
3.7R-α-リポ酸-γCD包接複合体のヘルシーエイジング効果、抗糖尿作用
4おわりに
第3章δ-トコトリエノール
1はじめに
2γCD包接によるα-TPおよびγ-T3の安定性の改善
2.1T3-γCD包接複合体の作製
2.2T3-γCD包接複合体の熱安定性の検討
3γCD包接によるT3の生体利用能の向上
3.1γCD包接化によるT3の吸収性への影響
3.2γCD包接化によるT3の生理活性への影響
3.3T3-γCD包接複合体の効果
4おわりに
第4章L-カルニチン
1はじめに
2L-カルニチンの基本物性
3利用上の安定性
4熱安定性
5光に対する安定性
6安定化技術
7加工実績
8安全性
9使用上の留意点
10機能性と利用分野
10.1脂肪燃焼の促進
10.2体重・血中中性脂肪の減少効果
10.3アセチルカルニチンを生成しエネルギー代謝を円滑化
10.4アセチルカルニチンの神経作用
10.5スポーツ栄養素としての活用
10.6がん患者の場合
11おわりに
第5章コラーゲンペプチドの製造方法とその安定化技術の特徴
1はじめに
1.1コラーゲンとは
1.2コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチド、アミノ酸の違い
2コラーゲンペプチドの製法と品質への影響
2.1ゼラチンの抽出技術
2.2コラーゲンペプチドの製法
3コラーゲンペプチドのアプリケーションへの利用
3.1コラーゲンペプチドの性質や特徴
3.2コラーゲンペプチドの反応性
3.3コラーゲンペプチドの介護食への利用
4コラーゲンペプチドの機能性
4.1生理活性ペプチド
4.2肌への効果
第6章乳ペプチドを用いた食品物性安定化と適用事例
1はじめに
2粘度
3食感向上
3.1麺の食感向上
3.2魚ねり製品の食感向上
3.3チーズの食感向上
4起泡性
4.1起泡性ペプチド
4.2焼成食品への応用
4.3発泡飲料への応用
4.4ホイップクリームへの応用
5おわりに
第7章抗菌ペプチド(リゾチーム、ナイシン)
1はじめに
2リゾチーム
3リゾチームの抗菌効果
4リゾチームの安定性
5リゾチームの効果的な使い方
6食品添加物としてのナイシン
7ナイシンの抗菌効果
8ナイシンの安定性について
9ナイシンの効果的な使用方法
10おわりに
第8章グルコサミンの物性と応用
1はじめに
2NAGとグルコサミン
3製造方法
4食品への利用に関わる物性
4.1味質と甘味度
4.2溶解度
4.3吸湿性と水分活性
4.4pH安定性
4.5着色性
5サプリメントへの応用例
6安全性
7おわりに
第9章ヒアルロン酸
1はじめに
2ヒアルロン酸の生物学・生化学
3ヒアルロン酸の生理活性は分子量によって異なる
4極大のヒアルロン酸による抗腫瘍作用
5極小のヒアルロン酸(HA4)による組織恒常性維持
6おわりに
第10章キトサン
1はじめに
2キトサンの酸に対する溶解性
2.1キトサンの溶解方法
2.2溶解可能な酸の種類
2.3キトサンの粘度と分子量の関係
2.4キトサンの酸解離定数(pKa)とpHによるキトサンの性質
3キトサンの抗菌性
3.1キトサンの分子量と各種菌への抗菌性
3.2キトサンの各種菌への抗カビ性
3.3日持ち向上剤としての食品への応用例
4キトサンの物性
4.1吸湿性(粉末)
4.2苛酷試験による粘度、および着色変化(粉末)
4.3保存安定性(粉末、ポリエチレン袋入り)
4.4加熱試験による粘度、および着色変化(溶液)
4.5保存試験(溶液)
4.6食品加工を想定した安定性
4.7加工食品の使用例
5まとめ(キトサンの食品中の安定化)
第11章難消化性デキストリンの応用
1はじめに
2製造方法、分析方法および安全性
3物理化学的性質
4構造
5特長
5.1マスキング効果
5.2安定化効果
5.3その他の特長―生理機能
6今後の展望
第12章α-シクロデキストリン
1はじめに
2化学的安定性
3健康に対する機能性
3.1食後の血中中性脂肪値に対する上昇抑制効果
3.2脂肪酸の選択的排泄効果
3.3食後の血糖値の上昇抑制効果
3.4LDL-コレステロール低減効果
3.5抗アレルギー効果
4安定化ならびにその他の応用
4.1色素の褐変化防止
4.2タンパクの安定化
4.3相乗的な抗菌効果の向上
4.4水溶性の向上
4.5味のマスキング効果
4.6その他の応用
5おわりに
第13章大麦由来βグルカン
1はじめに
2大麦βグルカンの食経験と健康強調表示について
3大麦βグルカン分子について
4抽出された大麦βグルカンの特徴
5大麦βグルカンの機能性
5.1内臓脂肪の蓄積と耐糖能に及ぼす影響
5.2大麦βグルカンの抗酸化作用
5.3低分子化大麦βグルカンの免疫活性評価
5.4大麦βグルカンの血圧降下作用
6おわりに
第14章シクロデキストリンによる不飽和脂肪酸の安定化技術
1はじめに
2脂肪酸について
3CDによる脂肪酸の安定化
3.1試験方法
3.2包接体調製方法
3.3ω-3不飽和脂肪酸(PUFA)-CD包接体
3.4ω-6系不飽和脂肪酸(PUFA)-CD包接体粉末
3.5中鎖飽和脂肪酸-CD包接体
4おわりに
第15章クリルオイル
1はじめに
2オキアミ
3クリルオイル
4クリルオイルの酸化安定性向上
第16章α-リノレン酸
1はじめに
2α-リノレン酸を含有する食用油
3α-リノレン酸の安定性
3.1保存時および開封後の安定性
3.2酸化安定化技術
3.3調理時の安定性
4α-リノレン酸の栄養機能トピックス
5おわりに
第17章大豆イソフラボン
1はじめに
2大豆イソフラボンとは
3大豆食品に含まれるイソフラボン
3.1イソフラボン量
3.2イソフラボン組成
4大豆加工中のイソフラボンの変化
5発酵によるイソフラボンの構造変換
6シクロデキストリン(CD)による大豆イソフラボンの包接
7おわりに
第18章カロテノイド(リコピン、ルテイン、カロテン)
1カロテノイドとは
2主要なカロテノイドについて
2.1ベータカロテン
2.2リコピン
2.3ルテイン
3カロテノイド製剤の安定性と安定化技術
3.1酸化防止剤による安定化
3.2コーティング等による安定化
4おわりに
第19章アスタキサンチン
1はじめに アスタキサンチンの構造と自然界における分布
2アスタキサンチンの生理機能
2.1抗酸化作用
2.2その他の生理作用
3アスタキサンチンの分解要因
3.1熱、光による異性化
3.2アルカリ溶液中での反応
3.3酸素(活性酸素)やフリーラジカルとの反応
4アスタキサンチンの安定化技術
4.1抽出時に熱や酸素への暴露による分解を防ぐための技術
4.2製品中のアスタキサンチンの安定化技術
4.3光、紫外線遮断の容器の開発
5まとめ
第20章イソチオシアネート類とテルペノイド
1はじめに
2イソチオシアネート類
2.1ワサビの辛味成分AITCの安定化
2.2大根の辛味成分MTBIの安定化
3テルペノイド
3.1l-メントール
3.2ヒノキチオール
3.3ゲラニオール
3.4リモネン
第21章プロバイオティクスの先駆け-有胞子性乳酸菌ラクリスTM-
1はじめに
2有胞子性乳酸菌の形成
3有胞子性乳酸菌の特長
4有胞子性乳酸菌の腸管内での増殖と影響
5有胞子性乳酸菌の食品への利用
6有胞子性乳酸菌の安全性と位置づけ
7おわりに
第22章森下仁丹シームレスカプセル技術とビフィズス菌カプセルへの応用
1はじめに
2森下仁丹シームレスカプセル技術について
2.1森下仁丹シームレスカプセルの製造方法
2.2森下仁丹シームレスカプセルの機能と特性
2.3生きた乾燥ビフィズス菌末のカプセル化
2.4バイオカプセルの開発
3ビフィズス菌カプセルへの応用
3.1ビフィズス菌カプセル
3.2ビフィズス菌カプセル接種効果



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