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電池革新が拓く次世代電源
[コードNo.06NTS155]

■体裁/ B5判・664頁
■発行/ 2006年 2月 1日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 46,420円(税込価格)

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 現代のユビキタス情報社会は、エレクトロニクス技術や通信技術の進歩のみならず電池技術の革新が重要なポイントである。また地球温暖化、環境劣化が深刻化している現代、エネルギー問題の解決は一刻を争い、太陽電池や燃料電池の開発に大きな期待が寄せられている。更にロボット福祉医療分野とこれからの電池技術の進歩は大いに期待が寄せられている。
 本書では次世代電源として期待される7つの電源を取り上げ、その開発現状、高性能化・長寿命化への課題など最新の情報を紹介する。

執筆者
辰巳国昭(独)産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門蓄電デバイス研究グループ グループ長
加納健司京都大学大学院農学研究科 教授
辻村清也京都大学大学院農学研究科 助手
谷口功熊本大学工学部物質生命化学科 工学部長/教授
柿薗俊英広島大学大学院先端物質科学研究科 助教授
大坂武男東京工業大学大学院総合理工学研究科 教授
岡島武義東京工業大学大学院総合理工学研究科 助手
西澤松彦東北大学大学院工学研究科 教授
中村暢文東京農工大学大学院共生科学技術研究部 助教授
大野弘幸東京農工大学大学院共生科学技術研究部 教授
柳下立夫(独)産業技術総合研究所バイオマス研究センター 主任研究員
須賀健雄早稲田大学理工学術院応用化学専攻 助手
西出宏之早稲田大学理工学術院応用化学専攻 教授
直井勝彦東京農工大学大学院共生科学技術研究部 教授
荻原信宏東京農工大学大学院共生科学技術研究部 助手
岡島敬一筑波大学大学院システム情報工学研究科 講師
佐々木正和日産ディーゼル工業(株) 開発顧問/研究部キャパシタ&ハイブリッドシステム研究開発担当
岡村廸夫(株)パワーシステム 代表取締役会長
荒川裕則東京理科大学工学部工業化学科 教授
倉本憲幸山形大学大学院理工学研究科 教授
早瀬修二九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授
松井文雄(株)林原生物化学研究所東京研究センター センター長
大高秀夫(株)林原生物化学研究所東京研究センター横浜分室 研究員
安藤宗徳東洋インキ製造(株)技術・研究・開発本部顔料研究所 研究員
昆野昭則静岡大学工学部物質工学科 助教授
G.R.Asoka Kumara静岡大学工学部物質工学科/(独)日本学術振興会 外国人特別研究員
松村道雄大阪大学太陽エネルギー化学研究センター 教授
大佐々崇宏大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程/大阪大学太陽エネルギー化学研究センター リサーチ・アシスタント
上原赫京都大学エネルギー理工学研究所 客員教授/大阪府立大学名誉教授
吉川暹京都大学エネルギー理工学研究所 教授
松木伸行(財)神奈川科学技術アカデミー 研究員
鯉沼秀臣(独)物質・材料研究機構 理事
小久見善八京都大学大学院工学研究科 教授
安田和明(独)産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門次世代燃料電池研究グループ グループ長
尾崎純一群馬大学大学院工学研究科 助教授
大門英夫日立マクセル(株)開発本部新デバイスセンター 主任研究員
川上浩良首都大学東京都市環境学部 助教授
北村幸太東洋紡績(株)総合研究所コーポレート研究所プロジェクトA
春日敏宏名古屋工業大学大学院工学研究科 教授
山本貴光(財)鉄道総合技術研究所車両制御技術研究部動力システム 主任研究員
神谷信行横浜国立大学大学院工学研究院 教授
高須芳雄信州大学繊維学部精密素材工学科 教授
小山俊樹信州大学繊維学部機能高分子学科 助教授
高橋政志武蔵工業大学工学部環境エネルギー工学科 講師
小林光一武蔵工業大学工学部環境エネルギー工学科 教授
江口浩一京都大学大学院工学研究科 教授
山崎啓関西電力(株)研究開発室エネルギー利用技術研究所 主席研究員
福井武久(株)ホソカワ粉体技術研究所 執行役員/研究開発本部 本部長
石原達己九州大学大学院工学研究院 教授
伊原学東京工業大学炭素循環エネルギー研究センター 助教授
上野晃東陶機器(株)総合研究所事業開発部燃料電池開発グループ グループリーダー
小笠原慶東京ガス(株)総合研究所 主幹研究員
吉野彰旭化成(株)吉野研究室室長/理事/旭化成グループフェロー
山田淳夫東京工業大学大学院総合理工学研究科 助教授
境哲男(独)産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門電池システム連携研究体 連携研究体長/神戸大学併任教授
鈴木真也東京大学先端科学技術研究センター 助手
宮山勝東京大学先端科学技術研究センター 教授
仁科辰夫山形大学大学院理工学研究科 助教授
周豪慎(独)産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門 主任研究員
金村聖志首都大学東京都市環境学部 教授
富永洋一東京工業大学大学院理工学研究科 助手
堀江英明日産自動車(株)総合研究所第一技術研究所 主管研究員
新井寿一(株)日立製作所日立研究所電池研究部電池デバイスユニット ユニットリーダ/主任研究員
岩倉千秋大阪府立大学名誉教授
湯浅浩次松下電池工業(株)コーポレート部門技術戦略グループ グループマネージャー
石和浩次三洋電機(株)モバイルエナジーカンパニーニューオートモーティブプロジェクト シニアマネージャー
武江正夫三洋電機(株)モバイルエナジーカンパニーニューオートモーティブプロジェクト マネージャー

詳細目次
総論

電池革新が拓く次世代電源事情
1はじめに
2電池の種類
3携帯電話に見る電池技術革新の影響と次世代電源事情
1990年代前半の携帯電話普及の下地形成期
携帯電話の多機能化と次世代電源事情
4ユビキタス情報分野における次世代電源事情
さらなるエネルギー密度の向上を求めて
急速充電可能な蓄電デバイスの魅力
5エネルギー問題と次世代電源事情
エネルギー消費の概観
再生可能エネルギーと電池技術
一次エネルギーの利用効率の向上と電池技術
6その他の分野
7おわりに
バイオ燃料電池

1.1バイオ燃料電池のメカニズムと開発の現状
1はじめに
2バイオ燃料電池とは
これまでのながれ
特徴
世界の動向
3現在の研究動向(メカニズムと開発現状)
基本構成と特性制御因子
生体触媒
メディエータと電極材料
4実用を志向した展開
酵素バイオ燃料電池
微生物バイオ燃料電池
5最後に(今後の技術・研究展望)
1.2バイオ燃料電池の電極設計
1概要
2はじめに
3グルコース―空気生物燃料電池の起電力
4燃料電池構成のための電極反応特性
5グルコース酸化のための金属電極の設計
6金属アド原子修飾電極を用いたグルコースの酸化用触媒金電極の設計
アンダーポテンシャルデポジション(UPD)法による触媒電極の作製
異種金属担持金電極上でのグルコース酸化反応特性
アルカリ性グルコース―空気電池の作製
7エネルギー事情・環境問題とグルコース―空気電池
8燃料電池電極でのクロス反応と酵素反応を用いた、グルコース―空気燃料電池
酵素電極を用いたグルコース酸化と酸素還元
電極特性の改良
9おわりに〜グルコース―空気電池の将来〜
1.3微生物利用バイオ燃料電池の開発
1バイオマスから電気エネルギーを生産するバイオ燃料電池
バイオマスエネルギー活用法
2微生物利用型バイオ燃料電池における電流発生の原理
細胞のエネルギー代謝
微生物利用型バイオ燃料電池の性能
エネルギー代謝の定量解析
微生物利用型バイオ燃料電池における電子メディエータの役割
燃料電池で鍵を握るプロトン交換膜
3高出力発電を可能とさせたプロトン交換膜
4バイオマス燃料と有用微生物のマッチング
5持続可能な社会のためのバイオマス燃料
6おわりに
1.4非白金系酸素還元電極触媒の開発
1はじめに
2金ナノ粒子電極触媒
金ナノ粒子修飾電極の作製
金ナノ粒子電極触媒を用いた酸素還元反応
酸素還元反応に対する金ナノ粒子のサイズおよびその形状の影響
金ナノ粒子固定SAM修飾電極の酸素還元触媒能
3デュアル電極触媒
デュアル電極触媒の概念
デュアル電極触媒を用いた酸素還元反応
4おわりに
1.5医療用バイオマイクロ燃料電池への取り組み
1はじめに
2医工学における小型電源
3酵素を利用するバイオ燃料電池の研究
研究動向
ジアフォラーゼを用いる複合酵素アノード
ビタミンK3をメディエータとする複合酵素アノードの特性
グルコース/酸素燃料電池の出力特性
4バイオマイクロ燃料電池を支える周辺技術
バイオマテリアルの活用
微細加工技術によるシステム化
5おわりに
1.6バイオ燃料電池用酵素の表面化学修飾
1はじめに
2ポリエチレンオキシド(PEO)によるタンパク質の化学修飾
3PEO修飾がタンパク質に及ぼす効果
4PEO修飾されたタンパク質の非水溶媒への溶解性およびその安定性
5PEO修飾されたタンパク質の電子移動反応
6おわりに
1.7バイオ燃料電池の実用化への課題と用途開発
1はじめに
2バイオ燃料電池の用途と開発課題
微小機器用電源
モバイル機器等用電源
廃棄物処理などと組み合わせた中小電源用
3まとめ
有機ラジカル電池

有機ラジカル電池―原理と応用―
1安定な有機ラジカル分子とは
2ニトロキシドラジカルの酸化還元と電池への適用
3従来の有機電池
4ニトロキシドラジカルポリマーの合成と電極作製
5なぜニトロキシドラジカルのポリマーか
6有機ラジカル電池の位置づけと試作展開
7新しい可能性と将来展望
大容量キャパシタ

3.1キャパシタの最近の展開
1はじめに
2キャパシタの高エネルギー密度化
次世代電気二重層キャパシタ(ナノカーボン電極材料)
レドックスキャパシタ(導電性ポリマー電極材料)
レドックスキャパシタ(金属酸化物電極材料)
イオン性液体キャパシタ
非対称型ハイブリッドキャパシタ
その他の新型キャパシタ
3キャパシタの現状と今後の用途・市場
現在の用途・市場
今後の用途・市場
4おわりに
3.2電極にフラーレンを用いたキャパシタの開発
1はじめに
2フラーレンキャパシタ電極の作製とキャパシタ特性評価
フラーレンC60―活性炭電極の作製と評価方法
C60担持活性炭電極のキャパシタ特性評価
超音波処理によるC60高分散担持
C60担持方法の検討
C60担持電極プロセスの解析
非水系電解液における非対称セル評価とC60の電荷移動
3まとめ
4おわりに
3.3キャパシタハイブリッドバス・トラックの開発
1はじめに
2ハイブリッド自動車への期待と課題
従来自動車のエネルギー効率実態と高効率化課題
高効率ハイブリッドバス・トラック用蓄電装置の要件
3高性能キャパシタシステムの開発
キャパシタセルの開発
キャパシタモジュールおよびシステム構成
4キャパシタ応用ハイブリッドバス・トラックの開発
5キャパシタハイブリッドバス・トラックの性能
6おわりに
3.4高耐久性キャパシタの開発とキャパシタ実用化への課題
1概要
2電気二重層キャパシタの寿命
3なぜキャパシタか
4なぜキャパシタが壊れるか
5信頼性と劣化の監視
6高耐久性をどう保証するか
7キャパシタとエネルギー密度
8出力密度と内部抵抗
9おわりに〜今後の技術展開〜
動作状態の把握と制御
キャパシタの将来
太陽電池

4.1色素増感太陽電池
4.1.1色素増感太陽電池の最近の展開
1はじめに
2色素増感太陽電池の性能
現在の最高性能
新しい高性能色素の開発
電解質溶液の固体化、擬固体化
3モジュールの作製と安定性
モジュールの作製
モジュールの耐久性
プラスチック基板モジュール
4これからの課題
変換効率15%へ向けてのさらなる高性能化
高性能化への開発戦略
固体化色素増感太陽電池の開発
大面積・集積型モジュールの開発
5おわりに
4.1.2ポリアニリンを用いた色素増感太陽電池の作製
1導電性高分子ポリアニリンの位置づけ
2二次電池の正極材料
3ポリアニリンを対極に用いた色素増感型太陽電池
4.1.3擬固体色素増感太陽電池の開発
1はじめに
2イオン液体ゲル
3イオンパス
4潜在性ゲル電解質前駆体
5ハイソリッド型ゲル電解質
6おわりに
4.1.4メタルフリー色素を用いた高性能色素増感太陽電池の開発
1はじめに
2評価セルの作製方法とその評価方法
3増感色素の基本構造
吸着位置
長鎖アルキル基の導入
4吸収波長領域の広域化
吸収領域の長波長化
色素混合法での増感波長領域の広域化
5常温連続動作試験の信頼性
6おわりに
4.1.5色素増感太陽電池用チタニア電極のフィルム化技術
1検討の方向性
はじめに
印刷方式の選択
ペースト製造方法の選択
2低温焼成チタニア電極の性能
低温焼成チタニア電極の基本性能
低温焼成チタニア電極の状態変化
分散の進行によるチタニア電極の変化
測定データを変動させる要因
3スクリーン印刷化技術
パターン印刷の必要性
スクリーン印刷ペースト化
4今後の課題と展望
4.1.6固体型色素増感太陽電池の高性能化
1はじめに
2CuIをp型半導体層とする固体型色素増感太陽電池の概要
3ヨウ化銅層の形成とチオシアン酸イミダゾリウム添加効果
4色素吸着多孔質TiO2層の表面被覆による電荷再結合の抑制と開回路電圧の向上
5有機色素を用いる全固体型色素増感太陽電池
6おわりに
4.2有機薄膜太陽電池
4.2.1有機薄膜太陽電池の最近の展開
1はじめに
2有機薄膜太陽電池の基本構造
3高効率有機薄膜太陽電池
バルクへテロ構造
p―i―n構造
スタック型構造
ポリマー系素子における積層構造
4おわりに
4.2.2ナノ材料を活用した有機薄膜太陽電池
1はじめに
2現在、有機薄膜太陽電池に用いられているナノ材料
3報告された有機薄膜太陽電池に見るナノ材料の活用
4新規ナノ材料の活用による高効率有機薄膜太陽電池の可能性
5おわりに
4.3無機薄膜太陽電池
1はじめに
2各種無機薄膜太陽電池の概要
シリコン系薄膜太陽電池
II―VI族化合物
CIGS(Cu―(In, Ga)―(S, Se))系太陽電池
3各種太陽電池の変換効率
4その他の材料および新技術
V―X族化合物単結晶フレキシブル太陽電池
酸化物透明太陽電池
電界効果型太陽電池
超高効率太陽電池の理論的可能性
5まとめおよび今後の展望
燃料電池

5.1PEFC
5.1.1PEFCの現状と課題
1はじめに
2固体高分子形燃料電池要素技術の現状
固体高分子形燃料電池の構成と特徴
固体高分子電解質膜
電極触媒
3実用化へ進むPEFCの開発状況
4固体高分子形燃料電池の技術課題
耐久性
電解質膜
電極触媒
セパレータ
5おわりに
5.1.2白金を使わないPEFC用カソード触媒への挑戦
1固体高分子形燃料電池の問題点
2炭素材料の酸素還元機能
3炭素材料をベースとした酸素還元用電極触媒
金属の添加による酸素還元活性炭素の調製
ホウ素・窒素ドープによる酸素還元触媒の調製
4おわりに
5.1.3非金属元素添加によるPtRu触媒の微粒子化
1燃料電池用触媒の概要
2非金属元素添加への足掛かり
3PtRu触媒の形態と電池特性
4非金属元素添加によるPtRu触媒の微粒子化
5PtRuP触媒の特性
6非金属元素添加による微粒子化の原因
7Pの存在状態
8PtRuP触媒の特長
9おわりに
5.1.4プロトン伝導性を持つ燃料電池用電解質膜の開発
1はじめに
2フッ素系高分子電解質膜
3炭化水素系高分子電解質膜
4その他の電解質膜
5おわりに
5.1.5炭化水素系イオン交換膜の開発動向と課題
1緒言
2炭化水素系イオン交換膜の開発動向
膜の形態
ポリマー合成
プロトン伝導性
吸水性
耐久性
機械特性
DMFC
3トピックス
特許
学会
展示会
4結言
5.1.6リン酸塩ガラスのハイドロゲル化を利用した低コスト燃料電池用電解質の開発
1はじめに
2ハイドロゲルの作製方法
3ハイドロゲルのプロトン伝導性
4電解質としてのハイドロゲルの可能性
5おわりに
5.1.7燃料電池列車の実用化に向けて
1はじめに
2燃料電池列車の適用候補
3燃料電池列車の構成案
4燃料電池列車の効果
5試作した30kW級燃料電池システム
6鉄道車両用台車駆動試験
7課題と今後の進め方
8おわりに
5.2DMFC(マイクロFC)
5.2.1DMFCの現状と課題
1はじめに
2DMFCの動作原理、熱力学計算
3エネルギー変換効率
4DMFCの特徴
5DMFCの開発動向
6DMFC技術課題
5.2.2DMFC用アノード触媒の開発
1ナノ粒子ゆえの問題
価電子帯、不飽和配位原子、反応場、露出結晶面
粒子サイズ効果
2合金ゆえの問題
PtRu触媒、二元機能機構
電子論的説明
表面組成とバルク組成
固溶の有無
選択溶解
担体の諸問題
3おわりに
5.2.3カーボンファイバーファブリックをカソード拡散電極に用いたDMFCの特性評価
1はじめに
2カーボンニット拡散電極
3カーボンニット拡散電極を用いたDMFCの特性評価
4まとめと今後の展望
5.2.4DMFCにおける電解質膜の改良
1はじめに
2DMFC用電解質膜の技術的課題
3DMFC電解質膜の研究開発動向
炭化水素系電解質膜
炭化フッ素系電解質膜
有機―無機複合電解質膜
寸法安定性改善によるメタノール透過抑制電解質膜
4おわりに
5.3SOFC
5.3.1SOFCの現状と課題
1はじめに
2SOFCの動作原理と基本構成材料
3SOFCのセル構造、構成材料、および作製法
電池の構造と支持形式
SOFCの構成材料と低温作動化
4燃料電池の燃料適応性
5おわりに
5.3.2天然ガスを燃料としたSOFCの開発
1はじめに
2低温作動セル
3スタック構造
4研究成果
1kW級システムの開発研究
1kW級コージェネシステム試作機の耐久性評価試験
1kW級SOFCモジュールの改良および特性評価
5まとめ
5.3.3ナノ材料を適用したSOFCの開発
1はじめに
2ナノ粒子関連技術
FCMによるナノ粒子合成
ナノ粒子の構造制御技術
3SOFCの性能向上とは
4ナノ材料を適用したSOFCの高性能化と低温作動化
ナノ材料を適用したSOFC電極開発
燃料極支持型セルの開発
5おわりに
5.3.4新規酸素イオン伝導体のナノ薄膜を用いる超低温作動型SOFCの開発
1はじめに
2新規酸化物イオン伝導体としてのLaGaO3ペロブスカイト
3LaGaO3系酸化物の薄膜化と超低温作動型SOFCの開発
4おわりに
5.3.5携帯用リチャージャブルダイレクトカーボン燃料電池
1リチャージャブルダイレクトカーボン燃料電池とは
2リチャージャブルダイレクトカーボン燃料電池開発の背景、ドライメタンを直接燃料とする燃料電池
3メタンの熱分解によって生成した固体炭素が燃料として利用可能かどうかのテスト発電とNi/YSZ燃料極とNi/GDC燃料極の特性比較
電流密度を変化させた発電実験
電流密度を一定とした発電実験
燃料として使われた有効炭素重量とチャージング時間との関係
4発電時に流すAr流量と発電特性の関係
5現在のDCFCの代表的発電特性
6まとめ
5.3.6円筒型SOFCの開発状況について
1概要
2定置型燃料電池用セルスタック開発状況
単セル開発状況
スタック開発状況
3可搬型燃料電池用セルスタック開発状況
低温作動型マイクロチューブセルスタック開発状況
4おわりに
5.3.7平板型支持膜式SOFCの開発
1はじめに
平板型支持膜式SOFCの特徴
最近の開発状況
技術課題
2耐熱衝撃性平板型支持膜式SOFCセルスタックの研究開発
セルスタックの構成
セルスタックの特性
3おわりに
リチウムイオン電池

6.1リチウムイオン電池の最近の展開
1リチウムイオン電池の概要と最近の市場動向
2リチウムイオン電池の最近の技術動向
負極材料の技術動向
正極材料の技術動向
電解液の技術動向
3おわりに
6.2正極材料の現状と課題
1はじめに
2材料研究開発のトレンド
高容量正極
低コスト高安定正極
3おわりに
6.3新規負極材料の開発状況と課題
1はじめに
2合金系負極の分類
3合金系負極の反応機構
完全分相型
可逆的分相型
Li吸蔵合金型
4合金系負極の不可逆容量
5薄膜/基材一体化によるナノ構造制御
スズ合金めっき薄膜
シリコン系薄膜
6まとめ
6.4高速充放電が可能な正極の開発
1はじめに
2酸化バナジウム/各種炭素材料複合体の作製と高速充放電特性
酸化バナジウム/カーボン粉末複合体
>酸化バナジウム/炭素繊維複合体
3LiFePO4/カーボン複合体の作製と高速充放電特性
4ナノシートの高出力電極への応用
5おわりに
6.5急速充放電が可能な電極の開発
1はじめに
2実用的な正極集電体はAl、導電助材は炭素しかない
3電解液中のイオン移動は泳動支配であって拡散支配ではない
4100C充放電電極の実際例
6.6新規ナノポーラス材料を電極に応用したリチウムイオン二次電池の開発
1背景(高エネルギー密度と高パワー密度を有するリチウムイオン二次電池の開発の現状と問題点)
2ナノポーラス材料の合成と特徴
3結晶性ナノポーラス材料の合成と特徴
4新規ナノポーラス材料を用いてリチウムイオン二次電池パワー密度アップへの試み
5他の電極材料のナノポーラス化
6まとめ
6.7薄膜型リチウムイオン電池
1薄膜型電池への期待
2薄膜型電池の構成と特性
3固体電解質と薄膜型電池
4電解質と電極の界面
5薄膜型電池の作製方法
気相成長法を用いた作製
ゾル―ゲル法を用いた作製
電気泳動法を用いた薄膜型電池の作製
6薄膜型電池の応用
7まとめ
6.8超臨界二酸化炭素処理技術を応用した高イオン伝導性固体ポリマー電解質の作製
1はじめに
2超臨界二酸化炭素処理後の固体ポリマー電解質
超臨界二酸化炭素処理試料の作製
イオン伝導度および熱物性の変化
ポリエーテル中の溶存イオン種の解析
イオン伝導度の経時変化
3高圧二酸化炭素中の固体ポリマー電解質
高圧インピーダンス測定システム
特異的なイオン伝導挙動とCO2圧力の影響
CO2溶解量とイオン伝導度の関係
4今後の課題と展望
6.9HEV用高出力型リチウムイオン電池の研究開発
1はじめに
2HEVにおけるエネルギー効率向上の考え方
パワーユニット(エンジン)のエネルギー効率
各種車両での効率比較
3電源システム
電源系の考え方
電源の動作
4コンパクトリチウムイオンバッテリー
5リチウムイオン電池の高出力特性
6.10車載用リチウムイオン電池の開発
1はじめに
2車載用リチウムイオン電池の特徴
3EV用リチウムイオン電池
4軽車両用リチウムイオン電池
5HEV用リチウムイオン電池
6おわりに
ニッケル―水素電池

7.1ニッケル―水素電池の最近の展開
1ニッケル―水素電池の構成と特長
基本構成
ニッケル―水素電池の反応原理
特長
2ニッケル―水素電池の材料開発
正極材料
負極材料
その他の部品材料
3ニッケル―水素電池の将来展望
7.2HEV用ニッケル―水素電池の開発
1はじめに
2電池に求められる性能
3HEV用電池の設計開発
電池構造
高出力化(電池抵抗の低減)
回生性能のアップ(充電効率の改善)
寿命特性
4HEV用電池システム
5おわりに