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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110706   このセミナーの受付は終了しています

★バイオ燃料生産、有用物質生産、環境浄化利用など藻類が大変注目されている!!
★本セミナーでは、藻類を利用したビジネスの現状から、事業成功のポイント、藻類の特性及び目的に合った品種選定と
 探索・収集・取り扱い方、ならびに育種(機能強化)のポイント、又、藻類利用における装置(培養、濃縮、乾燥、抽出)の
 開発動向と大量培養・濃縮・乾燥・抽出のポイントに至るまで、斯界の第一線でご活躍中の藤田・中原講師に詳説頂き
 ます。

藻類の品種選定・改良と培養技術
〜探索・収集・分離・増殖・保存から大量培養・濃縮・乾燥・抽出まで〜
●講 師 (株)ネオ・モルガン研究所
代表取締役社長
藤田朋宏 氏
●講 師 (株)ネオ・モルガン研究所
事業開発部 マネージャー
博士(バイオサイエンス)
中原 剣 氏
  ((株)ネオ・モルガン研究所:http://www.neo-morgan.com/)
●日 時 2011年 7月 15日(金) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

・バイオ燃料に関心のある石油製造・造船・プラント・装置(機械)メーカ及び関連する部品メーカ、商社。
・藻類の利用・応用に興味のある方など。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

・藻類を利用した産業の意義、実現可能性、世界の動向
・藻類を産業利用するための生物学としての基礎知識
 (特に、藻類燃料の実現可能性に関しては詳しく説明致します)
【講師の言葉】

・藻類を利用した燃料生産に対する期待が急速に高まっていますが、現在の日本の動向はあまりにも期待先行であり、生物としての藻の特性を無視したまま、期待だけが膨らんでしまっていることに危機感を覚えています。今後数十年という視点で、人類の存続を考えた時の藻類活用の意義を共有するとともに、拙速なブーム化により、着実な技術発展を妨げる危険な状態を引き起こしている現状について、受講者の皆様とともに考えていく切っ掛けになればと思います。(藤田)

・藻類を産業応用するためには、生物としての藻類の長所・短所を正しく知ることが必須です。日本人が中心となって人類が作り上げてきた発酵技術の体系をベースに、藻類を利用した産業構築をするためには何が必要か、生物学の視点から考えて貰えるようになればと思います。(中原)
T.藻類を利用した産業の意義と実現可能性

 1.藻類を利用した産業構築の意義
 2.期待先行してしまっている現状
 3.藻類産業を構築するための4つの視点


U.藻類を利用したビジネスと事業成功のポイント

 1.藻類事業提案にあたり留意したいポイント
 2.藻類を利用した燃料生産事業
 3.藻類を利用した総合的農業事業
 4.水生植物を利用したバイオ素材生産事業


V.藻類の特性と目的に合った品種選定法

 1.藻類の種類と特性
  (1)微細藻類と大型藻類
  (2)藻類の種類と特性
   〜藍藻類、珪藻類、黄緑藻、海藻類(紅藻、褐藻、緑藻)〜
 2.目的に合った藻類の品種選定法
  (1)産業利用を目的とした藻類の特性
   @燃料(バイオディーゼル、バイオエタノール)
    〜ボトリオコックス、シュードコリシステス、オーランチオキトリウム、
     エリブソイディア、カナダモ、ナンノクロロプシス、ユーグレナ、他〜
   A有用物質(アスタキサンチン)
    〜クロレラ、ヘマトコッカス、スピルリナ、雪藻、他〜
  (2)目的に合った藻類品種選定のポイント
   @品種選定の基本的な考え方
    〜市場ニーズと大規模培養系の確立について〜
   A環境条件・培養条件・種の強さ等に合った品種選定のポイント


W.藻類の品種改良の具体策
 〜各種藻類の育種技術〜


 1.藻類の探索・収集のポイント
  (1)藻類の探索のポイント(狙うべき特性とは?)
   〜持参すべき器具、場所の選定、採取方法他〜
  (2)有用な藻類の収集のポイント
   〜候補株から有用株への絞り込み方〜
 2.藻類の生育と代謝のポイント
  〜藻類はどのような活動をしているのか〜
  (1)藻類の生態と生育条件
  (2)藻類の栄養源と代謝
 3.藻類の取り扱い方
  (1)藻類の観察方法
  (2)藻類の分離のポイント
  (3)培地の選定
   〜どのような培地が良いのか〜
  (4)藻類の保存方法
 4.藻類の品種改良(機能強化)のポイント
  〜藻類の機能評価と育種技術
  (1)藻類の機能評価
  (2)藻類の生産性向上のポイント
  (3)藻類の各種耐性付与のポイント
  (4)藻類の増殖回復について
  (5)変異導入法による藻類育種の実際


X.藻類の培養方法と装置(培養、濃縮、乾燥、抽出)の開発動向

 1.藻類の培養方法
  〜液体培養、固体培養、嫌気培養、回分培養、連続培養、他〜
 2.藻類培養装置の開発動向
  〜現状、装置そのもののコスト、求められる培養装置とは?、これからの方向性〜
 3.藻類の濃縮・乾燥装置の開発動向
  〜現状、装置そのもののコスト、求められる濃縮・乾燥装置とは?、これからの方向性〜
 4.抽出装置の開発動向
  〜現状、装置そのもののコスト、求められる抽出装置とは?、これからの方向性〜


Y.藻類の大量培養と濃縮・乾燥・抽出のポイント

 1.藻類の人工光源(LEDなど)を用いた光質の違いによる増殖性
 2.藻類のフォトバイオリアクターによる培養
  〜光環境と光合成の関係、光環境と培養容器の設定〜
 3.藻類培養における光環境と二酸化炭素供給条件とは
 4.藻類系バイオマスの大量培養の実際
  〜藻類の特性、目的に合った大量培養のポイント〜
  (1)屋外方式(オープンポンド)
   〜池培養、チューブ方式、ドーム方式〜
  (2)屋内方式(クローズドシステム)
   〜パネル方式、ステンレスタンク方式〜
  (3)大量培養のポイント
   〜安定した光の供給、炭酸ガスの供給、培養液の温度管理、異物混入防止〜
  (4)実際例
 5.藻類の濃縮・乾燥における留意点
 6.抽出におけるポイント
  〜炭化水素・油脂分、有効成分〜


Z.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。