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<セミナー詳細>

セミナーコード:20111208   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、レアアース(希土類)をめぐる現状をはじめ、分離・回収技術の動向と具体的な回収・リサイクル
 (ネオジム磁石スクラップのリサイクル、物理選別による廃製品からのレアアースの回収、酸化セリウム系ガラス
 研磨材のリサイクル、バクテリアによるレアアースの回収法)技術について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣
 に詳しく解説頂きます。

レアアース(希土類)及びネオジム磁石の
回収・リサイクルの最新動向

●講 師 東京大学 生産技術研究所 教授
工学博士
岡部 徹 氏
●講 師 独立行政法人 産業技術総合研究所
環境管理技術研究部門
リサイクル基盤技術研究グループ 研究グループ長
博士(工学)
大木達也 氏
●講 師 福島大学
共生システム理工学類 教授
工学博士
佐藤理夫 氏
●講 師 広島大学大学院 理学研究科
地球惑星システム学専攻 教授
博士(理学)
高橋嘉夫 氏
●日 時 2011年 12月 15日(木) 10:10〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:10
|
11:40
T.レアアースの分離・回収技術の現状ならびにネオジム磁石スクラップのリサイクル

 1.レアアースを取り巻く現状
 2.レアアースの回収・リサイクルに関するプロジェクト動向
  〜国(各省庁)のプロジェクトなど〜
 3.レアアースの分離・回収技術の現状と最近の開発動向
  (1)不純物の除去
  (2)前処理技術
  (3)消磁方法、剥離方法
  (4)抽出技術(抽出剤)
  (5)分離プロセス
 4.ネオジム磁石スクラップのリサイクル
  (1)ネオジム磁石の特性と将来の需要と供給
  (2)ネオジム磁石の生産とリサイクルの現状
  (3)ネオジム磁石のリサイクルのポイント
  (4)ネオジム磁石の乾式リサイクル技術
 5.今後の展望
 6.質疑応答
(岡部 氏)
12:40
|
13:50
U.物理選別による廃製品からのレアアースの回収

 1.粉砕と選別
  〜粉砕の目的、選択粉砕、湿式選別、乾式選別〜
 2.廃HDDからの希土類磁石の回収
 3.廃蛍光ランプからの希土類蛍光体の回収
 4.将来の展望
 5.質疑応答
(大木 氏)
14:00
|
15:10
V.酸化セリウム系ガラス研磨材のリサイクル

 1.研磨材の組成および形状観察
 2.使用済研磨材スラリーの微粒子沈降特性
 3.自然沈降分離による研磨材再生の実例紹介
 4.スラリーの凍結・解凍による研磨材粒子回収
 5.質疑応答
(佐藤 氏)
15:20
|
16:30
W.バクテリアによるレアアースの回収法とその効果

 本セミナーでは、バクテリアへのレアアースの吸着反応とそのメカニズム、及びバクテリアを利用したレアアースの回収法の可能性について紹介する。
 バクテリア細胞表面には、カルボキシル基やリン酸基など、陽イオンと反応する官能基が多く含まれる。レアアースはバクテリア細胞表面に効率的に回収され、特に原子番号が大きく希少なレアアースほど吸着され易いことが分かった。
 X線吸収スペクトルの解析などにより、この吸着反応はリン酸との錯生成であることが示され、このことはバクテリアやその関連物質でレアアースを回収する方法を開発する上で、有用な知見である。またこの現象は、細胞壁の構造が異なるグラム陰性菌とグラム陽性菌のいずれでも同様に見られ、多くのバクテリアで共通の現象であることが分かった。
 また併せて、レアアースの地球表層での挙動の特徴やなぜバクテリアなどと安定な錯体を形成するか、などのメカニズムについても触れる。

 0.地球表層でのレアアースの挙動
 1.バクテリア細胞壁の構造
 2.バクテリアへのレアアース(特に重希土類元素)の吸着
 3.バクテリアへのレアアースの吸着メカニズム
 4.レアアース回収へのバクテリアの利用の可能性
 5.質疑応答
(高橋 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。