TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要

<セミナー詳細>

セミナーコード:20110205   このセミナーの受付は終了しています
≫「関連セミナー実績」

★本セミナーでは、乾燥の基礎知識を始め、乾燥装置の選び方と設計・操作の留意点、又、乾燥における省エネルギー対策・
 トラブル対策など、乾燥技術の実践活用のポイントについて、Excelでの演習を交えながら(参加者は演習問題のソフトを持ち
 帰ることができ、各自が扱っている実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうことができる)、経験豊富な中村博士にわかり
 やすく解説頂きます。
※ノートパソコンをご持参下さい。

−Excelソフト付き!!−
乾燥技術の基礎と実践活用
−演習により即活用できる−
●講 師 中村正秋技術事務所 代表
名古屋大学 名誉教授
工学博士
中村正秋 氏
  <講師紹介>
1965年、名古屋大学卒業(工学部化学工学科)。
1970年、名古屋大学大学院博士課程満了(工学研究科化学工学専攻)。
1982年8月〜1984年3月、Research Associate,National Research Council,Canada。
1994年、名古屋大学教授(工学部分子化学工学科)。
1997年、名古屋大学大学院教授(工学研究科分子化学工学専攻)。
2004年、名古屋大学大学院教授(工学研究科化学・生物工学専攻分子化学工学分野)。
2006年4月より、名古屋大学名誉教授、中村正秋技術事務所代表。現在に至る。
工学博士。専門は化学工学(伝熱工学、反応装置工学、資源・環境学)。

  <著書>
「初歩から学ぶ乾燥技術」(工業調査会・共著)

●日 時 2011年 2月 10日(木) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・5F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【予備知識】

 1)伝導・対流・輻射(放射) 伝熱の基礎知識
 2)Excelの基本的な操作
【習得知識】

 1)乾燥技術の入門者にとっては基礎から分かり易く理解できる。
 2)すでに乾燥に携わっている技術者にとっては、Excelを使った演習問題によってより深く理解できる。
 3)実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうExcelソフトを持ち帰ることができ、各自が扱っている実際の
    乾燥機の設計や性能評価をおこなうことができる。
 4)さらに、サンプルソフトをもとにして、自分に合ったソフトを開発できるようになる。
【講師の言葉】

 乾燥操作は多くの分野で利用されている。しかし、大学や高校で学ぶことが多く、乾燥技術について十分な時間をかけていないのが実情である。
 そこで、このセミナーのプログラムは、乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間で理解できるように組んである。また、乾燥技術の内容を表現するために、どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel(Microsoft社)を使った実習を行う。
 とくに、新しく乾燥機を設計する場合、あるいは現有している乾燥機の性能評価をする場合、条件を幾通りも変えた計算を行い、その中から最適な解を見つけ出す作業が必要になる。この場合、Excelで計算手順を組み込んでおけば、作業が迅速、かつ容易になる。
 実習に使うソフトを持ち帰ることができ、乾燥機の設計や性能評価をおこなうとともに、これを土台にして自分でソフトを開発できるようになる。
T.乾燥操作の意義

 1.乾燥とは、何か
 2.日本人の主食「米」の乾燥
 3.生活の潤い「インスタントコーヒー」の乾燥
 4.湿った物質は、なぜ乾くか


U.乾燥の基礎知識

 1.乾燥はどのように進行するか
  (1) 定率乾燥期間と減率乾燥期間
  (2) 含水率の表し方 【Excel演習問題】
  (3) 乾燥速度と乾燥特性曲線
  (4) 限界含水率と平衡含水率
  (5) 湿り物質内の水分挙動
 2.湿り空気の性質
  (1) 湿度
  (2) 飽和蒸気圧   【Excel演習問題】
  (3) 相対湿度(関係湿度)【Excel演習問題】
  (4) 絶対湿度    【Excel演習問題】
  (5) 湿球温度    【Excel演習問題】
  (6) 露点       【Excel演習問題】
  (7) 湿度図表
  (8) 湿り比熱     【Excel演習問題】
  (9) 湿りエンタルピー【Excel演習問題】
  (10) 湿り比体積   【Excel演習問題】
 3.湿り材料の性質と乾燥特性
  (1) 材料内の水分の状態
  (2) 乾燥特性 − 定率乾燥速度
  (3) 乾燥特性 − 減率乾燥速度
  (4) 湿り材料を速く乾かすには
  (5) むやみに速く乾かすと、問題が起きる


V.乾燥機の種類と選び方

 1.乾燥機の種類
  (1) 対流伝熱乾燥機
  (2) 伝導伝熱乾燥機
  (3) 輻射伝熱乾燥機
  (4) その他(マイクロ波乾燥機、過熱水蒸気乾燥機)
 2.乾燥機の選び方
  (1) 乾燥の目的によって選ぶ
  (2) 材料の性質によって選ぶ
  (3) 材料の処理量によって選ぶ
  (4) 乾燥機のエネルギー効率によって選ぶ
  (5) まわりの環境に配慮して選ぶ
 3.材料形状から見た乾燥機の選び方


W.乾燥機の設計・操作における留意点

 1.熱収支式の作り方
  (1) 回分式・熱風(対流伝熱)乾燥機
  (2) 連続式・熱風(対流伝熱)乾燥機
  (3) 連続式・伝導伝熱乾燥機
 2.乾燥機の容積・伝熱面積の概算法 【Excel演習問題】
 3.伝熱容量係数の概略値


X.熱風(対流伝熱)乾燥機の設計

 1.連続式熱風乾燥機の所要容積の計算
  (1) 並流型の設計
   (a) スケールアップ(ダウン)の例 【Excel演習問題】
   (b) 省エネ(低コスト化)の例    【Excel演習問題】
  (2) 向流型の設計           【Excel演習問題】
 2.現有する連続式並流型熱風乾燥機の性能評価   【Excel演習問題】
 3.現有する回分式通気流型熱風乾燥機の性能評価 【Excel演習問題】


Y.省エネルギー対策

 1.前工程における対策
  (1)機械的分離操作の併用
  (2)材料形状の調整 〜解砕、成型〜
 2.エネルギー効率向上の対策
  (1)熱風温度と湿度の調整
  (2)排熱風量の軽減(排熱風の循環利用)
  (3)乾燥条件の制御
 3.熱源の工夫による省エネルギー対策
   〜太陽熱利用、低温排熱利用〜
 4.熱回収による省エネルギー対策
   〜排ガスからの熱回収、ヒートポンプの利用〜


Z.トラブル事例と対策
  〜乾燥ムラ、乾燥不足などの事例とその対応〜


 1.乾燥機の能力に関するトラブル
 2.ハンドリングに関するトラブル
 3.製品の品質に関するトラブル
 4.おもな乾燥機のトラブル
 5.災害事例と防止
   〜可燃性ガスの爆発・火災、粉じん爆発、ガス中毒、酸素欠乏、乾燥機への巻き込み、漏電〜


[.乾燥技術に関する最近の動向



\.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2010. 6.23 乾燥技術の基礎とコストダウンへの装置活用法
2009. 9.11 乾燥技術の基礎と実践活用