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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110303

   本セミナーは、2011年5月26日(木)の開催となりました。
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このセミナーの受付は終了しています

★排熱(廃熱)や未利用熱等、熱エネルギーを直接電気に変える熱電発電技術が注目されている!!
★本セミナーでは、熱電発電の原理・特徴を始め、最近の国内外の動向、シリサイド系熱電変換材料や高温・極低温用及び
 太陽エネルギー用を含めた熱電発電モジュール・システムの開発・適用のポイントと発電器の最適設計法、又、注目される
 絶縁体からの熱電発電に至るまで、他の熱利用発電技術との組合せ・複合利用・コスト低減などを織り交ぜながら、斯界の
 第一線でご活躍中の講師陣に詳しく解説頂きます。

熱電変換材料・モジュールの開発と熱電発電技術の最新動向
●講 師 東京理科大学 基礎工学部
材料工学科 准教授
博士(工学)
飯田 努 氏
●講 師 (財)電力中央研究所
原子力技術研究所 発電基盤技術領域
熱電変換プロジェクト 特別嘱託
工学博士
神戸 満 氏
  【略歴】
1976年、金沢大学工学部大学院 機械工学科 修士課程修了。
動力炉・核燃料開発事業団に入所し、高速増殖炉や宇宙用原子炉の設計開発を担当。
1991年、(財)電力中央研究所に入所し、超小型高速炉や月面用原子炉の開発および
熱電変換システムの開発を担当。
2000年、ヘルシンキ工科大学客員研究員として、熱電変換に関するFinland-Japan
国際共同研究に参加。
2002〜2006年、熱電変換に関するNEDO((独)新エネルギー産業技術総合開発機構)
受託研究のプロジェクト・リーダー。
2008年、群馬大学客員教授。
2009年〜、(独)日本原子力研究開発機構 研究嘱託。
2010年〜、(財)電力中央研究所 特別嘱託。JAXA((独)宇宙航空研究開発機構)招聘研究員。
●講 師 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
研究開発本部 未踏技術研究センター
高度ミッション研究グループ 主任研究員
技術士(航空・宇宙部門)
木皿且人 氏
●講 師 神戸市立工業高等専門学校
電気工学科長 教授
博士(工学)
津吉 彰 氏
●講 師 東北大学 金属材料研究所 教授
(独)日本原子力研究開発機構 先端基礎研究センター
客員グループリーダー(兼任)
博士(工学)
齊藤英治 氏
●日 時 2011年 3月 30日(水) 9:30〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:30
|
11:00
T.実用域に達したシリサイド系熱電変換材料とモジュール化要素技術および
   加速する海外R&Dの最新動向


 1.熱-電気変換について
  @熱-電気変換発電の原理:ゼーベック効果
  A熱-電気変換発電素子の構造
  B熱-電気変換発電用途の材料とその特徴
  C有害化危惧物質と環境低負荷性
 2.環境低負荷型材料による熱-電気変換発電モジュール
  @マグネシウム・シリサイドの特徴
  A環境低負荷半導体材料
  Bマグネシウム・シリサイド熱電変換素子の特性
  Cマグネシウム・シリサイド熱-電気変換発電モジュール
  D素子・モジュール性能
  E適用例
 3.産業廃棄物シリコンを原料としたマグネシウム・シリサイド熱-電気変換素子
  @産業廃棄物シリコンを原料とするマグネシウム・シリサイド発電素子の特性
  A国内のシリサイド系開発動向
  〜Mg-Si系、Mn-Si系、Si-Ge系
 4.他の熱利用発電技術と熱電変換技術の組み合わせ
  @ガスタービン、スターリングエンジンとのシステム化の留意点
  A熱電変換技術との比較
  B最適な排熱発電構成は?
 5.最近の研究開発動向
  @日本とアメリカ・欧州の開発動向
  A材料・モジュール・熱源アプリケーション動向
  B環境低負荷な素材へのシフト動向
 6.企業主体の排熱発電コンソーシアム設立
 7.質疑応答
(飯田 氏)
11:10
|
12:20
U.気密ケース入り熱電変換モジュールの開発および産業廃熱利用への適用

 1.高温用熱電変換システムの開発と装置
  @熱電変換モジュールの特徴と開発のポイント
  Aコンプライアント・パッドについて
  B熱電変換システムの伝熱設計
  Cコスト評価および実証試験
  D熱電変換モジュールの性能評価装置
 2.極低温用熱電変換システムの開発
  @システム・装置の特徴
  A開発のポイント
 3.質疑応答
(神戸 氏)
13:10
|
14:20
V.太陽エネルギー利用分野における熱電発電システム
  (太陽光熱複合発電システム)


 1.太陽エネルギー利用の基礎
  @特徴
  A効率的利用
 2.太陽エネルギー発電
  @日射
  A直接変換と間接利用
  B光利用
  C熱利用
 3.太陽光熱複合発電システム
  @システム構成
  A特徴
  Bエネルギー効率
 4.太陽エネルギー複合利用
  @分割利用
  Aカスケード利用
 5.今後の展望
 6.質疑応答
(木皿 氏)
14:30
|
15:40
W.熱電発電器の最適設計法

 1.熱電発電器の解析と最適設計
  @熱電発電器の定常解析
  A熱電発電器の過渡解析
  B熱電発電器の接触効果と熱電モジュールの接触熱抵抗の低減
 2.熱電発電器の適用例とポイント
  @焼却施設に適用する熱電発電器の開発
   ・焼却炉に適用する熱電発電器の基本構成
   ・高温熱媒体油加熱熱電発電器の検討
   ・500W級プロトタイプ熱電発電器の開発と焼却施設における運用
  A高速増殖炉への熱電発電器の適用可能性
   ・高速増殖炉に適用する熱電発電器の概念設計
   ・FeSi2膜状素子熱電発電器の特性解析
 3.熱電発電システムの実質的なコスト低減の実現
  @蓄熱器を用いた熱電発電器の検討
  A蓄熱器を熱源とした熱電発電実験の概要
  B排熱回収熱電発電への蓄熱器の適用
 4.熱電発電器の高度利用技術の展望
  @電力安定化制御装置としての応用
  A無音発電機としての応用
 5.質疑応答
(津吉 氏)
15:50
|
16:50
X.スピンゼーベック効果と絶縁体からの熱電発電
 〜新しい熱電変換の原理とその可能性〜


 1.熱と熱機関
 2.新しい概念「スピン流」
 3.スピンゼーベック効果
 4.スピンゼーベック効果による熱電変換
 5.質疑応答
(齊藤 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2010. 7. 8 熱電発電技術の最新動向
2009.11.17 熱電発電技術最前線
2009. 3.19 “熱電発電技術”最前線
2008. 6.19 熱電変換技術の最新動向