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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110602   このセミナーの受付は終了しています


≫「関連セミナー実績」

★各種プラント・装置・機器の制御に必要とされるPID制御に関する基礎知識と実用例を含めた適用のポイントについて、
 斯界の第一線でご活躍中の山本博士にわかりやすく解説頂きます。

エンジニアのためのPID制御技術
〜PID制御の基礎事項から、さまざまなシステムでの実施例と実装のポイント、
最適制御による省エネ・コスト削減まで〜
●講 師 広島大学大学院 工学研究院
電気電子システム数理部門 教授
博士(工学)
山本 透 氏
  <研究紹介>
プロセス系や機械系において,PID制御が広く利用されているが,対象が非線形であったり,
時変系であるために,PID制御系設計(PIDパラメータの調整)がうまくできない場合が往々に
して存在している。そのような問題に対して,アドバンスト制御であるセルフチューニング法や
ロバスト制御の観点から,PIDパラメータを調整する方法を開発している。つまり,複雑で
パラメータの多いアドバンスト制御系を実用的なパラメータの少ないPID制御器で実現する
ことができる。
これまでに共同研究などによって,石油精製プロセス(蒸留など),石油化学プロセス(化学反応),
合成・繊維プロセス,セメント混合プロセス,射出成形プロセスなどのプロセス系での有用性を
確認している。もちろん,機械系に対しても十分適用することが可能である。また,PICマイコン
による制御技術の実装においても車椅子の開発など,実績を有している。
(山本先生研究室:http://www.ecl.hiroshima-u.ac.jp/index.html

●日 時 2011年 6月 7日(火) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

石油・化学プロセス、射出成形プロセス、熱プロセス、自動車・建設機械などの機械システム、福祉・リハビリテーション機器等の各種プラント・装置・機器に関わるエンジニア・技術・研究・設計・試験調整・現地調整・メンテナンス担当の方々。
【予備知識】

上記対象者であれば予備知識は不要です。
【修得知識】

フィードバック制御系の基本的な設計法が身につく
PID制御の物理的意味を理解することができる
PID制御系の基本的な設計法が身につく
さまざまなシステムでの実施例と実装のポイントを知ることができる
【講師の言葉】

PID制御は、産業システムのほとんどにおいて適用されているのが現状です。
PID制御系におけるPIDパラメータの調整は、制御性能を大きく左右するため、適切に調整する必要があります。
適切に調整することで、生産効率を向上させ、必要コストを削減し、さらには省エネルギー化や省力化に大きく寄与する可能性を秘めています。
このセミナーでは、実用例を紹介しながら、PID制御系設計の基礎から応用に至る内容を修得します。
T.エンジニアに必要なPID制御の基礎知識

 1.自動制御について
  (1)自動制御の目的と種類
  (2)制御操作の基本
 2.PID制御における留意点
  (1)PID制御の基本
  (2)PID制御の各動作
  (3)PID調節計について
  (4)操作対象と操作部の対応
 3.自動制御及びPID制御技術の現状と課題


U.エンジニアのためのPID制御の適用技術とそのポイント

 1.制御目的・条件に応じたPID適用の考え方
  (1)プロセスシステムの制御
  (2)操作条件や経年変化によって特性が変化するシステムの制御
  (3)その他(時変システムや非線形システムの制御)
 2.PID制御の方法とそのポイント
  (1)汎用形
   〜2自由度PID制御、オートチューニングPID制御、セルフチューニングPID制御〜
  (2)単ループ系
   〜むだ時間補償型PID制御、非線形PID制御〜
  (3)複数系
   〜カスケード制御、非干渉制御〜
 3.「評価」と「設計」を統合した新しいPID制御技術
  (1)制御性能評価
   〜その制御うまくいっていますか? 制御性能を定量的に評価する〜
  (2)「評価」と「設計」の統合によるPIDパラメータの調整法
   〜複雑でパラメータの多いアドバンスト制御系を実用的なパラメータの少ないPID制御器で実現する〜
 4.応用例・適用のポイント
  (1)プロセス系
   〜石油・化学プロセス、射出成形プロセス、熱プロセスなど〜
  (2)機械系
   〜自動車・建設機械などの機械システム〜
  (3)福祉・リハビリテーション機器
  (4)その他



V.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2009. 2.20 エンジニアのためのPID制御技術
2008. 3. 5 エンジニアのためのPID制御技術