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汚泥の処理とリサイクル技術
〜可溶化・減量化・脱水技術の開発動向と実際例およびエネルギー・リン回収技術〜

[コードNo.10NTS237]

■体裁/ B5判・368頁
■発行/ 2010年 1月 27日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 44,880円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-86043-266-9


●汚泥の減量化について、最新の汚泥可溶化システム(新種微細藻類、アルカリ処理/高速攪拌ミキサー、薬剤添加)と
  脱水システム(遠心脱水機、電気浸透脱水機、スクリュープレス脱水機)の開発・実際例もとに、コスト・トラブル防止
  を含めた適切な導入のポイントをわかりやすく解説。
●汚泥のリサイクルについては、リン回収技術に有望な技術、事業化成功のポイントを。エネルギー回収については、
  LOTUSプロジェクト(廃棄処分するコストより安いコストで汚泥をリサイクルできる技術の開発、商用電力価格と
  同等以下のコストで発電できる技術の開発)の成果・技術評価を始め、消化ガスを使ったエネルギー回収技術、又、
  バイオソリッド燃料化・炭化/活性炭化に至るまでを詳説。

※本書は、(株)メガセミナー・サービス主催によるセミナー『汚泥“減量化”最前線』(2008年12月16日)、『汚泥“リン回収
  技術”最前線』(2008年12月17日)、『汚泥“エネルギー回収技術”最前線』(2008年12月18日)セミナーをもとに、
  講演録として編纂したものです。

著者紹介 計20名

湯川恭啓(株)日本バイオマス研究所 代表取締役社長
後潟義人コスモエンジニアリング(株) 設計本部土壌汚泥対策室チームESR グループ長代理
岡本吉博日鉄環境エンジニアリング(株) 技術研究室環境技術グループ
平松達生巴工業(株) 機械本部営業技術部 部長
牛田雅也アタカ大機(株) 環境プラント事業本部技術本部 環境プラントシステム部 担当課長
樫出敏次(株)石垣 エンジニアリング事業部技術本部東京技術部 部長
大竹久夫大阪大学 工学研究科 教授院
近藤貴志神戸大学 自然科学系先端融合研究環・重点研究部 特命助教
蛯江美孝(独)国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センターバイオエコ技術研究室 研究員
徐開欽 (独)国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センターバイオエコ技術研究室 室長
稲森悠平福島大学 共生システム理工学類環境システムマネジメント専攻 教授
小林昌俊フジクリーン工業(株) 東京支店第一営業課 課長
神谷俊行三菱電機(株) 先端技術総合研究所 環境システム技術部水質制御グループ 主席研究員
岩井良博三機工業(株) 環境事業推進室 副室長
高橋正昭四日市大学 環境情報学部 特任教授
石田貴 (財)下水道新技術推進機構 資源循環研究部 資源循環研究部長
李玉友 東北大学大学院 環境科学研究科 准教授
澤原大道月島機械(株) 水環境事業本部ソリューション技術部下水グループ 副主事
北野徳之日立造船(株) 環境・ソリューション本部 新事業推進室 課長代理
安部郁夫環境炭素材料研究所 代表/活性炭技術研究会 会長

構成および内容

第1編 汚泥の減量化技術

第1講新種微細藻類と共生細菌による汚泥の大幅減量化技術
1微細藻類バイノス
2BAによる発生汚泥の減量
第2講余剰汚泥減容化(CE-ESR)システム
1はじめに
2余剰汚泥の削減技術
3汚泥再基質化法
4CE-ESRシステム
5実施例
6おわりに
第3講薬剤添加による汚泥減量化システムの実際例
1はじめに
2薬剤添加による汚泥減量化装置
3バイオダイエット適用事例
4コスト試算例
5新規汚泥削減技術 −実証試験結果−
6バイオダイエット導入の留意点
第2編 汚泥の脱水技術

第1講低動力型高効率遠心脱水機の開発と実際例
1脱水技術の位置づけとその役割
2低動力型高効率遠心脱水機HED型
第2講電気浸透式汚泥脱水機の開発と実際例
1汚泥発生の現状と背景
2汚泥脱水機の開発と実際
3実用化における費用対効果
第3講新型スクリュープレス汚泥脱水機の開発と実際例
1はじめに
2各種脱水機の特性と最近の開発動向
3各種脱水機の特性
4最近の開発動向
5新型スクリュープレス汚泥脱水機の開発と特徴
6新型スクリュープレス汚泥脱水機の実際例
7おわりに
第3編 汚泥からのリン回収技術

第1講汚泥からのリン回収と再利用技術に関する課題と展望
1汚泥からのリン回収
2リン鉱石確保の難しさ
3リン資源の消費状況
4リン資源の回収方法
5バイオリン鉱石
6リン鉱石の精製
7リン鉱石の肥料への活用
第2講水処理システムにおける電解脱リン法とジルコニウム吸着剤によるリン回収技術
1はじめに
2水処理・汚泥処理系からのリン回収技術
3リン回収資源化技術の課題と展望
第3講下水汚泥からのエネルギー・リン回収システムの開発事例
1はじめに
2開発の背景
3システムの構成
4オゾン+アルカリ処理の特徴と効果
5下水処理場における性能実証結果
6経済性評価
7おわりに
第4講汚泥焼却灰からのリン回収と有効利用
1日本のリン酸利用方法と下水汚泥利用状況
2世界のリン鉱石とリン資源循環
3リン酸肥料
4下水道によるリン資源循環
5下水汚泥焼却灰を用いたリン酸肥料製造技術
6試作品の性能
7まとめ
第5講化学処理法による汚泥からのリン回収とその利用
1研究の必要性
2酸を用いた抽出方法
3アルカリを用いた回収
4リン酸鉄系汚泥からの回収方法
5回収物の利用先
6まとめ
第4編 汚泥からのエネルギー回収技術

第1講下水汚泥資源化エネルギー利用技術用
1LOTUS Project
2スラッジ・ゼロ・ディスチャージ(ZD)技術
3グリーン・スラッジ・エネルギー(GE)技術
4両技術一括
5おわりに
第2講嫌気性消化による汚泥の減量化とエネルギー利用
1はじめに
2下水汚泥処理における嫌気性消化の役割
3濃縮余剰汚泥の中温消化と高温消化の処理特性
4余剰汚泥と消化槽の微生物群集構造の比較
5物理化学処理(熱処理やオゾン酸化処理)による促進効果
6まとめ
第3講汚泥とバイオマスの同時処理方式によるエネルギー回収技術
1はじめに
2LOTUS Projectの技術の内容
3脱水汚泥処理と結合した有機的なシステム
第4講汚泥のバイオソリッド燃料化とその利用
1バイオソリッド燃料の製造方法
2バイオソリッド燃料の燃料価値
3バイオソリッド燃料の利用
4汚泥資源化コスト
第5講汚泥の炭化・活性炭化とその利用用
1はじめに
2各種汚泥の性状と炭化・活性炭化の方法
3炭化物・賦活物の利用
4炭化物・賦活物の品質向上策とコスト低減のポイント
5おわりに



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