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<セミナー詳細>

セミナーコード:20080616   このセミナーの受付は終了しています

★もの作りにおいて、ますます低コスト・短期間で高品質・高精度な製品開発が要求される昨今、
 曖昧さのない設計・図面作成が重要視されています。
★本セミナーでは、適切な使用(図面に反映)により図面の曖昧さに起因する種々の無駄が排除
 され、また設計品質が向上し、結果的にコスト(原価)が使用前に比べ約5〜10%削減も可能
 となる幾何公差方式・最大実体公差方式、及びその関連方式について、経験豊富な井上先生
 に解りやすく解説いただきます。

〜機械設計者、生産技術者のための〜
幾何公差方式及び最大実体公差方式の基礎と実践
−もの作りに於いて図面は重要な技術文書であり契約書です−

●講 師 井上設計製図コンサルタント 代表
(元)富士写真フイルム(株) 顧問
井上忠臣 氏 
<講師紹介>
1964年〜2001年、フジノン株式会社(旧富士写真光機株式会社)
にてカメラのズームレンズ・業務放送用テレビレンズの機構設計、
及び設計品質・図面品質向上の為の指導業務に従事。
2001年〜2005年、富士写真フイルム株式会社にて顧問として設計
品質・図面品質向上の為の指導業務に従事。
2005年〜現在、井上設計製図コンサルタントの代表として幾何公
差方式、最大実体公差方式の指導、普及を行っている。
<経験・実績>
フジノン(株)にて1976年、ANSI(アメリカ国家規格)に基づ
く新製図規格を作成、制定した。特徴は当時、世間では稀な幾何
公差方式とりわけ最大実体公差方式を盛り込んだことである。
その後、テーマリーダーとして1995年にISOに基づく規格に大
改訂した。1974年より定年退職するまで製図規格委員会のメイン
メンバーとして普及、指導を行った。
現在、各種公的機関・企業等においてセミナー講師を務めている。
機械設計歴30年。フジノン(株)・富士フイルム(株)での講習会実
績55回(延べ1140人)。
●日 時 2008年 6月 18日(水) 10:00〜16:00
(受付は講義開始時間の30分前からとさせていただきます。)
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・405室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター


−講師からのメッセージ−
 モノ作りでの重要な技術文書である図面は、あいまいさが無く、どこでも誰でも同じ
 解釈がされることは当然の要件として求められるものです。一方、企業活動がグロー
 バル化されている現在は、当然、図面が多国に渡り、使用されています。かかる状況
 で、他社と競合し優位を維持するには、更なる精緻な企業行動として、図面品質の向
 上(設計品質の向上)は、大きな、かつ重要な課題です。その課題を達成するために
 は、国際規格による幾何公差方式、最大実体公差方式を適切に使いこなすことが必須
 のこととなります。本セミナーではそれらの幾何公差方式及び最大実体公差方式の基
 礎と実践のポイントを紹介致します。
T.公差表示方式の基本原則
 1.独立の原則  2.2点測定の定義  3.角度寸法公差  4.寸法公差と幾何公差の相互依存性  5.普通公差と寸法の種類  6.採否の基準  7.公差表示方式、普通公差の指示の仕方
U.データム
 1.データム(基準)とは  2.データムとその理論的に正確な幾何学的形体  3.三平面データム系  4.単一データム  5.データムの選択と優先順位  6.データムターゲット  7.ローカルデータム(部分基準)
V.幾何特性
 1.幾何偏差と幾何公差  2.幾何公差の種類  3.普通幾何公差  4.幾何公差 用語  5.幾何公差の公差域の形状  6.幾何公差の図示方法  7.公差域の定義、指示方法及び説明  8.幾何公差の検証  9.幾何公差の相互関係
W.位置度公差方式
 1.真位置度理論  2.公差域の位置、姿勢  3.位置度公差方式の特徴・利点  4.位置度公差の計算  5.突出公差域  6.複合位置度公差方式
X.最大実体公差方式の原理
 1.最大実体公差方式の効果・利点  2.最大実体公差方式の原理と追加公差  3.実効状態・実効寸法  4.データムとデータム優先順位の意味  5.データム形体と公差付き形体の適用円筒の組み合わせ(図示と解釈)  6.最大実体公差方式の図示例及び解釈の仕方  7.最大実体公差方式の適用性
Y.最大実体公差方式の検証
 1.機能ゲージとは  2.合否の判定方法  3.機能ゲージによる方法  4.機能ゲージの公差(参考)  5.実測による方法  6.データム系の浮動  7.同時検証
Z.ASME Y14.5M(米国機械学会規格)の要点  〜有用な事項、JIS(ISO)と適用、解釈等が異なる事項の   抜粋〜
[.図面によるトラブル事例  〜主な事例を紹介〜
\.質疑応答<随時>

−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

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