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<セミナー詳細>

セミナーコード:20090121   このセミナーの受付は終了しています

★海水を取り扱う設備や、海水に接触する機器においては、海水特有の「海水腐食」や
 「海生生物の付着」等のトラブルが常に付きまといます。
★本セミナーでは、海水設備や機器における「海生生物トラブル」と「海水腐食」に焦点を
 絞り、これらのトラブルを未然に防ぐ方法とトラブルが発生した際の対処法を経験豊富な
 講師陣に分かりやすく解説頂きます。

海水設備・機器における海生生物付着等トラブル対策
および海水腐食・防食の実際

●講 師 慶應義塾大学
理工学部 機械工学科 教授
工学博士
小茂鳥 潤 氏 
●講 師 日本エヌ・ユー・エス(株)
環境設計ユニット サブリーダー
博士(学術)
勝山一朗 氏 
●講 師 (元)横浜国立大学 教授(現非常勤講師)
(元)(株)日立製作所 機械研究所
工学博士
石川雄一 氏 
●日 時 2009年 1月 23日(金) 9:30〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・5F・502室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

■セミナープログラム■
9:30〜12:00
T.海水設備・機器における海生生物付着対策  〜事例と新しい生物付着防止技術〜
 1.海水設備・機器の海生生物に関するトラブル   (1)フジツボ等貝類の付着によるトラブル事例    〜ポンプ設備、取水設備等におけるトラブル事例〜   (2)クラゲ等の海生生物によるトラブル事例  2.フジツボ等貝類付着、クラゲによるトラブルとその防止手法   (1)どうして海生生物付着が発生するのか    @貝類付着のメカニズム    A貝類付着が起こる箇所と起こらない箇所   (2)貝類付着対策    @貝類付着検査の進め方    A除貝装置の効果的使用   (3)フジツボ等貝類の付着を防止する新手法    〜付着防止機能の低下を防ぐには〜    @海中構造物(ポンプ、管、船底等)の表面処理     〜キプリス幼生の付着動作、吸着できないようにする工夫とは〜    Aコーティング     〜塗料選択のポイント、塗料に含まれる有害物質の海中流入防止のポイント〜   (4)クラゲ等海生生物によるトラブル対策  3.質疑応答
(小茂鳥 氏、勝山 氏)
13:00〜16:00
U.海水設備・機器における腐食・防食の実際  〜事例を検証し、防食に活かす〜
 1.海水と海水腐食に関する基礎知識   (1)海水成分とその腐食性:何が腐食に一番影響が強いのか。   (2)海水の地域性:日本周辺と中東の海では何が違うのか。   (3)海生生物と腐食:付着の影響と殺菌剤の影響は?  2.材料別に見た海水腐食損傷と防食のポイント   (1)ステンレス鋼の腐食損傷    @ステンレス鋼の鋼種と耐食性:不動態保持に効く合金元素は?    A孔食損傷:なぜ孔食が起こるのか、そして防止には?     〜材料の耐孔食指数、孔食臨界電位、表面状態と加工(圧延、溶接等)の      影響〜    Bすきま腐食損傷:どんなすきまが問題か、防止には?     〜すきま腐食再不動態化電位、すきま腐食臨界温度、ガスケットの影響、      付着物の影響〜    C粒界腐食・選択腐食損傷:組織依存腐食が起きるのは?     〜不純物元素の影響、溶接・熱処理の影響、加工の影響〜    D応力腐食割れ損傷:応力、環境、鋼種がマッチすると。     〜常温海水ではあまり問題にならないが、高温の海水では?〜   (2)銅・銅合金の腐食損傷    @エロージョン・コロージョン損傷:限界流速とは?     〜銅の表面皮膜と流れ、鉄イオン添加による防食〜    A汚染海水による腐食損傷:清浄海水との違いは?   (3)異種金属接触腐食損傷と電気防食    @異種金属接触の電気化学     〜電位差、面積比、距離の影響とは?〜    A電気防食の実際:外電か犠牲か?   (4)微生物腐食    @微生物腐食損傷の実際:腐食形態、腐食速度は?    Aバイオフィルム・特定細菌の影響:細菌はいかに金属をアタックするのか?    B防食対策:フィルタリング、殺菌剤注入、電気防食  3.質疑応答
(石川 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。