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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110405   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、使用済みのエレクトロニクスデバイス、廃電子機器・電子基板などからの貴金属の回収・リサイクル・精製技術
 について、リサイクルの流れから、前処理方法を含めた具体的な手順と各種方法、又、バイオマス起源の溶媒による可溶化及び
 水蒸気ガス化による有用資源の回収、光応答型溶媒抽出法を用いた貴金属回収プロセスまで、斯界の第一線でご活躍中の
 講師陣に詳しく解説頂きます。

〜使用済みエレクトロニクスデバイス、廃電子機器、電子基板などからの〜
貴金属の回収・リサイクル・精製技術
〜金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、
イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)〜
●講 師 田中貴金属工業(株) 化学・回収事業部
湘南工場 副工場長
工学博士
奥田晃彦 氏
●講 師 独立行政法人 産業技術総合研究所
環境管理技術研究部門
吸着分解研究グループ グループ長
工学博士
加茂 徹 氏
●講 師 東京工業大学
原子炉工学研究所 物質工学部門 教授
工学博士
竹下健二 氏
●日 時 2011年 4月 6日(水) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
13:00
T.貴金属の回収・精製技術の現況

 1.貴金属のリサイクルとその流れ
  (1)用途と回収例
  (2)有価物としての貴金属のリサイクル
  (3)貴金属の回収精製の手順
 2.貴金属の前処理法
  (1)評価のための前処理と分析
  (2)貴金属の溶解方法
 3.貴金属回収、精製技術
  (1)沈殿分離法
  (2)セメンテーション
  (3)電解採取法
  (4)イオン交換樹脂法、活性炭吸着法
  (5)乾式精錬
  (6)溶媒抽出法
  (7)酸化蒸留法
  (8)その他
 4.代表的な貴金属の回収精製フロー
 5.今後の展望
 6.質疑応答
(奥田 氏)
13:50
|
15:20
U.バイオマス起源の溶媒による可溶化および水蒸気ガス化による
   使用済み電子機器からの有用資源の回収
 〜貴金属、レアメタル回収技術〜


 1.使用済み電気電子機器のリサイクルの現状
  (1)レアメタル資源について
  (2)使用済み電気電子機器のプラスチックの特徴
  (3)従来の分別技術とその課題
 2.廃棄物系バイオマスと熱硬化性樹脂の共処理による有用資源の回収技術
  (1)溶媒中で可溶化(ソルボリシス)の特徴
  (2)3種のバイオマス由来溶媒を用いた可溶化法
  (3)循環溶媒を用いた電子基板の可溶化
 3.水蒸気ガス化による使用済み電気電子機器からの資源回収
  (1)水蒸気ガス化法の特徴
  (2)炭酸塩の触媒効果
  (3)溶融炭酸塩共存下でのモデル化合物(活性炭)を用いた水蒸気ガス化
  (4)エポキシ樹脂の水蒸気ガス化反応の特徴
 4.まとめと今後の展望
  (1)本法では、これまでほとんど有効に利用することができなかったリグニンをその
    特異な化学構造を生かしてエポキシ樹脂の可溶化溶媒として利用するもので、
    新しいバイオマスの利用法として注目されている。
    また、可溶化物の分解条件を最適化することにより、クレゾールなどを効率的に
    製造することもできる。
  (2)混合炭酸塩共存下の水蒸気ガス化反応では、ほとんど全ての有機物を水素などの
    ガス状物質に転換できるので、使用済み電子機器を解体することなく直接投入し、
    金属類を容易に回収できる。
    また得られた水素は従来の熱分解やガス化に比べて著しくクリーンであり、
    エネルギー資源として利用することが可能である。
 5.質疑応答
(加茂 氏)
15:30
|
16:45
V.貴金属含有の使用済製品や工程廃棄物などに適用可能な
   光応答型溶媒抽出法を用いた貴金属回収プロセス
 〜無廃棄物型溶媒抽出プロセスによる貴金属リサイクルの例〜


 1.光応答抽出技術の開発
  (1)光応答抽出プロセスの概要
  (2)光応答抽出剤(BDPDA)の特性と合成
  (3)BDPDAによる貴金属抽出・逆抽出試験
 2.貴金属回収・リサイクルの実際
  (1)他の抽出剤・プロセスとの比較
  (2)不純物除去のポイント
  (3)回収・適用のポイント
  (4)実施例
 3.質疑応答
(竹下 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。