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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130210   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、活性炭の種類・特徴から、性質を引き出す細孔構造(細孔分布)及び最適設計と活性炭の各用途
 (気相用・液相用・エネルギー貯蔵用など)への利用のポイント、又、効率的な再生とコスト低減策に至るまで、斯界の
 最前線でご活躍中の大塚講師に詳しく解説頂きます。

活性炭の最適設計と利用技術
●講 師 クラレケミカル(株) 取締役
鶴海研究開発センター 所長
兼)(株)クラレ くらしき研究センター 電池材料研究所長
大塚清人 氏
●日 時 2013年 2月 6日(水) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

活性炭の利用及び関連する装置(プラント含む)・製品・商品を扱っておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・設備管理のご担当の方。
吸着操作に興味がお有りの方々。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

活性炭という“炭素の多孔体”を中心に、活性炭の表面積とは、細孔とは、それを利用する手法(用途開発)とは、という点について、お話し理解頂けると思います。
【講師の言葉】(講演要旨)

活性炭は、微細な孔(細孔)を持つ炭素材料です。活性炭は、分子レベルの大きさの細孔により、気相あるいは液相中に溶存する、微量な不純物を吸着出来ます。また、活性炭の細孔内に吸着された物質は、熱処理等の方法により、細孔より放出されるため(再生)、活性炭は再び吸着性能を回復し、再利用出来ます。高い吸着性能を有しながら、このような吸着と再生を繰り返す事が活性炭の特徴です。活性炭は、細孔構造(細孔分布)と活性炭の形状を工夫する事により、様々な用途への適応がなされています。活性炭の特殊な用途としては、エネルギーの貯蔵用途(電気二重層キャパシター)とか分子篩の用途(例;空気中からの窒素分離)があります。いずれも、細孔の最適化が技術のポイントです。特徴としては、物理的な吸着現象を利用しているために、サイクル寿命が格段に長い事が上げられます。今後の省エネルギー社会の実現に向けて、活性炭の役割は広がっています。
【プログラム】

1.活性炭の種類と特徴

 (1)活性炭の市場
 (2)活性炭の原料と製法
 (3)活性炭の種類
  (粉末状、粒状、繊維状 等)


2.活性炭の性質と最適設計及び開発動向

 (1)活性炭の細孔分布と特性
 (2)活性炭の細孔と用途との関係
  ・活性炭における吸着現象について
  ・分子の大きさと吸着される細孔のサイズ
  ・吸着される分子の大きさと、最適な細孔のサイズ
  ・細孔分布の最適設計
  ・活性炭を用いた吸着操作の解析と設計
 (3)活性炭の最近の研究開発動向


3.活性炭の各用途における詳細説明
 〜活性炭に要求される特性と利用のポイント〜


 (1)気相用活性炭
   悪臭物質と、その吸着に最適な活性炭。および、有機溶剤の除去、排ガス処理などについて
 (2)液相用活性炭
   液相での除去対象物質と、その吸着に最適な活性炭について
 (3)エネルギー貯蔵用活性炭
   活性炭を用いたエネルギー貯蔵技術。および、エネルギー貯蔵用に最適な活性炭について
 (4)その他の活性炭
   分子篩炭素等について


4.活性炭の効率的な再生とコスト低減策

 (1)活性炭の再生方法
 (2)再生した活性炭の評価
 (3)効率的に再生するには


5.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。