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<セミナー詳細>

セミナーコード:20131005   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、第T部に排水における窒素の性状・規制動向を始め、具体的な生物学的硝化脱窒技術
 と濃度に合った処理方式選定のポイント及び今後の技術動向を角野先生に、第U部は、アナモックス反応
 の概論から、包括固定化担体を用いたアナモックスプロセスの開発事例と各排水への処理特性・適用及び
 亜硝酸型硝化、従属栄養型脱窒、1槽型好気脱窒など前処理プロセス、応用・後処理システムについて
 井坂様より、それぞれ実務経験豊富な両博士に詳しく解説頂きます。

生物学的窒素処理技術の動向及び維持管理・トラブル対策と
嫌気性アンモニア酸化(アナモックス)反応を用いた窒素除去システム
〜排水中窒素の形態と濃度に合った処理技術の実際について〜
●講 師 東洋大学 生命科学部 応用生物科学科 教授
(元)(株)日立プラントテクノロジー 理事・主管研究長
農学博士
角野立夫 氏
  <受賞歴>
平成4年、日本水環境学会技術賞受賞
平成5年、科学技術庁注目発明賞受賞
平成8年、第23回環境賞 環境庁長官賞・優秀賞
平成9年、土木学会新技術プロジェクト賞受賞
平成14年、武田研究奨励賞の優秀賞。水処理生物学会論文賞。
平成17年、発明協会関東支部長賞。

<学会および社会における活動>
平成14年、滋賀県生活環境事業協会環境部会理事
平成20年、日本水環境学会「産業排水の処理・回収技術」研究委員会委員
平成21年〜、山梨大学非常勤講師
平成23年〜、中央大学非常勤講師

●講 師 (株)日立製作所 インフラシステム社
技術開発本部 松戸開発センタ 水環境システム部
主任研究員
(公社)日本水環境学会 運営幹事
工学博士
井坂和一 氏
●日 時 2013年 10月 10日(木) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
13:00
T.生物学的窒素処理技術の動向と維持管理・トラブル対策

 <講演要旨>
  生物学的窒素処理技術の開発動向から装置導入時の計画、施工、立上げ運転管理まで、トラブル対策を含め解説する。

 1.水ビジネス概論
  〜グローバル水ビジネスから国内包括運転管理まで〜
 2.排水中窒素の形態と規制の動向
  (1)排水における窒素の形態とその性状
   @アンモニア態窒素  A亜硝酸態窒素
   B硝酸態窒素     C有機態窒素
  (2)排水中窒素規制の動向と今後の見通し
 3.生物学的硝化脱窒技術
  (1)生物学的硝化脱窒処理のポイント
   @硝化細菌と脱窒細菌の特徴
   A硝化・脱窒のメカニズム
   B基本フローと各プロセスの特徴
  (2)担体利用型の硝化脱窒技術
   @充填材の特徴と選定 〜プラスチックス材、ゲル材〜
   A設計のポイント 〜比表面積負荷、容積負荷
   B有用微生物高濃度保持のポイント
   C硝化・脱窒のポイント
 4.排水中窒素の形態と濃度に合った処理方式選定のポイント
  (1)無機排水処理(高濃度や低濃度排水)、有機排水処理(循環変法)、硝化阻害
  (2)適切な処理フローと負荷条件、有機性窒素に起因するトラブル
  (3)硝化脱窒法の立上げでのトラブル事例
  (4)硝化細菌のモニタリング
  (5)メタノール添加量の制御技術
 5.今後の技術動向
  (1)低温硝化技術(5〜10℃での硝化)
  (2)一槽式硝化脱窒技術
  (3)湖沼底泥からの硝化立上げ
  (4)アナモックス担体投入型循環変法
  (5)リンの生物学的除去技術
 6.質疑応答・名刺交換
(角野 氏)
14:00
|
16:30
U.嫌気性アンモニア酸化(アナモックス)反応を用いた窒素除去システム

 1.アナモックス反応概論
  (1)アナモックス反応の特徴
  (2)アナモックス菌の培養方法
   @中温型アナモックス菌の培養事例
   A低水温型アナモックス菌の培養事例
 2.包括固定化担体を用いたアナモックスプロセスの開発事例
  (1)アナモックス菌の包括固定化
   @PEGゲルによるアナモックス菌の固定化
   A固定化担体の特徴
  (2)安定運転のポイント
   @亜硝酸濃度条件  A水温
   BpH制御条件    C炭酸イオン濃度
 3.亜硝酸型硝化プロセス 〜前処理プロセス
  (1)加熱処理法による処理
  (2)pHショック法による処理
  (3)硝化率の一定制御方法
 4.下水汚泥脱水ろ液の処理特性
  (1)基本システムと特徴
  (2)定常運転
   @亜硝酸型硝化の安定性
   Aアナモックス反応の安定性
  (3)非定常試験
   @負荷変動試験  A過負荷試験  BSS流入試験
 5.アナモックスプロセスの産業排水への適用 〜安定運転のポイント
  (1)有機物質の影響
   @メタノール  A酢酸  Bグルコース
  (2)重金属類の影響
   @モリブデン  Aニッケル  B銅  Cコバルト
 6.1槽型好気脱窒システム 〜応用システム
  (1)基本フローと特徴
  (2)処理速度と処理水質の安定性
  (3)下水汚泥脱水ろ液の処理特性
 7.従属栄養型脱窒システム 〜後処理システム
  (1)システムの特徴
  (2)高負荷運転での処理特性
  (3)脱窒システムの温度特性
   @硝酸還元反応の温度影響
   A亜硝酸還元反応の温度影響
 8.質疑応答・名刺交換
(井坂 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。