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<セミナー詳細>

セミナーコード:20141015   このセミナーの受付は終了しています


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★海外プロジェクトは国内と異なり、プラントユーザー及びプラントメーカーが投資額や利益で予定額を
 確保することは容易ではありません。
★本セミナーでは、それらのプロジェクト目標を達成する“コストと利益のマネジメント”の具体策について、
 経験豊富な原講師に詳しく解説頂きます。

海外プロジェクトにおけるコストと利益のマネジメント
●講 師 テプロスエンジニアリング合同会社
業務執行社員(役員)
原 卓治 氏
  <講師来歴>
・月島機械株式会社にて国内、海外の化学・環境プラントの計画、コスト見積、
 プロポーザル業務、プロジェクトマネジメント、海外調達等の業務を実施。
・同社でコスト見積課長、プロジェクト部長、調達部長などを歴任し、
 主に海外プラント事業の推進と社内基盤整備に注力。
・月島機械を退職後、テプロスエンジニアリング合同会社を設立、入社。
・化学工学会SIS部会CE(コストエンジニアリング)分科会正会員、
 日本コスト工学会準会員。
●日 時 2014年 10月 29日(水) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
<講演の特徴>

@海外立地のプラント建設(海外プロジェクト)は国内立地のそれと異なり、プラントユーザー及びプラントメーカーが投資額や利益で予定額を確保することは容易ではありません。本セミナーではそれらのプロジェクト目標を達成する“コストと利益のマネジメント”について講習を行います。

A海外プロジェクトに特有な業務・事項(入札、契約、為替変動対策から引き渡しまで)について説明します。又、これらのコスト変動リスクが大きい業務・事項や予期しないコストが発生し易い業務・事項を明らかにし予定外コスト発生の要因と対策について説明します。

B技術的な業務(計画、設計、調達、品質管理、輸出入・輸送、建設、試運転)にも焦点を当てて説明します。

C海外立地プラントの投資経済性評価について留意点を説明します。
<受講対象>

@化学、石油化学、鉄鋼、電力、環境などの分野の設備ユーザーやエンジニアリング企業、プラント・装置メーカーなどで、海外案件(プロジェクト、ジョブ)の計画や実施を担当されている方、海外展開を予定している企業のご担当の方

A海外案件の設備投資計画、営業、コスト見積、設計、調達、建設、プロジェクト遂行・管理などコスト関連業務に従事されている方

B新しくコスト関連業務に従事された中堅・若手技術者や担当の方、コストと利益のマネジメントに関心のある方
<プログラム>

1.コストマネジメントの概要

 (1)コストマネジメントの定義、目的、領域
 (2)コストマネジメントシステム


2.海外プロジェクト(プラント建設)に特有な事項(コストマネジメントの視点から)


3.海外プロジェクトの概要

 (1)海外立地プラント(ターンキー)のコスト構成
 (2)プラントの種類と規模、価格


4.プロジェクトの実行組織とマネジメント手法

 (1)プロジェクト規模によるプロジェクトマネジメントの差異
 (2)プロジェクトの社内実行組織と企業連合(JV, コンソーシアム等)
 (3)現地法人とプロジェクトオフィス


5.コストマネジメント上の主な管理ポイント

 (1)受注前
  @ITB(引き合い書・購入仕様書)、商業条項、技術仕様・規格、納期、保証・補償等
  Aカントリーリスク、為替変動対策、調達計画、工事計画等
  Bプロポーザル作成における留意事項
 (2)注文書受領直後
  @注文書、注文請書、為替変動回避策、保険・ボンド等
  A受注時コストと受注時利益率確定
 (3)受注後(設計から試運転、引き渡しまで)
  @プロジェクト実行計画、プロジェクト実行予算
  A基本設計から引き渡しまで
 (4)プロジェクトリスクとコンティンジェンシープラン


6.プロジェクト実施に伴う主要な管理ポイントの詳細
 〜具体的なコストマネジメントとコスト低減化〜


 (1)プロジェクト実行計画書の作成
 (2)プロジェクト実行予算の作成と予算超過防止
 (3)設計業務、調達業務、品質管理・検査業務
 (4)輸出梱包、出荷、輸出入業務、海上輸送
 (5)建設工事、試運転業務


7.変更への対応

 (1)変更管理(仕様、納期、金額)
 (2)変動事項、予想外の事項に対応できる社内組織


8.コスト把握の仕組み、コスト予測、コンティンジェンシープラン

 (1)リアルタイムなコスト把握・予測の仕組み
 (2)顧客、経営層、ライン管理職とのコミュニケーション
 (3)コスト差異の測定・分析と最終コストの予測
 (4)コスト管理のツール、コストリポート
 (5)コンティンジェンシープラン


9.為替変動のリスク回避策


10.工程表作成の留意事項


11.海外調達

 (1)海外調達業務とベンダー管理(QCD)
 (2)購入仕様書の書き方(海外調達対応)
 (3)ベンダー見積の評価と発注先の決定、及び与信管理


12.契約書類と約款

 (1)国際契約約款
 (2)ITB(引き合い書、購入仕様書)の構成、内容と重要事項
 (3)General Terms and Conditions (基本契約書)の構成、内容と重要事項
 (4)Purchase Order(注文書)に記載の重要事項


13.ボンドと各種保険(輸送、工事、試運転、試運転後)


14.紛争(仲裁、裁判)


15.海外規格、標準と海外各国の規制


16.安全保障貿易管理、貿易保険、INCOTERMS(インコタームズ)


17.ファイナンス


18.プロジェクトの失敗例(採算悪化)とその要因


19.海外立地プラントの投資経済性評価と留意点


20.今後の課題と参考書籍、文献、出版物


21.質疑応答<適宜>
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。