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<セミナー詳細>

セミナーコード:20171210   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、プレート式熱交換器の総合的な基礎知識を始め、伝熱設計・構造設計・NTUなどを考慮した
 設計手順及び市場要求に応じた具体的な設計・適用の実際、また最新の研究事例・新製品等を第T部にて
 楠講師より、第U部では岩澤講師より、熱回収用熱交換器による低〜中温度域を含めた排熱回収、汚れ環境
 における排ガス熱回収・排汚水熱回収の適用事例ならびに、地熱・バイナリー発電・バイオマス発電プラントに
 おける熱利用など各種適用と設計のポイントについて、それぞれ詳説頂きます。
★T部のみ、U部のみのご受講も受け付けております。

プレート式熱交換器の市場要求に応じた設計・適用の実際と
熱回収熱交換器による低〜中温度域を含めた排熱・排汚水熱・
燃焼排気の回収方法と適用技術・事例
●講 師 (株)日阪製作所 熱交換器事業本部
設計開発部 設計開発課 課長代理
楠 健司 氏
●講 師 MDI(株) 代表取締役 岩澤賢治 氏
  <講師紹介>
千代田化工建設(株)、米国 Marley Cooling Tower(現SPX)、
日本法人マーレージャパン、Alfalaval(アルファラバル)を経て
2005年12月、MDI(株)設立、現在に至る。
●日 時 2017年 12月 22日(金) 10:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講          49,680円
   【1名につき(テキスト代、消費税を含む)
    (※受講者がTとUで違う場合でも可)】
◆プログラムTのみ受講 35,100円
   【1名につき(テキスト代、消費税を含む)】
◆プログラムUのみ受講 35,100円
   【1名につき(テキスト代、消費税を含む)】
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
13:50
T.プレート式熱交換器の基礎から市場要求に応じた設計・適用の実際

【講師の言葉】
 熱交換器は2流体間で熱エネルギーの交換を行うために用いられる伝熱機器であり、隔板式熱交換器の一つとして幅広く使用されているのがプレート式熱交換器である。今回の講演では原理、構造、設計の考え方、伝熱設計や構造設計、NTU(熱移動単位数)概念などについて説明し、プレート式熱交換の設計要領を設計フローに従って分かりやすく解説する。
 また、実際にご使用頂くための注意事項やノウハウなどについても、数多くの実績経験を有する専門メーカーとして具体例を盛り込み分かり易く述べる。
 現在では空調、化学、プラント、船舶、環境、食品、電力などの各市場で、プレート式熱交換器は省エネ機器や排熱利用機器としての実績を高く評価され、徐々に使用範囲が増えてきている。今後、高性能で低コスト・省スペースなプレート式熱交換器の市場要求や新しい価値の具体化など、如何に顧客カスタマイズした熱ソリューションを提供出来るかが市場命題になっていると言える。


 0.(会社概要)
 1.プレート式熱交換器の基礎知識
  (1)プレート式熱交換器の原理と構造
   @原理
   A基本構造
   B伝熱機構 〜伝導伝熱、対流伝熱、輻射伝熱〜
   C流動特性と伝熱特性
  (2)プレート式熱交換器の機器構成
   @プレート
   Aガスケット
   Bフレーム
   Cノズル
  (3)プレート式熱交換器の特徴
   @メリット・デメリット
   A用途例
   B機能プレート
 2.プレート式熱交換器の設計手順
  (1)設計フロー
  (2)伝熱の基礎式
  (3)総括伝熱係数
  (4)境膜伝熱係数
  (5)圧力損失
  (6)NTU
  (7)高NTU化対応
 3.プレート式熱交換器設計・適用の実際
  (1)耐食性(プレート、ガスケット)
  (2)耐圧
  (3)シール性(ガスケット、溶接)
  (4)汚れについて
  (5)腐食、漏れトラブル事例の紹介
  (6)メンテナンス対応
 4.新製品紹介
  (1)高性能SXプレート
  (2)超大型プレート
  (3)高温・高圧・高信頼プレート
  (4)デュアルウォールプレート
  (5)Hi-TFコーティング
 5.質疑応答・名刺交換
(楠 氏)
 (※途中休憩50分含む)
14:00
|
17:00
U.熱回収用熱交換器による低〜中温度域を含めた排熱・排汚水熱・燃焼排気の
  回収方法とその技術
 〜まだまだ未着手である熱エネルギー省エネの考え方と実際の事例〜


 1.熱とは
  (1)熱の種類
  (2)実際の熱ロス
  (3)最新の施工変更による省エネ事例
   〜対流熱から輻射熱への応用〜
 2.排熱回収とは
  (1)熱回収の考え方
   〜気が付かない排熱が膨大な利益を排出〜
  (2)熱交換器とヒートポンプの違い
   〜基本的な設計思想の再認識〜
  (3)排熱回収の事例各種
   〜食品工場での省エネ事例、製鉄工場内の大量の油煙排ガスの熱回収+油の分離、
    粉体塗装工場の省エネ(輻射+顕熱回収)+VOC対策、
    カット野菜工場の冷排水+汚れを含む熱回収によるチラー省エネ、
    牛舎の糞尿排水+雑排水の熱利用による床暖冷房ヒートポンプの高効率化

 3.工場省エネ対策の盲点
  (1)省エネ機器を設置して省エネが出来なくなる事例
   〜機器を交換すれば省エネが完了!と考えるところに落とし穴がある
  (2)チラーの放熱方法による消費電力の違いの実情
   〜空冷と水冷、同一コンプッサを前提とした冷却温度による消費電力の違いの説明
  (3)熱搬送ロスを全く考慮していない現状のシステム
   〜熱いからファンを設置、寒いからファンで温風という固定観念による
    熱ロスとヒートパイプまでの対策案

 4.自然エネルギー利用のシステムの考え方
  (1)フリークーリングシステムによるチラーの省エネ
   〜水冷チラー、セカンダリークーリング方式、最新フリークーリングチラー設計思想まで〜
  (2)地熱やエンジン熱利用におけるバイナリー温度差発電プラントの
    熱交換器としての注意点

   〜バイナリーサイクルの基本と蒸発器・凝縮器の設計時の注意点、
    単純な機器の設置と組み合わせでは、多くの現場で運転停止、
    トラブルに発展する事例と解決策案

  (3)バイオマスボイラー、バイオマスガス発電プラントにおけるチップ乾燥の盲点
   〜チップの乾燥方法を間違えるとシステム全体が省エネしなくなってしまう事例と
    高温の排気熱を大気へ放出してしまう今後の問題点の解決案

 5.MDIの設計法と技術ポイント
  (1)排ガス、液、汚水までの各種ラインナップ
  (2)砂、泥、火山灰対策用マルチサイクロンと、
    赤水対策用ガラスパールろ過器の組み合わせによる
    プレート式熱交換器使用可能への提案

  (3)熱交換器用専用洗浄液
   〜ダイナミックデスケーラーとダイナミックGC-S〜
  (4)MDI製ヒートポンプチラー“BLACKBOX”と“簡易ヒートポンプ”
  (5)熱エネルギー省エネのコンサルタント業務
   〜工場プロセスのロスの指摘から、解決策、熱交換器を中心とした
    メンテナンスコスト問題の削減方法など

 6.質疑応答、名刺交換
(岩澤 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。