<セミナー詳細>

セミナーコード:20181209   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、バイオマス・衣料品・廃棄物系由来からのエタノール製造と低濃度エタノールの
 高効率発電技術や事業性などについて、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に各々の取組みを
 中心に講演頂きます。

〜5名の講師から詳説〜
バイオマス/古着/廃棄物系由来
エタノール製造と発電などへの利用技術
●講 師 サッポロホールディングス株式会社
グループ研究戦略推進部 主任研究員
阿部 透 氏
●講 師 株式会社Biomaterial in Tokyo 取締役 佐賀清崇 氏
●講 師 日本環境設計株式会社 取締役会長 岩元美智彦 氏
●講 師 山口大学 創成科学研究科 教授 山田 守 氏
●講 師 株式会社日立製作所 研究開発グループ
基礎研究センタ F2プロジェクト 主任研究員
石川敬郎 氏
●日 時 2018年 12月 13日(木) 9:50〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:50
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10:50
T.キャッサバ残渣からのエタノール生産プロセスの開発について

 キャッサバスターチ産業の副産物であるキャッサバパルプがタイ国では大量に発生する。サッポロホールディングスはこれを原料としたエタノール生産プロセスを現地にて実証試験を行い、商用に耐えうるプロセス構築の取組みを行った。 キャッサバパルプは安価に調達できる廃棄物系のバイオマスではあるが相応の前処理プロセスが必要となることから、これまでエタノール生産に利用されることがなかった。今後、本プロセスを東南アジア諸国のキャッサバ栽培地に普及することで、当該諸国のエネルギー需給の改善、地域の発展に寄与するものと考える。

 1.会社紹介、研究の背景
 2.原料事情
 3.エタノール製造プロセスについて
 4.経済性について
 5.質疑応答・名刺交換
(阿部 氏)
11:00
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12:00
U.セルロース系廃棄物からのエタノール生産プロセスの開発

 (株)Biomaterial in Tokyoでは、地域で発生する多様なセルロース系廃棄物からエタノールを生産する技術を開発中である。今回の講演では、世界のバイオエタノール生産の状況、セルロース系エタノール生産の要素技術を整理し、弊社で開発中のプロセスの環境性・経済性について説明する。そして、生産されたエタノールを燃料だけでなく化成品原料として利用する可能性について報告する。

 1.会社紹介
 2.世界のバイオエタノールの状況
 3.セルロース系エタノール生産の要素技術
 4.セルロース系廃棄物からのエタノール生産
 5.エタノールからの化成品生産
 6.質疑応答・名刺交換
(佐賀 氏)
13:00
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14:00
V.みんな参加型の循環型社会でのイノベーション
 〜衣料品リサイクルの資源化・燃料化〜


 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したゴミで走る車『デロリアン』、また、2020年に予定している日本航空との合同プロジェクト「JALバイオジェット燃料フライト」。いずれも、消費者の参加を軸に実現させるリサイクル燃料でのエンターテイメントプロジェクトです。「一つ買うために、一つ資源としてリサイクルする」、リサイクルが特別な行動ではなく、ライフスタイルの一部となる循環型社会の未来について、綿のバイオ燃料化の技術を含め、弊社の事業についてお話させていただきます。

<質疑応答・名刺交換>
(岩元 氏)
14:10
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15:20
W.次世代発酵技術によるバイオエタノール生産
 〜中高温性発酵微生物を利用した生ごみや紙ごみ等のエタノール変換〜


 地球温暖化が顕在化する中、バイオマスの輸送用燃料変換の増大が望まれているが、非食用バイオマスにおいては生産コスト削減が重要な課題となっている。今回は、安価なエタノール生産のためにいくつかの技術を紹介する。

 1.研究の背景
 2.中高温微生物の耐熱性機構と耐熱化
 3.耐熱性酵母とその特性
 4.バイオマスの安価なエタノール変換技術
 5.質疑応答・名刺交換
(山田 氏)
15:30
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16:40
X.低濃度バイオエタノールを用いた高効率発電システム

 バイオエタノールの新しい利用法(これまで主に自動車燃料に利用されてきたバイオエタノールの用途を発電分野へと広げる)として、低コスト、低CO2を実現する低濃度の含水エタノール燃料について、発電システムの概要と発酵液を活用できるシステムについて紹介する。

 1.低濃度エタノールとは
 2.排熱回収システムについて
 3.含水燃料を活用する高効率エンジンシステムの概要
 4.燃料濃度の変動に対応する制御システム
 5.実用システムの検討状況の紹介 
   28〜7wt%濃度のエタノール水の活用

 6.質疑応答・名刺交換
(石川 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。