<セミナー詳細>

セミナーコード:20201018   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、PKS(パームヤシ殻)利用のパイオニアとして豊富な経験からみた発電事業の実際、
 循環流動層ボイラ技術の事例、バイオマス特有の性状分析方法ならびに、炭化バイオマス、炭化技術
 の応用と具体的な混焼事例、新規バイオマス燃料(トレファイドペレット)などについて、斯界の最前線
 でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記にて
 ご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。
 【青色が会場での講演、緑色がオンラインでの講演となります】


バイオマス発電燃料に関する事業と混焼を含めた技術開発・適用動向
〜講師5名(イーレックス、JFEエンジニアリング、IHI検査計測、
電力中央研究所、宇部興産)から詳説〜
●講 師 イーレックス(株)
経営企画部長
上手大地 氏   会 場 
●講 師 JFEエンジニアリング(株)
エネルギー本部 主席(ボイラ)
佐竹隆史 氏   会 場 
  <経歴>
1986年日本鋼管株式会社(現JFEエンジニアリング)入社。
入社以来現在に至るまで、各種ボイラを使用した汽力発電設備の計画、設計、
施工、試運転全般にわたって、実務を担当し、2020年4月よりエネルギー本部主席と
いう立場で、ボイラ関連技術に対し専門家という立場で携わる。
●講 師 (株)IHI検査計測
計測事業部 企画管理部 課長
知惠賢二郎 氏  会 場 
●講 師 (一財)電力中央研究所
エネルギー技術研究所
エネルギープラットフォーム創生領域 上席研究員
大高  円 氏  オンライン
●講 師 宇部興産(株)
建設資材カンパニー エネルギー事業部
再生エネルギー事業推進プロジェクトリーダー
中村敏明 氏  オンライン
●日 時 2020年 10月 28日(水) 10:00〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信での受講も可能です。
・ライブ配信(Zoom)受講ご希望の方は、お申込時に通信欄にその旨
 ご記入をお願い致します。
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
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T.輸入バイオマスを燃料とした発電事業

 2013年からPKS専焼発電を運営し、将来的に年間100万トン以上のバイオマスを輸入する発電事業者の立場から、オペレーション事例と事業安定化の取り組みについて紹介する。

 1.当社のバイオマス発電所について
  (1)会社概要
   ・当社発電所の紹介、オペレーション
  (2)PKS調達の現状
   ・PKSの需給
   ・運転への影響、要求品位
 2.事業安定化の取組み
  (1)投資リスクとその対応
   ・契約条件のポイント
  (2)制度変更とその対応
   ・持続可能性対応
  (3)今後の課題
 3.その他(バイオマスなど再エネ電力の活用)
  〜CO2ゼロ電力など
 4.質疑応答・名刺交換
(上手 氏)
11:15
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12:15
U.循環流動層ボイラによるバイオマス発電の大型化と事例

 1995 年に当社が納入した50MW クラスの循環流動層ボイラを使用したバイオマス専焼発電所が最初に稼働して以来、75MW クラス、110MW クラスと極めて短期間で、数多くの循環流動層ボイラを使用した大型バイオマス発電所が稼働、建設を開始しています。
バイオマス発電が大型化する背景及び大型化による技術的な課題を説明します。
また、当社が納入した最初の75MW クラスのバイオマス発電所の事例も説明します。


 1.循環流動層燃焼の原理と特性
  ・燃焼方法の種類と循環流動層ボイラでの燃料、構造
 2.バイオマス発電の形
  ・規模によるバイオマス発電の方法
 3.バイオマス発電(混焼タイプ)の大型化
  ・大型化の状況と課題
  ・混焼における課題
 4.大型バイオマス発電事例(混焼タイプ)
  ・2019 年に稼働した当社75MW クラスのバイオマス発電事例
 5.質疑応答・名刺交換
(佐竹 氏)
13:15
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14:15
V.バイオマス燃料評価方法の紹介

 低炭素社会の実現のために、再生可能エネルギーとしてバイオマスを利用するボイラが増加している。バイオマスは石炭とは大きく性状が異なるため、ボイラ投入前には性状の事前検討が必須である。本セミナーでは、石炭では実施しないバイオマス特有の性状分析を紹介する。また,燃焼性や燃焼灰付着性の一例も紹介する。

 1.石炭とは異なった分析項目について
  ・粒度の評価(構成粒子径分析)
  ・強度の評価(機械的耐久性,粉化度分析,構成成分分析)
  ・含有するアルカリ分の評価
  ・その他評価方法について
 2.燃焼性評価について
  ・示差熱重量分析(TG-DTA)による評価
  ・Drop Tube Furnace による評価
  ・その他評価方法について
 3.灰の付着性評価について
  ・高温加熱顕微鏡による評価
  ・ラトラ試験器を用いた灰の付着性評価
  ・FactSageによる融液率シミュレーション評価
 4.質疑応答・名刺交換
(知惠 氏)
14:30
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15:30
W.石炭火力のCO2削減に向けたバイオマス利用

 石炭火力発電所のCO2排出量削減に向け、高混焼率利用が期待される炭化バイオマス、ネガティブエミッションに向けたバイオマス炭化技術の応用などを紹介する。

 1.燃料として見たバイオマスの特長
 2.炭化バイオマスの製造
 3.炭化バイオマスの燃料特性
 4.炭化バイオマスの貯蔵安全性
 5.炭化バイオマスの粉砕性・燃焼特性
 6.炭化技術を応用したネガティブエミッション
 7.質疑応答・名刺交換
(大高 氏)
15:45
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16:45
X.微粉炭火力でのバイオマス混焼事例及び新規バイオマス燃料について

 宇部興産の微粉炭火力発電設備(216MW)におけるバイオマス専用ミルを用いたバイオマス混焼事例、及び新規バイオマス燃料として製造を開始した“UBEトレファイドペレット®”の概要について紹介する。

 1.当発電所のご紹介
 2.バイオマス事業の概要
 3.バイオマス専用ミルによるバイオマス(建設廃材)の混焼事例
 4.新規バイマス燃料(UBEトレファイドペレット®)の概要
 5.質疑応答・名刺交換
(中村 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。