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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120202   このセミナーの受付は終了しています

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★水質浄化(難分解性有機物・色度・微量有害化学物質)・大気浄化(VOC・溶剤回収・NOx・悪臭・ダイオキシン類)等の
 環境浄化材料や、リチウムイオン電池・電気二重層キャパシタ等の蓄電デバイス用材料として使用されている活性炭の
 最新動向を探る!!
★本セミナーでは、活性炭の開発動向から、特性を引き出す吸着操作のポイント、水質浄化・大気浄化への利用技術及び
 トラブル対策、又、コストダウンの決め手となる効率的な再生法、廃棄物を原料とした活性炭の開発に至るまで、斯界の
 最前線でご活躍中の田門博士に詳しく解説頂きます。

−最近の知見や技術を織り交ぜて解説する−
活性炭の技術開発動向
●講 師 京都大学 大学院 工学研究科
化学工学専攻 教授
工学博士
田門 肇 氏
●日 時 2012年 2月 2日(木) 10:10〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

活性炭の利用及び関連する装置(プラント含む)・製品・商品を扱っておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・設備管理のご担当の方。
吸着操作に興味がお有りの方々。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

・活性炭の作製と特性
・吸着の基礎
・吸着特性の評価と吸着操作のポイント
・活性炭の利用技術
・活性炭の効果的な再生技術
【講師の言葉】

活性炭は,排ガス中の希薄な溶剤蒸気,有害成分の回収・除去,炭化水素の分離,大気浄化,諸工業における液相精製,排水処理,浄水処理など多方面で用いられてきた。まず,活性炭の役割とニーズ,活性炭の種類と特性,用途に合った活性炭の選定,最近の開発動向を述べる。次に,吸着特性の評価,吸着操作のポイントとして,吸着相互作用,吸着平衡,吸着速度と拡散の考え方,破過特性を講述し,回分吸着,固定層,装置,移動層,流動層などの吸着操作のポイントを解説する。活性炭の利用技術として,水質浄化と大気浄化に分類して講述する。また,吸着材の効率的な再生とコスト低減策を述べる。さらに,廃棄物からの活性炭の製造と応用に関して紹介する。講演の最後には活性炭利用におけるトラブルシューティングに関する質問を受け付ける。
【プログラム】

T.活性炭の特性と最近の開発動向

 1.活性炭の役割とニーズ(環境浄化等)
 2.活性炭の種類と特性
  (1)粉末活性炭
  (2)粒状活性炭
  (3)繊維状活性炭
  (4)ハニカム状活性炭
  (5)その他の機能性活性炭
 3.用途に合った活性炭の選定
  (1)吸着特性の指標と支配因子
  (2)表面特性と細孔特性を考慮した選定
 4.最近の開発動向
  (1)活性炭開発の動き
  (2)活性炭設計の考え方
  (3)カーボンゲルの作製と応用
   〜メソ細孔性炭素、ナノ構造とモルフォロジー制御、
    リチウムイオン材料、電気二重層キャパシタ用材料〜


U.活性炭への吸着と吸着操作のポイント

 1.活性炭の吸着特性の評価
  (1)吸着相互作用
  (2)吸着平衡
  (3)吸着速度
  (4)破過特性
 2.活性炭の吸着操作のポイント
  (1)回分吸着装置
  (2)固定層吸着装置
  (3)流動層吸着装置
  (4)移動層吸着装置


V.活性炭の利用技術
 〜利用の留意点からトラブル対策まで〜


 1.水質浄化への利用法
  (1)活性炭の必要条件
  (2)浄水処理への利用
   @高度浄水処理 〜トリハロメタンと有機物の除去〜
   A生物活性炭
   B浄水器用活性炭 〜塩素除去〜
  (3)排水処理への利用
   @脱色、微量有害成分の除去のポイント
   A適切な活性炭の選定
   B活性炭層からの硫化水素の発生とその対策
 2.大気浄化への利用法
  (1)排ガス処理
   @ダイオキシン類除去
    〜ダイオキシン類吸着用活性炭とその除去プロセス〜
   AVOC(有機溶剤)除去
  (2)溶剤回収
  (3)悪臭除去
   〜冷蔵庫、トイレ、アメニティー空間等〜
 3.その他


W.活性炭の効率的な再生とコスト低減策

 1.活性炭の再生法の特徴と比較
  (1)減圧再生(PSA操作)
  (2)加熱再生(TSA操作)
  (3)水蒸気脱着
  (4)薬液再生(溶媒再生、酸・アルカリ再生)
  (5)生物再生
 2.再生による活性炭の変化と吸着効率低下の防止策
  (1)再生による活性炭の表面化学構造の変化
  (2)繰り返し再生の影響
  (3)吸着効率低下の防止策
 3.効率の良い再生によるコスト低減策


X.廃棄物を原料とした活性炭の製造と利用について
 〜吸着性能の向上と用途開発〜


 1.各種廃棄物を原料とした活性炭の製造法
 2.廃棄物を原料とした活性炭の利用法
  〜性能に応じた用途開発のポイント(液相吸着、気相吸着)〜


Y.質疑応答(適宜)

 〜活性炭利用におけるトラブルシューティングなど、
  お答えできる範囲で個別対応含め回答致します

−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2011. 2. 9 活性炭の技術開発動向
2010. 1.21 活性炭の技術開発動向
2008.12.11 活性炭の技術開発動向
2008. 1.17 活性炭の技術開発動向