<セミナー詳細>

セミナーコード:20221203   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、活性炭の特性を引き出す吸着操作・最適設計のポイント、最近の開発動向ならびに、
 各分野における利用技術、又、成型加工法、効率的な再生法、廃棄物を原料とした製造・応用などに
 ついて、田門氏、吉川氏、両講師より理論面から実際面に至るまで詳説頂きます。
★講師のご両名ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

活性炭の技術開発動向・最適設計・利用・再生技術
〜講師2名【京都大学 田門先生、吉川先生(元大阪ガス)】ご登壇〜
●講 師 京都大学 名誉教授
工学博士
田門 肇 氏   会 場 
●講 師 京都大学 産官学連携本部 特定教授
(元 大阪ガス(株) エネルギー技術研究所)
吉川正晃 氏   会 場 
●日 時 2022年 12月 16日(金) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

活性炭の利用及び関連する装置(プラント)・製品・商品を扱っておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・設備管理のご担当の方。
吸着操作に興味がお有りの方々。

10:00
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15:00
T.活性炭の技術開発動向

【習得知識】
活性炭の特性と選定
吸着の基礎
吸着特性の評価と吸着操作のポイント
活性炭の効果的な再生技術
活性炭の細孔構造制御法

【講師の言葉】
 活性炭は、排ガス中の希薄な溶剤蒸気、有害成分の回収・除去、炭化水素の分離、大気浄化、諸工業における液相精製、排水処理、浄水処理など多方面で用いられてきた。まず、活性炭の種類と特性、用途に合った活性炭の選定を述べる。 次に、吸着特性の評価、吸着操作のポイントとして、吸着相互作用、吸着平衡、吸着速度と拡散の考え方、破過特性を講述し、回分吸着、固定層吸着、流動層吸着、移動層吸着、圧力スウィング吸着のポイントを解説する。また、活性炭の効率的な再生に解説を加える。さらに、吸着材の開発動向を説明し、ゾル‐ゲル法によるカーボンゲルの作製と応用および廃棄物からの活性炭の作製と吸着特性に関して紹介する。

【プログラム】
 1.活性炭の特性と用途に合った選定
  (1)活性炭の種類と特性
   @粉末活性炭
   A粒状活性炭
   B繊維状活性炭
   Cハニカム状活性炭
   Dその他の機能性活性炭
  (2)用途に合った活性炭の選定
   @吸着特性の指標と支配因子
   A表面特性と細孔特性を考慮した選定
 2.活性炭への吸着と吸着操作のポイント
  (1)活性炭の吸着特性の評価
   @吸着相互作用
   A吸着平衡
   B吸着速度
   C破過特性
   D吸着平衡と吸着速度のどちらが重要なのか
  (2)活性炭吸着操作のポイント
   @回分吸着
   A固定層吸着
   B流動層吸着
   C移動層吸着
   D圧力スウィング吸着
 3.活性炭の効率的な再生
  (1)各種再生法の特徴
   @脱着操作(PSA,TSA,水蒸気脱着)
   A薬液再生(溶媒再生,酸・アルカリ再生)
   B加熱再生
   C生物再生
  (2)加熱再生
   @加熱再生の長所と短所
   A加熱再生の原理
  (3)溶媒再生
   @溶媒再生の原理
   A溶媒再生操作
   B種々の有機物を吸着した活性炭の溶媒再生
   C各種溶媒を用いた活性炭の再生
   D溶媒の選定
  (4)生物再生
   @活性炭における微生物の繁殖
   A生物活性炭とは
   B生物活性炭の機能
 4.研究開発事例
  (1)最近の開発動向
   @テーラーメイド吸着材設計手法
   A発表論文動向
   B吸着材開発の動き
  (2)ゾル‐ゲル法によるカーボンゲルの作製と応用
   @ゾル‐ゲル法によるカーボンゲルの合成
   Aカーボンゲルのナノ細孔構造制御
   Bカーボンクライオゲルのバルク形状制御
   Cカーボンクライオゲルの応用
    (電気二重層キャパシタ電極, リチウムイオン電池用負極材料)

  (3)廃棄物からのメソ細孔性活性炭の作製と応用
   @活性炭の新規製造法
   A各種固体廃棄物からの活性炭製造
   B作製活性炭の液相吸着特性
 5.質疑応答・名刺交換
(田門 氏)
 (※途中、お昼休みを50分程度取らせて頂きます。)
15:20
|
16:50
U.活性炭の最適設計と利用技術

【習得知識】
活性炭の種類と製造工程
繊維状活性炭の特徴
活性炭の成型加工法
新たな活性炭(炭素多孔質体)の開発動向
活性炭の構造と最適な利用分野
活性炭の新たな利用分野の動向

【講師の言葉】
 活性炭は、100年以上前に工業的な生産が開始され、現在も尚、各種工業プロセスや公共事業での水質・大気の浄化、家庭での快適環境作りなどの幅広い分野で利用されており、生活に欠かすことのできない材料と言える。 その市場動向は都市における経済活動や、エネルギー消費活動、さらには降水量などの気候条件と密接に関連している。また、最近になり健康被害が明らかになった環境中の微量物質の除去などの新しい利用分野にも優れた効果を発揮する。本セミナーでは、以上のような基礎的な話から最新の利用動向までを、実例を交えて紹介し、今後の活性炭技術開発に関わる研究者、技術者、利用者の方々の参考となれば幸いである。

【プログラム】
 1.活性炭の種類と製造工程
  (1)水蒸気賦活炭
  (2)薬剤賦活炭
 2.繊維状活性炭の特徴
 3.活性炭の成型加工法
  (1)ペーパー
  (2)フェルト・不織布
  (3)ハニカム
  (4)モールド
  (5)他材料との複合
 4.新たな活性炭(炭素多孔質体)の開発動向
   〜鋳型法によるメソポーラスカーボンなど
 5.活性炭の構造と最適な利用分野
  (1)粉末活性炭の利用分野
  (2)粒状活性炭の利用分野
  (3)繊維状活性炭の利用分野
 6.活性炭の新たな利用分野の動向
  (1)生活・環境分野
  (2)大気環境分野
  (3)微量物質除去
  (4)エネルギーデバイス分野
 7.質疑応答・名刺交換
(吉川 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。