<セミナー詳細>

セミナーコード:20230410   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、車載・大型も含めたリチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術開発ならびに各社の取組み、
 水中破砕による失活法などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術開発と取組み
〜講師5名(福岡県リサイクル総合研究事業化センター 中村崇先生、
JX金属、三菱マテリアル、DOWAエコシステム、京都大学 宇田哲也先生)ご登壇〜
●講 師 公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター
センター長
中村 崇 氏   会 場 
●講 師 JX金属株式会社
技術本部技術戦略部 電池材料・リサイクル事業推進室 室長
佐藤利秋 氏   会 場 
●講 師 三菱マテリアル株式会社
金属事業カンパニー 資源循環事業部
事業推進部 自動車リサイクル室 室長補佐
北口 誠 氏   会 場 
●講 師 DOWAエコシステム株式会社 環境技術研究所長 渡邊亮栄 氏   会 場 
●講 師 京都大学大学院 工学研究科 材料工学専攻 教授 宇田哲也 氏   会 場 
●日 時 2023年 4月 27日(木) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:00
T.脱炭素社会に向けたLiBリユースとリサイクル

 LiBについては、脱炭素社会を構築するための有意義なデバイスであるが、その重要性のためにリユースとリサイクルが義務付けられている製品と言える。リユースとリサイクルは短期間で見ると相反する経済性を示す。したがって、いかに社会全体でその点を解消するかが重要な課題と言える。 本講演は、そのあたりの難しさならびにどう対処していくべきかを簡単に示す。

 1.LiBのリユースとリサイクルの関係について
 2.サーキュラーエコノミーにおけるLiB循環のシステム
 3.LiBリユース技術
  (1)診断技術とトレーサビリティ
  (2)リユースビジネス例
 4.LiBリサイクル技術
  (1)ELVからのLiBの回収
  (2)合理的輸送の考え方
  (3)前処理とブラックマスの特性
 5.まとめ
 6.質疑応答・名刺交換
(中村 氏)
11:15
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12:15
U.JX金属LiBリサイクルPJについて

 2020年12月に公表された欧州電池規則案は2022年12月に欧州議会及び欧州理事会により暫定合意された。暫定合意では、案公表時よりもLi最低材料リカバリー水準が引き上げられたほか、正極活物質におけるCo、Ni、Liのリサイクル材料含有義務も引き上げられており、今後、世界のLiBリサイクル業界は本規則を指標に技術開発を進めることになる。 当社も、2022年4月に採択されたNEDOグリーンイノベーション(GI)基金(技術開発テーマ「無害化前処理技術並びに湿式処理による金属回収技術の高度化」等)、を活用し、アカデミアと連携しながら更なる技術開発を進めるとともに、車載用LiBサプライチェーンの各社との協業を通じて、使用済み車載用LiB大量廃棄時期到来に備えたクローズドループ・リサイクルシステムの構築を進め、日本の資源の確保と循環型社会の実現に貢献していく所存である。

 1.弊社概要
 2.使用済車載リチウムイオン電池リサイクルへの取り組み(水平リサイクル)
 3.リチウムイオン電池(LiB)とは
 4.弊社が目指す使用済車載LiBリサイクル(水平リサイクル)
 5.弊社LiBリサイクルPJ概要
 6.2022年以降の取り組み
 7.使用済車載LiB水平リサイクル実現に向けた課題
 8.質疑応答・名刺交換
(佐藤 氏)
13:20
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14:20
V.北九州地域での全体最適LIBリユース・リサイクル技術・システム実証について

 三菱マテリアルでは資源循環型社会への貢献を目標に、次世代自動車リサイクルの実現に向けた課題解決の一環として、令和2〜4年度に車載LIBリサイクルの実証事業に取り組んできた。 本実証事業は、三菱マテリアル株式会社、西日本オートリサイクル株式会社、日本磁力選鉱株式会社及び公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センターが車両からのLIBユニット取り出し、放電・解体、熱分解・破砕選別、Co、Niの湿式回収までの一貫処理実証を行いLIBリサイクル技術開発ならびに更なる課題の抽出を行ったものである。本講演ではその成果を紹介する。

 1.三菱マテリアルの資源循環への取り組みについて
 2.北九州地域での全体最適LIBリユース・リサイクル技術・システム実証について
  (1)LIBユニット取り出しの自動化装置・助力装置
  (2)LIBユニット劣化診断・放電・解体自動化
  (3)LIBモジュールの熱分解・破砕選別
  (4)ブラックマスからのCo、Niの湿式回収
  (5)環境影響改善効果、CO2排出量削減効果の評価
  (6)今後の技術開発
 3.質疑応答・名刺交換
(北口 氏)
14:35
|
15:35
W.DOWAエコシステムによる使用済リチウムイオン電池リサイクル
 〜安全かつ効率的なリサイクルへの取り組み〜


 LIB to LIBクローズドループリサイクルの実現には、リサイクラー単独ではなくサプライチェーン全体での取り組みが必要である。 他方、使用済LIBリサイクルの実務的な視点では、LIBが有する危険性や環境影響への対応が必要不可欠である。 使用済LIBの安全かつ効率的な資源循環に向けた弊社の取り組みについて紹介する。

 1.DOWAグループによる資源循環型ビジネスモデルのご紹介
 2.熱処理による使用済LIBの不活性化を通じた安全かつ効果的な資源回収
 3.ブラックマスの高品位化ならびに炭酸リチウム回収
 4.LIB to LIBクローズドループリサイクル高度化への取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(渡邊 氏)
15:50
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16:50
X.リチウムイオン電池の水中失活とリサイクル

 現在、国内では、焙焼もしくは高温プロセスによるLiBの失活が主流となっているが、過去には水中破砕による失活を実施した特許もあり、海外でもそのようなプロセスの検討が行われている。私たちがこれまでに行った水中破砕による失活法について安全性の観点から紹介する。
<質疑応答・名刺交換>
(宇田 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。