<セミナー詳細>

セミナーコード:20250812   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、午前にファインバブルの有機合成化学への応用を中心に、午後には、ウルトラファインバブルの
 特性と洗浄、吸着・脱着の促進、微粒子合成への活用方法、また効果を発揮するための留意点、応用事例など
 について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムT)のみ、午後(プログラムU・V)のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

ファインバブル(マイクロバブル、ウルトラファインバブル)の
基礎特性と応用技術・装置・事例
〜講師3名(静岡大学、名古屋大学、IFBテクノロジーズ)ご登壇〜
●講 師 国立大学法人 静岡大学
グリーン科学技術研究所 教授
間瀬暢之 氏
 会 場 
●講 師 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
大学院工学研究科 化学システム工学専攻 准教授
安田啓司 氏
 会 場 
●講 師 IFBテクノロジーズ株式会社 代表取締役 荒木和成 氏
 会 場 
  【会社紹介】
IFBテクノロジーズ株式会社は、2024年にIDEC株式会社ファインバブル事業部から
独立資本で別会社となったファインバブル技術専門の会社です。
●日 時 2025年 8月 29日(金) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

●受講料 ◆1日受講                 49,940円【1名につき】
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
 (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
◆午前のみ(プログラムT)受講    33,000円【1名につき】
◆午後のみ(プログラムU・V)受講  39,600円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:00
T.「気泡で変わる化学の世界」―ファインバブルが切り拓く有機合成の未来―

 ファインバブル(FB)とは、直径100 μm未満の微細な気泡の集合体であり、通常のミリメートルサイズの気泡とは異なる物理化学的性質を示します。現在では、直径1〜100 μmの「マイクロバブル(MB)」、1 μm未満の「ウルトラファインバブル(UFB)」という分類で統一されています。ファインバブル技術はこれまで、流体工学、環境、農業、水産、医療など多分野で活用されてきましたが、有機合成化学への応用は比較的新しい領域です。
 本セミナーでは、「なぜファインバブルが有機合成に有効なのか?」「どのような反応で実用化が見込まれるのか?」「研究室レベルから工業スケールへの展開は可能か?」といった問いに対して、静岡大学が開発を進めてきた気相を活用した多相系プロセスの取り組みを、最新のデータとともに紹介します。また、社会実装に向けた最近の技術的・連携的な動きについてもあわせてご紹介します。今回は対面開催もございますので、講演後には参加者との質疑や意見交換の時間も設けております。ぜひご参加ください。


 1.はじめに
 2.ファインバブルの基礎と有機合成用発生装置の概要
 3.ファインバブルを活用したアルコールの酸化反応
 4.ファインバブルの反応促進効果について
 5.ファインバブルを用いた接触水素化
 6.過酸化水素のその場合成と反応利用
 7.光酸化反応へのファインバブルの応用
 8.最近の研究成果と応用展開の可能性
 9.おわりに:今後の展望と社会実装に向けて
 10.質疑応答・名刺交換
(間瀬 氏)
13:00
|
15:00
U.ウルトラファインバブルの特性と活用方法

 直径:1 μm以下の微細気泡であるウルトラファインバブルについて、特性、発生器の種類、測定法についてわかりやすく解説します。ウルトラファインバブルは、水中で数か月以上安定であること、帯電性を制御できること、超音波によって効率的に発生・除去できること、エバポレータによって濃色できることなどから注目を集めています。
 活用については、洗浄、吸着・脱着の促進、微粒子合成の最新研究を紹介します。特に洗浄については高速道路SAのトイレでの使用例、微粒子の合成では薬品を使用しないウルトラファインバブルによる金属ナノ粒子の粒子径制御について紹介します。ウルトラファインバブルは低環境負荷、安全、クリーン、低コストな方法なので、持続可能な社会形成に向けて、今後の進展が大いに期待できます。


 1.はじめに
 2.ウルトラファインバブルの特性
  2.1 安定性
  2.2 気泡径、濃度、ゼータ電位
  2.3 濃縮と希釈
  2.4 表面張力、粘度、摩擦
 3.ウルトラファインバブルの発生機
  3.1 市販の発生機
  3.2 超音波による発生と除去
 4.ウルトラファインバブルの測定法
 5.洗浄
  5.1 無機塩の洗浄メカニズム
  5.2 無機塩の析出防止
 6.吸着、脱着の促進
 7.微粒子の合成
  7.1 金属ナノ粒子
  7.2 金属コアシェル型ナノ粒子
  7.3 中空粒子
 8.おわりに
 9.質疑応答・名刺交換
(安田 氏)
15:20
|
16:50
V.ウルトラファインバブル応用事例紹介

 ウルトラファインバブルはシャワーヘッドに代表される民生用応用製品から、農業・水産業や工業分野における応用事例まで幅広く利用されるようになった。シャワーヘッドのように溶存している気体を利用してウルトラファインバブルを発生させる場合と、工業用製品に使用されている生成装置のように外部から積極的に気体を取り入れる場合では、その生成方法や原理が異なっており、ウルトラファインバブルが効果を発揮する理由により、どのような生成方法が最適であるかを知る必要があることから、機器選定における注意事項をいくつか説明する。具体的に応用する際に特に重要になる点として、ウルトラファインバブルを使用してアプリケーションで効果を得るためには数密度だけではなく、溶存気体の種類や量、pHや電気伝導度等などにも着目する必要があり、生成性や経時的安定性にプラスに影響する要因とマイナスになる要因のバランスによってどのタイミングで生成する必要があるかといったことも効果を得るためには重要となる。
 また、ウルトラファインバブルを利用するにあたって必要不可欠な測定技術に関し、その原理を紹介し、測定結果の解析方法を解説するとともに、課題となるコンタミの混入に対する対処方法についても説明する。


 1.はじめに
 2.応用事例の紹介
 3.効果を発揮する理由
 4.生成方法の種別
 5.生成性や安定性に影響するファクター
 6.測定方法とデータの解析方法
 7.コンタミによる影響
 8.質疑応答・名刺交換
(荒木 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
  ご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
 ※PDF形式のファイルをご覧頂くための Adobe Reader は、アドビ システムズ社から無償提供されています。
                 Adobe Reader 最新版ダウンロードはこちらから
■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(セミナー)』をご一読下さいませ ■
■ 書籍・調査資料のご案内はこちらでございます ■