<セミナー詳細>

セミナーコード:20251014   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから


★本セミナーでは、10月17日に蓄熱(低中温向け蓄熱材・システム)の開発・適用動向を中心に、10月29日には高温蓄熱
 ・蓄エネルギー貯蔵に関する事業開発/技術動向などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★10月17日のみ、10月29日のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

〜2日間開催(各日受講も可能)、講師9名による充実のラインナップ〜
蓄熱技術(低中温向け蓄熱材・システム)の開発・適用動向と
高温蓄熱・蓄エネルギー貯蔵に関する事業開発/技術動向
●講 師 国立大学法人東京大学 大学院
理学系研究科 化学専攻 准教授
生井飛鳥 氏
 会 場 
●講 師 国立大学法人千葉大学 大学院
工学研究院 物質科学コース 准教授
劉 醇一 氏
 会 場 
●講 師 高砂熱学工業株式会社 大山孝政 氏
 会 場 
●講 師 株式会社IHI 大塚裕之 氏
 会 場 
●講 師 一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
カーボンニュートラル技術センター 主管研究員
岡崎 徹 氏
 会 場 
●講 師 東芝エネルギーシステムズ株式会社 松崎晃大 氏
 会 場 
●講 師 SS&A POWER CONSULTANCY GMBH 秋田栄司 氏
 会 場 
●講 師 FPR Energy Limited
(※直前に講演者が変更となる場合がございます。)
Dougal Adamson 氏
 会 場 
●講 師 住友重機械工業株式会社 秋元慎介 氏
 会 場 
●日 時 2025年 10月 17日(金) 10:00〜16:00
2025年 10月 29日(水)  9:45〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

●受講料 ◆2日間受講(10月17日と29日) 88,000円
  【1名につき(※受講者が10月17日 と 10月29日で異なる場合でも可)】
◆10月17日のみ受講        49,940円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)】
◆10月29日のみ受講        49,940円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)】
※上記全てテキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10月17日(金)
10:00
|
11:00
T.中低温未利用熱の有効活用に向けた長期蓄熱セラミックスの開発

 中低温排熱エネルギーを長期的に保存することができ、必要なタイミングで取り出すことのできる高性能潜熱・顕熱蓄熱材“長期蓄熱セラミックス”について、その詳細と開発の取り組みについて紹介する。

 1.研究背景
 2.長期蓄熱セラミックス ラムダ型五酸化三チタンの開発
 3.熱マネージメントへの応用展開に向けた開発の取り組み
 4.質疑応答・名刺交換
(生井飛鳥 氏)
11:20
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12:20
U.中低温未利用熱の有効利用を目的とした蓄熱材の開発と今後の展望

 CO2排出量の削減が求められる中で、化石燃料を使用しない新しい熱エネルギー供給技術の実用化が求められている。本講演では、当研究室で進めている中低温未利用熱の有効利用を目的とした蓄熱材の開発と今後の展望について紹介する。

 1.蓄熱技術の比較
  1.1 顕熱蓄熱
  1.2 潜熱蓄熱
  1.3 化学蓄熱
 2.中低温未利用熱の有効利用を目的とした蓄熱材の開発
  2.1 水酸化マグネシウム系化学蓄熱材
  2.2 糖アルコール系潜熱蓄熱材
 3.実用化に向けた課題
 4.まとめ
 5.質疑応答・名刺交換
(劉 醇一 氏)
13:40
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14:40
V.低温排熱を利用可能な吸着材蓄熱システムの開発と導入事例

 200℃未満の低温排熱はその排熱発生場所での利用用途が限定されることから大部分が未利用のまま捨てられている現状がある。当社は、その課題解決のため、排熱を空間的に異なる利用先までトラックなどで運搬するオフライン熱輸送システム「メガストック®」を開発した。本講演では、メガストック®の概要及び導入事例を紹介する。

 1.背景
 2.システムの概要
 3.システムの開発
 4.導入事例
 5.質疑応答・名刺交換
(大山孝政 氏)
15:00
|
16:00
W.未利用排熱の有効活用に向けた蓄熱技術の現場実証

 蓄熱装置は未利用となっている排熱をニーズに合った使いやすいものに変換する機能を持つ。この機能を活用するアイデアについて現場実証した。その成果の一端を紹介する。

 1.未利用熱の活用拡大に必要なことは?
 2.熱性状ミスマッチ解消に貢献できる蓄熱装置
 3.検証に利用した蓄熱装置
 4.蓄熱装置の利用例
  (1)排熱の自己再利用
  (2)他工場での排熱利用
 5.質疑応答・名刺交換
(大塚裕之 氏)
10月29日(水)
9:45
|
11:15
T.第七次エネ基にも登場
  :脱炭素社会に必須の蓄熱発電と国内外の開発動向・事業展望


 脱炭素社会に向かう中、米国DOEが電力系統の安定化に望ましい蓄エネルギー技術として、蓄熱発電を最有望と結論付けしました。第七次エネ基にも明記されています。脱炭素電源は、再生可能エネルギーか原発しかなく、どちらも需要に合わせた発電が難しい電源です。これに高温蓄熱を利用する蓄熱発電が適しています。日本では海外水素製造にも有効だと言われ始めています。実は日本のエネルギー需要の6割を占める熱需要にも脱炭素電源を利用して熱を供給できます。この蓄熱発電の現状と、各種応用について解説したいと思います。

 1.日本のエネルギー基本計画にも登場。蓄熱発電。
 2.蓄熱発電の概要と経済性
  (1)基本構成
  (2)簡単な経済性試算
  (3)JEPX利用の経済性試算
 3.世界の再エネの実態
  (1)蓄エネルギーが必須に
  (2)低下する再エネ発電コスト
 4.世界の開発プロジェクト
  (1)電力会社系プロジェクト
  (2)メーカ系プロジェクト
  (3)ベンチャー等の様々なプロジェクト
 5.蓄熱技術の概況 〜商用技術から、水素吸蔵合金応用まで
 6.電熱変換の重要性 〜実はキーテクノロジー
 7.質疑応答・名刺交換
(岡崎 徹 氏)
11:30
|
12:30
U.岩石蓄熱エネルギーマネジメントシステム技術の
  事業開発へ向けた取り組みについて


 カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの需給調整代として、大規模・大容量に適した蓄エネルギー技術の開発、社会実装が求められている。弊社では、蓄熱技術に着目し、偏在する岩石を蓄熱媒体として利用する、岩石蓄熱エネルギーマネジメントシステムの研究、開発を行ってきた。本講演では、岩石蓄熱技術の社会実装に向けた取り組みを紹介する。

 1.東芝 エネルギーソリューション事業ご紹介
 2.岩石蓄熱技術開発背景
 3.岩石蓄熱技術ビジネスモデル
 4.岩石蓄熱技術開発ロードマップ
 5.まとめ
 6.質疑応答・名刺交換
(松崎晃大 氏)
13:30
|
14:30
V.自然エネルギーを活用する蓄熱式蒸気発生システム

 自然エネルギー発電の普及に伴い、供給と需要のギャップが顕在化している。また需要側は電気エネルギーではなく熱エネルギーを求めるケースも多い。その様な状況下、E2S Power社は電気エネルギーを熱エネルギーに変換・蓄熱し、蒸気エネルギーの形で需要家に供給する、高効率で信頼性が高く経済性にも優れたシステムを開発した。テストプラントの運転実績を積み重ね、商用プラントの受注も始まっている。その詳細と最新状況を紹介する。

 1.E2S社とは
 2.E2S社の開発した蓄熱システムとその技術的及び経済的特長
 3.テストプラントでの実証
 4.商用化の状況
 5.質疑応答・名刺交換
(秋田栄司 氏)
14:45
|
15:45
W.汎用セラミック粒子を活用した集光型太陽熱および蓄熱技術開発

 熱エネルギーの脱炭素化はエネルギー多消費型の産業にとって喫緊の課題である。太陽熱エネルギーは有望なエネルギー源の一つであるが、従来の溶融塩を用いた集光型太陽熱システムはそのハンドリングの難しさから、産業用熱エネルギー源としては利用されてこなかった。これをハンドリング性、安全性が高く、価格も安い汎用セラミック粒子を用いたシステムに代替することで、産業用熱エネルギーの脱炭素化を促進することを目的としてスケールアップ開発を行っている。また、同じ技術を活用して電気加熱式蓄熱システム(E-TES)の開発にも取り組んでいる。本講演では、セラミック粒子を利用した集光型太陽熱および蓄熱技術の開発の歴史と現状・課題・展望について紹介する。

 1.太陽熱技術の変遷
 2.集光型太陽熱システムの構成要素
 3.従来型システムの課題
 4.セラミック粒子を活用した技術開発の歴史と課題
 5.1MW熱出力実証機の紹介
 6.FPR Energyの設立
 7.レシーバーの開発と課題
 8.Particle蒸気発生器の開発と課題
 9.E-TESの開発 と課題
 10.適用ケーススタディ
 11.将来展望
 12.まとめ
 13.質疑応答・名刺交換
(Dougal Adamson 氏)
16:00
|
17:00
X.液化空気エネルギー貯蔵(LAES)システム実証について

 1.背景
 再生可能エネルギー主電源化社会において、エネルギー貯蔵設備には次のような役割が期待される。まず、再エネ余剰電力の貯蔵・利用である。発電量が季節や時間帯により変動する太陽光・風力由来の電力を最大限に活用するため、需要を上回って発電される余剰電力を貯蔵し、電力需要の高まる時間帯に再度電力として電力系統へ送電するものである。次に、天候の変化や設備トラブル等により発生する予想外の需給ギャップに対する、電力供給側の調整力としての役割である。さらに、今後火力発電所の退出がより進んだ場合、これまで火力発電所が担っていた慣性力供与や電圧維持といった役割も期待されるだろう。実際に英国では、当社が出資する、独自でLAES技術を開発したHighview Enterprises社が推進する世界最大級の商用プロジェクトCarrington Projectが2024年にファイナンスクローズし、建設が開始された。同プロジェクトは50MW/300MWh規模のエネルギー貯蔵容量を有し、同期発電機を備えることで無効電力や慣性力を供与し、これまで火力発電所が担っていた系統安定化機能を代替している。その結果、再生可能エネルギーの最大活用と火力発電からのGHG排出削減を両立し、系統運営コストの低減にも寄与するモデルケースとして注目されている。

 2.LAESの概要
 2020年より当社が取り組む液化空気エネルギー貯蔵設備(Liquid Air Energy Storage(LAES))は、大気中の空気を取り込み圧縮・冷却により液化空気を製造・貯蔵し、必要な際にタービン発電機を駆動して電力を供出するエネルギー貯蔵設備である。 LAESは次に示す特長を有する。第一に、放電出力・継続時間の設計自由度が高い点である。回転機械と液化空気・熱貯蔵タンクの設計はそれぞれ独立して行われるため、放電出力・放電継続時間を自由に選定することができる。また、数十MWから100MWを超える大容量仕様に対応可能である。第二に、立地選定の制約が少ない点である。エネルギー貯蔵設備としては、揚水発電所や地下空間利用型CAESと比較して適地選定が容易であり、タンク等の設備輸送がしやすい立地であることが唯一の制約として挙げられるだろう。第三に、LAESは同期型発電機を持つため、一般的な火力発電所と同様に、電力系統の周波数や電圧の維持に貢献できる点である。英国Carrington Projectではフライホイールを発電機と組み合わせることによる慣性力の供出量増大も計画に含まれている。第四に、外部の温冷廃熱利用により初期コスト削減・充放電効率向上を見込める点である。併設する他設備からの冷・温廃熱を利用し、空気液化プロセスや放電プロセスをより効率的に行うことができる。

 3.LAESの商用化
 当社は現在、LAESの商用実証機の建設を進めている。設備容量として5MWの放電出力と4時間分の貯蔵能力を有し、外部冷熱としてのLNG冷熱を利用する世界初のLAESである。2025年の運開後、卸電力市場、需給調整市場、容量市場での取引を通じた、技術確立と運用ノウハウの習得を目指している。本実証機では、広島ガス株式会社殿とパートナーを組んだ。実証機は広島ガス株式会社殿の廿日市工場内に建設され、LNGの冷熱をLAESに取り込み、効率的な充放電運用を可能とする仕様とした。英国で進むCarrington Projectのように、無効電力や慣性力など系統安定化機能をも提供できることが示された今、当社も本実証機の成果を踏まえて国内外での商用展開を進めていく。

 4.質疑応答・名刺交換
(秋元慎介 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
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